Kounis症候群:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。
1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries
その中で108項目目の「Kounis症候群(Kounis Syndrome)」の紹介です。
クーニス症候群(コーニス症候群)
急性冠症候群と、アレルギーや過敏症、アナフィラキシーやアナフィラキシー様傷害など、肥満細胞の活性化に関連する病態の併発。
Kounis症候群とは、アナフィラキシー反応に伴う冠攣縮や冠動脈の血栓形成で引き起こされる急性冠症候群を言います。1991年にKounisが、内皮機能障害または微小血管狭心症の症状を示す冠攣縮がアレルギー性急性心筋梗塞に進展する”アレルギー性狭心症症候群”を報告したのが最初です。
薬剤などに対するアレルギー反応や強い免疫反応によって引き起こされる急性冠症候群(心臓への血流低下に関連する胸痛などの症状)と定義されています。
アレルギー性の急性冠症候群(ACS)は、2つの要素からなる症候群です。
1つの要素は、過敏症、アレルギー、アナフィラキシーまたはアナフィラキシー様症状を引き起こす免疫介在性の反応、2つ目の要素は、ACSに見られる心臓の徴候・症状である。心臓の症状は、患者が呈する病変の種類によって異なる。ACSは、通常、胸が締め付けられるような痛みを伴い、典型的には首や左腕にも痛みが及び、しばしば顔面蒼白、発汗、嘔気、呼吸苦を伴います。検査時の心徴候には、四肢の冷え、徐脈、頻脈、低血圧、心肺停止の可能性、突然死も含まれます。
The concurrence of acute coronary syndromes with conditions associated with mast cell activation, such as allergies or hypersensitivity and anaphylactic or anaphylactoid insults that can involve other interrelated and interacting inflammatory cells behaving as a ‘ball of thread’.
Kounis syndrome type 1 induced by inactivated SARS-COV-2 vaccine:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34148772/
不活化SARS-COV-2ワクチンによって誘発されたKounis症候群1型:
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Kounis syndrome in a patient following AstraZeneca coronavirus disease 2019 vaccination: a case report
A. M. Farook and D. Priyankara
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10303281/
アストラゼネカCOVID-19ワクチン接種後にアナフィラキシーを発症し、その後アナフィラキシーに続発する急性冠症候群を発症した。
ype I Kounis syndrome induced by COVID-19 vaccination in China: a case report
Yubing Deng,
https://bmccardiovascdisord.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12872-023-03289-6
COVID-19ワクチンの3回目接種後に、全身性のそう痒症、息苦しさ、発作性の胸骨圧迫痛、呼吸困難を発症した43歳の女性について報告する。
SARS-CoV?-ワクチン接種によるKounis症候群の1例(A case of Kounis syndrome after SARS?CoV?2 vaccination)
十倉 知久
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jja2.12646
SARS-CoV-ワクチン「コミナティ筋注R」によるアナフィラキシー後に発症した急性心筋梗塞(Kounis syndrome)の1例を経験した。