ビンキュリン(vinculin)のページを更新
- ビンキュリン(vinculin)は、アダプタータンパク質(adaptor protein)の1つで、細胞接着の接着装置を構成する細胞膜裏打ちタンパク質の1つである。インテグリン (integrin) が細胞骨格(cytoskeleton)のアクチンフィラメント に結合するのを仲介し、細胞接着・伸展を制御する。ビンキュリンファミリー(vinculin family)を形成している。
ビンキュリンは、細胞接着・伸展を制御する。ビンキュリン量が低下すると、ストレスファイバーが減り、接着斑形成が減少し、細胞は接着できず、細胞伸展もできない。
細胞内張力は、接着斑でのビンキュリンとテーリンの結合に影響する。また、接着結合(アドヘレンス・ジャンクション)でのビンキュリンとαカテニンの結合にも影響する。これらのことから、ビンキュリンは機械的力を化学的信号に変えるメカノトランスダクション(mechanotransduction)に関与していると考えられる。
<出典:Wikipedia>
⇒ 細胞どうしの結合