月山
とき:2009年9月22日(火)
ばしょ:月山(1984m)
歩行時間:4時間30分
とき:2009年9月22日(火)
ばしょ:月山(1984m)
歩行時間:4時間30分
山形県中央部にある楯状火山。標高1984m。頂上に月山神社の社殿がある。湯殿山と共に出羽三山の一つ。くろうし山。
昨日とは一転して、朝から曇天。
早めに出ようと思ったら、車のエンジンがかからない。昨晩、室内灯をつけっぱなしにしたようで、バッッテリーがあがってしまったようだ。それで、チェックアウトしたばかりのホテルのフロントの人に助けを求めた。幸いなことに、ホテルマンの前は、自動車関係のお仕事だったという方がいて、自分の車とつないでくれて、半ば点検のようなこともしてくれて、バッテリー液の交換までは必要なさそうとのこと。念のために、バッテリーをつなぐプラグをお借りして、出発した。
早めに出ようと思ったら、車のエンジンがかからない。昨晩、室内灯をつけっぱなしにしたようで、バッッテリーがあがってしまったようだ。それで、チェックアウトしたばかりのホテルのフロントの人に助けを求めた。幸いなことに、ホテルマンの前は、自動車関係のお仕事だったという方がいて、自分の車とつないでくれて、半ば点検のようなこともしてくれて、バッテリー液の交換までは必要なさそうとのこと。念のために、バッテリーをつなぐプラグをお借りして、出発した。
『月山』へは、湯殿山側からロープウェーで登る方法もあるけれど、8合目の駐車場まで車で上がった。この道は、バスも通っているが、退避場所でなければ、すれ違えないようなところで、ヘアピンカーブも急カーブも多くて、運転手 くま は相当神経を使った模様。
駐車場に着いた頃には、雨が降り出してしまったので、最初から合羽を着て歩き出した。
登山口まで湿原の中を進む木道。夏ならば、きれいな花が見られるのだろう。今は、花もなく、雨も降っていて先を急ぎたい私らは、走るように通過。
登山口まで湿原の中を進む木道。夏ならば、きれいな花が見られるのだろう。今は、花もなく、雨も降っていて先を急ぎたい私らは、走るように通過。
登山道に入ってまもなく、視界が開けて高原の中を進む。あいにくの降ったりやんだりの天気で、あたりが霞んでいたが、それでも紅葉が美しい。昨日のように晴れていたときは、どんなにかと想像しながら歩いた。
1時間もかからずに、小屋に到着。その頃は、雨と風がはげしく、一旦小屋に入って一息ついてから、頂上へと向かった。
すごい風で体が揺らぐようだった。
頂上には、石垣で守られるように社があった。碑もたくさん立っていた、古くからの信仰の山の様相を呈していた。
頂上小屋はきれいな所で、湯殿山側から登ってきた人々もいて、思いのほかにぎわっていた。
ザックを下ろし、合羽もぬいで、大休憩。
たぬきそばが、体をほかほかにしてくれた。
頂上からは、なんにも見えず、下山。
すごい風で体が揺らぐようだった。
頂上には、石垣で守られるように社があった。碑もたくさん立っていた、古くからの信仰の山の様相を呈していた。
頂上小屋はきれいな所で、湯殿山側から登ってきた人々もいて、思いのほかにぎわっていた。
ザックを下ろし、合羽もぬいで、大休憩。
たぬきそばが、体をほかほかにしてくれた。
頂上からは、なんにも見えず、下山。
この天気が、長丁場の『鳥海山』のときでなくてよかった。
車に戻り、羽黒山に立ち寄る。ここに来れば、出羽三山に登頂したと同じご利益に預かれるとのこと。
それで、ここは観光地。お店の呼び込みの声が響く。派手に呼び込んでいる店は、なんとなく苦手なので、自然と静かな店の方に。
店頭の玉こんにゃくの鍋から湯気が立ち、いい香り♪
玉こんにゃくが三つ串にささって100円也を頂く。きのこ茶を出してくれた。とってもおいしかった。
もっと買っておけばよかったと後悔していた「だだちゃ豆おかき」も売っていたし、最近おみやげの定番となっているご当地手拭もあってよかった。
それで、ここは観光地。お店の呼び込みの声が響く。派手に呼び込んでいる店は、なんとなく苦手なので、自然と静かな店の方に。
店頭の玉こんにゃくの鍋から湯気が立ち、いい香り♪
玉こんにゃくが三つ串にささって100円也を頂く。きのこ茶を出してくれた。とってもおいしかった。
もっと買っておけばよかったと後悔していた「だだちゃ豆おかき」も売っていたし、最近おみやげの定番となっているご当地手拭もあってよかった。
この羽黒山には、長い石段を上る道がある。10月18日には、『石段マラソン』というのもあるそうだ。
帰ってきて聞いてみたら、母は、この石段の始まりのところにある五重塔がとても好きで、「日本で一番雄五重塔だと思う」そうだ。そちらにも行ってみればよかったかも。
帰ってきて聞いてみたら、母は、この石段の始まりのところにある五重塔がとても好きで、「日本で一番雄五重塔だと思う」そうだ。そちらにも行ってみればよかったかも。
この日の立ち寄り温泉は『くし引き温泉ゆ~らんど』
地元の人が大勢来ていた。
お風呂は二階になっていて、下の湯船はまっ茶色。上は透明。
上は階段で上がるためか、客層が若く、下はお年寄りばかり。社交場となっていて、山形言葉が飛び交っていた。
地元の人が大勢来ていた。
お風呂は二階になっていて、下の湯船はまっ茶色。上は透明。
上は階段で上がるためか、客層が若く、下はお年寄りばかり。社交場となっていて、山形言葉が飛び交っていた。
すっきりした後、「コーヒーでも飲みたいね」ということになり、友人が貸してくれた地元の店ばかりがのったガイドブックで見つけたのが、『海坂』
藤沢周平の小説に出てくる『海坂藩』が店の名になっている。店内には、藤沢周平の写真あり、本がずらりとならび、直筆のはがきも飾られていて、藤沢ファンなら必ず訪れたいようなところ。
メニューの飲み物にも、それぞれ小説に出てくる登場人物の名がつけられいる。藤沢作品をほとんど読んでいないので、『おふく 抹茶 季節の和菓子つき』は、『蝉しぐれ』と見当がつく程度だったが、もっと知っていれば感動もののメニューだと思う。
藤沢周平の小説に出てくる『海坂藩』が店の名になっている。店内には、藤沢周平の写真あり、本がずらりとならび、直筆のはがきも飾られていて、藤沢ファンなら必ず訪れたいようなところ。
メニューの飲み物にも、それぞれ小説に出てくる登場人物の名がつけられいる。藤沢作品をほとんど読んでいないので、『おふく 抹茶 季節の和菓子つき』は、『蝉しぐれ』と見当がつく程度だったが、もっと知っていれば感動もののメニューだと思う。
そして、庭が美しい。山道では疎ましかった雨も、和風の庭の苔の色を美しく見せてくれていた。
おいしいコーヒーと自家製のだだ茶豆ババロアを頂きながら、庭を眺め、カウンターで話す地元の方と藤沢ファンの男性の話に耳を傾け、
なんとも心の落ち着く至福のときを過ごした。
おいしいコーヒーと自家製のだだ茶豆ババロアを頂きながら、庭を眺め、カウンターで話す地元の方と藤沢ファンの男性の話に耳を傾け、
なんとも心の落ち着く至福のときを過ごした。
帰りがけにお店の奥さんと交わした話によると、ご主人はおととい月山に登ったとのこと。お天気がよくて、とってもきれいな紅葉が見られたそうだ。本当に綺麗だったということが語り口から伝わってきて、今日のかすみがかった景色が、頭の中で鮮やかになって見えたようだった。
丁寧なお見送りを受け『海坂』を出た。
丁寧なお見送りを受け『海坂』を出た。
日本百名山 34座目 登頂