難病(下垂体前葉機能低下症)に指定されてから、毎日恐怖感に襲われながら生きている。自己注射の
時間だ!私は先端恐怖症で、特に針の先端が見れない。採血されるのは何でもないけど、それを見るこ
とは絶対にできない。退院する前に2週間、看護師付き添いで練習した。その時の恐怖感と今と全く変
わらない!恐怖感は同じ。毎回テレビをつけて気を紛らし、何とか、何とか、打っている。合併症が沢山
あっても 『正しく薬を使えば、普通の人と同じ様に生きていく事が出来ます。』 と言われたけど、当ては
まらない人もいる。毎日、お腹の左右を交互につまみ、針を自分で刺す!治る病気なら未だしも、一生
続けなければならない。自己注射が普通に出来る様にならないと、ほかの事に関心を持てないから、困
る。旅番組をよく見るけど、行きたいと思っても宿泊先で一日6回の薬を飲む事を考えると、テレビで十分
だと今は、思ってしまう。この気持ち、自分が採血されている時にそれをじっと見ていられる人には、理
解出来ないと思う。私もこの気持ちになる様に無理をしないで努力して行こうと思っている。