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森の里ホームズのブログ

mRNAワクチンのリボソームフレームシフトにより望ましくない免疫応答が起こる

重要な研究発表がNatureに掲載されるようなので紹介します。

免疫学:mRNA医薬のオフターゲット効果の解明と回避
natureasia.com
2023年12月7日

https://www.natureasia.com/ja-jp/life-sci/research/14734

治療用mRNAに施された修飾(一部のワクチンに使用されている)によって望ましくない免疫応答が起こることがあるという知見を示し、今後のmRNAベースの治療法のためにこうしたオフターゲット効果の発現可能性を最小化する戦略を提案する論文が、今週、Natureに掲載される。

Anne Willisらは、N1-メチルシュードウリジンという修飾リボヌクレオチドをmRNAに導入すると、まれにリボソームフレームシフトが起こることがあり、これにより転写産物の読み枠がずれたり、タンパク質への翻訳が変わったりして、意図したタンパク質に加えて、それとは異なるタンパク質も産生されることを明らかにした。ただし、Willisらは、大部分のタンパク質が意図された通りに作られており、ワクチンによって必要な免疫応答が誘導されることも指摘している。Willisらは、このリボソームフレームシフトによってどのような影響が生じ得るかを評価するため、マウスを用いて重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)mRNAワクチンであるBNT162b2(ファイザー社/ビオンテック社製)に対する応答を調べて、作用標的以外の免疫応答に関連する変性タンパク質の存在を特定した。次に、Willisらは、BNT162b2を接種した被験者(21人)とアデノウイルスベクターワクチンChAdOx1 nCoV-19(アストラゼネカ製)を接種した被験者(20人)の免疫応答を比較した。その結果、意図しない免疫応答は、ChAdOx1 nCoV-19接種者よりもBNT162b2接種者の方が高かった。ただしWillisらは、このフレームシフトの産物が有害事象を引き起こすことを示す証拠は得られなかったと指摘している。

体外転写(IVT)mRNAは標的細胞にトランスフェクトされ、そこで組換えタンパク質に翻訳され、コードされたタンパク質の生物学的活性または免疫原性により、意図された治療効果が発揮される1,2。修飾リボヌクレオチドは、生得的な免疫原性を低下させるために、治療用IVT mRNAに一般的に組み込まれている3,4,5が、mRNAの翻訳フィデリティに対するその効果については十分に検討されていない。我々は、mRNAにN1-メチルシュードウリジンを組み込むと、in vitroで+1リボソームフレームシフトが起こること、また、ワクチン接種後、BNT162b2ワクチンmRNAの+1リボソームフレームシフト産物に対する細胞性免疫がマウスおよびヒトで生じることを明らかにした。観察された+1リボソームフレームシフトは、おそらくIVT mRNA翻訳中にN1-メチルシュードウリジンが誘発するリボソームの失速の結果であり、フレームシフトはリボソームの滑りやすい配列で起こる。しかし、このような滑りやすい配列を同義的に標的とすることで、フレームシフト産物の産生を減少させる効果的な戦略が得られることが示された。 全体として、これらのデータは、修飾されたリボヌクレオチドがmRNA翻訳の忠実性にどのような影響を与えるかについての理解を深めるものであり、ヒトにおけるmRNAベースのSARS-CoV-2ワクチンの誤翻訳による有害な結果は報告されていないが、これらのデータは、将来のmRNAベースの治療薬における標的外作用の可能性を強調し、配列の最適化の必要性を示している。

mRNAの修飾がリボソームのフレームシフトに影響を与える
 我々は、N1-メチルシュードウリジル化mRNAの翻訳が、in vitroおよび培養細胞において+1リボソームフレームシフトを引き起こすことを示したが、+1フレームシフトしたペプチド抗原に対するT細胞の反応には、他の誤翻訳事象(リーキースキャンニングなど)も関与している可能性が考えられる。我々は、IVT mRNAにはヌクレオチドの挿入や欠失がほとんどなく、これは1-メチルΨの組み込みによって変化しないことを示した。我々のデータは、+1リボソームフレームシフトが2つの特徴的なスリッページ配列で起こることを示している。したがって、Fluc+1FS mRNAの翻訳によって生じた約50kDaのマイナーバンドは、おそらくいくつかのフレームシフト現象の結果であると考えられる(図1e)。1-メチルΨを含むmRNAの翻訳では、アミノアシル-tRNA結合の変化により翻訳伸長が遅くなる。このことは、修飾されていないmRNAの翻訳で+1リボソームのフレームシフトが起こらない理由を示している。私たちのデータは、自然界に存在するmRNAの翻訳過程におけるリボソームフレームシフトに関するこれまでの観察結果からも支持される。

リボヌクレオチド修飾がmRNAの翻訳にどのような影響を与えるかについての基本的な理解を深める上で、また、有効性を低下させたり毒性を増大させたりする可能性のある誤翻訳現象を回避するために、将来mRNAに基づく治療薬を設計し最適化する上で、特に重要である。】

mRNAワクチンに含まれる偽装ウリジンによって、意図したスパイク蛋白質以外にも、様々な蛋白質のゴミがランダムに生成され、ゴミ蛋白質への無駄な免疫反応も起こされ、私たちの体が危険にさらされることが判明しています。ワクチンに最初から不純物として欠陥RNAが含まれているだけではなく、翻訳過程でもゴミ蛋白質が作られることも判明しています。いかに危険なワクチンかは想像できるかと思います。


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コメント一覧

morinosatoh
sakuranbo-doghotelさん、いつもありがとうございます。
「将来のmRNAベースの治療薬に施された修飾」の論文なので、Natureに採用されたのでしょうが、コロナワクチンに読み替えてみると危険性が良くわかります。製造方法の問題だけではなく、RNAの誤翻訳も恐ろしい結果を招きそうです。
sakuranbo-doghotel
Natureに掲載されるなら間違いないですね!
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