山ぶろぐ

百名山完登をめざして 現在66座

燕岳

2011年04月02日 | 旅行

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8月3日(月)4日(火)燕岳(2763m)に登った。

 

以前から、登りたかった燕岳。アルプスの展望がすばらしいという前評判通り、最高の景色だった。
人気の高い燕山荘。心地よく楽しい山小屋だった。

 

槍ヶ岳は、ひょいと歩いていけそうに思えるくらい近くに、くっきりと。子槍も孫槍も見えた。夕暮れの槍も、朝焼けの槍も、尾根から見た槍も、堂々としてまさに王様だった。

 

1日目。7時台の「あずさ」で、立川から穂高へ。穂高駅には、初めて降りたが、木造で、「山登りにやってきました!」感を感じさせてくれる駅。
ここからは、タクシー。ものすごいかっとばし(ひやっ!)
かなり急な坂道だし、カーブ多いし、もちろんタクシーなのでマニュアル車でも、まったくもたつくことなく、予定通り、50分6800円で着いた。さすがプロ!

 

登山口から、いきなりのきつい登り。北アルプス三大急登だそうだ。
けれど、ちょうど30分ごとに、第1ベンチ・第2ベンチ・第3ベンチ・富士見ベンチと休憩場所があり、見通しをもって歩けるので、歩きやすかった。
合戦小屋では、名物すいかを食べた。歩いたあとのすいかのおいしいこと!

 

そして、たどり着いた燕山荘。3時間10分の行程だった。
チェックインして、荷物をおいて、サンルームに直行!
生ビールがうまい!ケーキとコーヒーもおいしい!
極上のひととき。

 

ごはんは、いいろいろなおかずがちょっとづつお皿にのっていて、おいしかった。杏仁豆腐のデザートもうれしい。
夕食後は、オーナーの赤沼さんのお話。燕岳周辺の四季のスライドを見せながら、山小屋の歴史・自然の美しさ・環境保護のことなど、とても楽しかった。ホルンの演奏つき。

 

3000m以上の山に登ったら、すぐに横にならないほうがいいらしい。1時間ぐらいは、起きていて高度に体を慣らすほうがよいそうだ。高所では、薬も酒もよく効くという。
小屋周辺は、コマクサの花畑があるのだが、持ち帰ったり、踏み込んだりの被害があるらしく、やむなくロープをはっているという。芽が出て、10年以上かかって、たくさんの花をつけるようになるコマクサ。
登山道ではないところを歩けば、そこから侵食が始まる。特に、冬は、雪の下でドライフラワーのように極限まで保水せずに寒さに耐えている草木。もろく、踏んだダメージは大きい。
年月をかけてできた自然も、破壊は一瞬だ。

 

翌日、燕岳山頂で迎えたご来光。雲海にぽかりと顔を出す太陽。暖かいオレンジ。
この瞬間は、何度見ても感動だ。
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山頂は、パノラマ。
槍・穂高。笠が岳。立山連峰・剣岳。後立山連峰・鹿島槍。八ヶ岳。富士山。南アルプス。
立ち去りがたい美しさだった。
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朝食後、大下りの頭まで、槍ヶ岳をずっと見ながら歩いた。だんだんと、いつも見ている穂高(上高地方面から見る)が見えてきた。
北穂高岳の小屋や大天井の小屋まで、よく見える。
しばらく、どっかり坐って、景色に酔いしれた。
いつまでも見ていたい気持ちをおさえて下山。

 

下りは、とてもきつかった。(その後2日間は筋肉痛で、まともに歩けなかった・・・)
中房温泉につき、
「有明荘」で温泉。ふう~。
生ビール。ふう~。
そば。つるっ。

 

また行きたい。
今度は、槍や、常念をめざしたい かな。


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