
今話の名セリフ:「冗談じゃない。あれは私達の大切な物なんだ!」(滝沢あすか)
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第12話「没収! アクアポットは校則違反!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
先日のサンドアート大会が大盛況だったことが、学校の新聞に取り上げられました。
気分が上がるまなつ。しかも、次にやってみたい事はもう考えているようです。それは・・・、

「部室を整理した時に見つけたの! スケボー部、良くない?」


普段可愛いさんごが、すごくカッコよく見える! こういうのもアリだと思いますね。
その一方で、みのりは、星眼鏡がダサく感じる・・・。前々作のハロウィン回といい、星眼鏡はネタアイテムになってますね。(笑)
その直後、風紀委員長の「角田 正美」が部室に。部室を調べに来ました。
検査の理由は、学校中に広まっている人魚騒ぎの真相を突き止めるためです。
「人魚・・・。」
『人魚?』
「ん? 人魚?」

そう、君だよ、ローラ。君のせいで、こんな騒ぎになってるんだからな。
っていうか、まなつの顔がすごい事に。危機的状況なのに、笑ってしまう・・・(笑)。こういうの大好きです。
~ Aパート ~
それから少しして、あすかが部室に。風紀委員達が人魚騒ぎについて調べるために、部室を調査した事を知ります。
ローラが見つかる事はなかったものの、突然大がかりに部室を調べたとなれば、大事です。あすかは、風紀委員室に向かいました。
「いきなり何だ! どういうつもりだ! まさか、うちの部室に人魚がいるとでもいうのか!?」
「いるんだけど・・・。」


「当然!」
『え・・・。』

「いる訳がないでしょう? 人魚なんて本当にいるはずがありません。」


「いるんだけど!」

ふんむくれているローラが可愛いなあ。けど、余計なツッコミは身を滅ぼしかねないから、程々にな?(笑)
トロピカる部だけでなく、他の部も調査を行っています。その結果、校則違反である物がこんなに。



「皆さんにより良い学校生活を送ってもらうために、私は心を鬼にして、この学校の風紀を取り締まっているのです!」

その後、まなつ達は帰宅。トロピカる部が抗議に来た事は何かやましい事があるのではないかと、正美は疑います。
そして、翌朝、風紀委員達は、まなつ達に持ち物検査を迫りました。
しばらくして、あすかは、生徒会室に。
トロピカる部への持ち物検査は生徒会長・百合子の指示ではないかと疑っていますが、そうではありません。正美が真面目に学校を良くしようと考えた結果、ああなっただけです。
「あなたが部活の事で、そんなに一生懸命になるなんてね・・・。」


同じ頃・・・、
「ねえ、聞いた?」
「ん?」

「学校までタクシーに乗せた女の人がね、いきなり消えてたって! で、座ってたシートがビッショリで・・・。」
「まさか、それって人魚!?」

「うん。それから1週間、運転手は寝込んだらしいの。人魚の呪いだよ!」
『ええ・・・。』

「深夜、音楽室からピアノの音が聞こえるって学校の七不思議・・・。あれ、人魚が弾いてるらしいよ!」


「理科室の人体模型が動くのも、人魚のしわざだって聞いたけど・・・。」

「人魚騒ぎ、大きくなってるよ!」
「風紀委員が調べているせいでね・・・。」
「なんかウワサに尾ひれがついてる気が・・・。」

「人魚だけに・・・。」

いや、黙ってないで、何か言って! 「みのりん先輩、面白い! サイコー!」とか「ごめん、何言ってるのかよく分からない・・・」とか色々あるでしょ! みのりのギャグキャラ度がどんどん進行していっている気がして、ご飯が進みます。(笑)
「まったく・・・。」

「サンドアート大会のウワサ、聞いた?」
「うん。柔道部の子が、海でおぼれている人魚を見たって!」


「おぼれるって・・・。」

「やはり、トロピカる部を何とかしないと、人魚騒ぎは大きくなる一方ね・・・。」
「ええ・・・。」

「はあ・・・。人魚なんかいる訳ないのに・・・。」

「だから、いるっての!」
「え?」


「どうしたんですか?」
「見て! あれ!」

「え・・・?」


だから、言っただろ? 余計なツッコミは身を滅ぼしかねないって。まったく、君の2倍以上は生きている私の意見を無視しやがって。(笑)
その後日、正美が人魚を目撃した事が学校新聞に取り上げられました。
しかも、間の悪い事に、風紀委員達が部室に入ろうとしていました。急いで準備をするまなつですが、まなつがスケートボードで転んでしまい、その拍子で、アクアポットがローラより遠い位置に。
その後、入室してきた正美がアクアポットを手に。なお、ローラとくるるんは、黒板の裏に隠れていたため、見つからずに済みました。

少しして、公園にエルダが。ゼンゼンヤラネーダを生み出します。

アクアポットは風紀委員達に持ってかれました。
すぐに、風紀委員室に行こうとするあすかですが、ゼンゼンヤラネーダが現れた事を目にします。
「行って! 私なら大丈夫。この私が見つかるなんてヘマをする訳ないでしょ!」

「でも、今、アクアポットがないんだよ?」
「だからこそ、みんなのやる気が取られる前に、アイツらを止めてきて!」

「うん!」

~ Bパート ~
そして、まなつ達は公園に到着。既に、公園にいる人達のやる気は吸い尽くされていました。
まなつ達は、プリキュアに変身します。
『はーっ!』
「ウワサも吹き飛ぶ!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』


その頃、ローラは、くるるんと一緒に、スケートボードを使って、アクアポットを取り返そうとしていました。
ですが、校内を見回っていた正美が、誰かがスケボーをしているのを発見。急いで注意しようとしますが、廊下は走らないという校則を厳守します。
しかし、すぐに、スケボーの上に人魚が乗っている事を発見。ローラは、その事に気付かず、風紀委員室に。
アクアポットを探している途中、ローラは、誰かが風紀委員室に入ってくる事に気付きます。
このままでは人魚の存在が知られてしまい、焦るローラ。ですが・・・、

「誰?」


「ど、どうも・・・。」


「人魚じゃない・・・。」

「人魚? 人魚なんて、いる訳ないでしょ・・・。」

「そ、そうよね・・・。ところで、どなた? なぜ、ここに?」
「え、えっと・・・。そう、風紀委員に入りたくて!」

直後、下校時間のアナウンスが。正美は、ローラの事を追求せず、部屋を出る事に、
直後、ローラはアクアポットを発見。何とかジャンプして手に取り、くるるんをポットの中に入れました。
何事もなく部屋を出れたローラでしたが、これで終わりとはいきませんでした。
「待って!」
「え?」
「そのスカートの丈。校則違反です!」


その後、ローラは逃げ出します。正美も後を追いかけますが、廊下を走ってはいけない都合上、2人の距離差は縮まらず。
そして、正美は行方を見失いました。ローラがアクアポットに退避したためです。
その頃、プリキュア達は、ゼンゼンヤラネーダと戦闘中。
ミックストロピカルで決着をつけたいところですが、人々のやる気が奪われた状態でやっつけても、やる気は返ってきません。ローラがやる気を取り返す必要があるため、今は耐えるしかありません。
少しして、ローラが現場到着。すぐに、奪われたやる気を取り戻しました。
という事で、ミックストロピカル。ゼンゼンヤラネーダをやっつけました。
その翌朝、またしても、まなつ達の前に風紀委員達が。人魚を見た事と、校則違反の制服を着た女子生徒が突然消えた事に関係があるんじゃないかと疑っています。
「その人魚とか、女子生徒だとか、私達が関係してるって証拠はあるの?」
「ありません・・・。ですが、昨日預かった水色の瓶がなくなりました・・・。あなた達のしわざですね?」

「ああ、確かに。返してもらったんだ。」
「ええ!?」

「堂々と言ってくれますね。校則その19により、風紀委員が没収します!」

「冗談じゃない。あれは私達の大切な物なんだ!」

「ですから、校則違反だと言ってるでしょ!」
「校則は問題ないはず。校則その33、部活動で使用する物は、顧問の許可を得て校内に持ち込んでも良い。」

つまり、アクアポットがトロピカル部で使う物なら、持ち込んでも問題ないという訳です。しかし、それでも、引き下がらない正美ですが・・・、
「委員長。ここのところ、委員会を頑張り過ぎてたから、疲れていたかもしれませんね。」

「そんな・・・。」
「行きましょう。風紀委員の遅刻は許されませんし。」



「スケボーに乗ったアザラシみたいなのが・・・。」

「そんなのいる訳ないですよ。」

「そうよね・・・。私、疲れてるのかも・・・。」
「やれやれだな・・・。」

「フッフ。」
「わあ! ローラ、いつの間に!」

「これなら、学校にいてもバレないわ!」

「待て。その制服はローラのじゃないだろ?」
「え?」
「そうね。ちゃんと風紀委員の部屋に返さないとね。」

「ええーっ! そんな!」


今回は、これで終了です。
次回:「ドタバタ校内放送! 響け、人魚の歌!」
昼休みの校内放送で流れた人魚の話題をきっかけに、まなつは、トロピカる部で校内放送に出演したいと申し出ました。
しかし、見学の日に急遽本番に参加する事に。その後も、ドタバタ続きで放送は大混乱。果たして、校内放送は成功するのか?
【まとめ】
あおぞら中学校に人魚がいるというウワサが広まった事により、トロピカる部にも風紀委員達の厳しい調査が入って、アクアポットが没収されましたが、ローラが学校の生徒だとごまかしてアクアポットを取り返し、それでも追及する風紀委員長を他の風紀員達がなだめ、人魚騒ぎは収まりました。
さて、今回は、風紀委員達に取り上げられたアクアポットを取り返す話。
ローラやくるるんのおうちのような場所であり、敵に奪われたやる気を取り戻すためのアイテムでもあると思うと、アクアポットを取られる事は一大事ですが、スケボーに乗っての校内移動、ローラの制服姿など、楽しい描写が目立ち、そこまで危機感はなかったように思いました。今作の元気で明るく楽しい作風が今話にも活かされたように感じますね。
そんな今話のポイントは「臨機応変」でしょうか。ローラと風紀委員長の「角田 正美」から、そう感じました。
ローラも正美も、あるものに強いこだわりを持ってはいますが、今話ではそれを貫いた事で逆に失敗しているように思います。一番大事な事は必ずしも物事の成功とはならず、時には、それを二番以下に位置付け、柔軟に対応する事が大切なんだと感じました。
まず、正美は校則が一番大事な事でしょう。校則を守らない事は、学校生活の乱れに繋がる訳であり、風紀委員はそれを防止する事が役目となると、校則に強いこだわりを持つのは当然の話。
ですが、今回は、それを貫いたがゆえに、2度もあった人魚騒ぎの真相を掴むチャンスを逃してしまいました。廊下を走ってはいけない。校則の基本中の基本ですが、それを守ったために、追う正美と追われるローラとの距離差が縮まらず、ローラが逃げる余裕を作ってしまい、結果、捕まえる事ができませんでした。
もし、人魚を捕まえる事を一番大事な事にし、校則を一時的に後回しにしていれば、余裕でローラを捕まえる事ができたでしょう。常に大事な事を後回しにする事で、今やるべき事が達成できる。そんな臨機応変性が時には必要だという良い教訓のように思いました。
一方、ローラは、自分が人魚だという事に強いこだわりを持っているでしょう。
今の人間だらけの世界には、人魚は唯一無二的な存在。ローラにとって、自分が人魚である事は大きな誇りであり、人魚の存在を否定されたり、人魚について悪いウワサが流れれば、ローラとしてはたまったものではないでしょう。
そのため、Aパートでは、人魚なんかいる訳がないと、正美がため息交じりに言っていた時は、ついツッコんでしまい、学校新聞に取り上げられたり、トロピカる部に風紀委員の厳しい調査が入ったりと、散々な目に。もし、あそこで抑えていれば、風紀委員の追及は緩み、物事は穏便に進んでいたかもしれないでしょう。
ですが、Bパートでは、人魚なんている訳がないと、否定する立場に。本当は、自分が人魚だと言いたかったところでしょうけど、上手く抑えたな、と思います。
Aパートみたく、人魚はいると言ってたら、正美と口論になりかねなかったでしょう。そして、下手をすれば、感情のあまり、自分が人魚だとバラしてしまい、捕まっていたと思います。
そうなると、ゼンゼンヤラネーダからやる気を取り返せず、ゼンゼンヤラネーダを倒せぬまま、いずれやられていたでしょう。そう思うと、あえてこだわりを捨てて、人魚はいないとごまかしたのは、ナイスプレーだったのかな、と思いますね。
とまあ、ここまで真面目に今話の事を語りましたが、制服姿のローラ、かなりイケてる! これが、今話の主感想ですね。
こう見ると、いつかどこかの回で人間化して、まなつ達と一緒に学校に通ってほしいと期待しちゃいますね。欲を言えば、プリキュアになってほしいもの。
ただ、人魚である事がローラにとって大きな誇りだと思うと、人間化するのはどうなのかなと、複雑に感じるところはありますね。果たして、ローラの今後はいかに!?
さて、次回は、校内放送に出演する話。
タイトルに「人魚の歌」とあるあたり、ローラの綺麗な歌声が披露されるのかも? 期待したいですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第12話「没収! アクアポットは校則違反!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
先日のサンドアート大会が大盛況だったことが、学校の新聞に取り上げられました。
気分が上がるまなつ。しかも、次にやってみたい事はもう考えているようです。それは・・・、

「部室を整理した時に見つけたの! スケボー部、良くない?」


普段可愛いさんごが、すごくカッコよく見える! こういうのもアリだと思いますね。
その一方で、みのりは、星眼鏡がダサく感じる・・・。前々作のハロウィン回といい、星眼鏡はネタアイテムになってますね。(笑)
その直後、風紀委員長の「角田 正美」が部室に。部室を調べに来ました。
検査の理由は、学校中に広まっている人魚騒ぎの真相を突き止めるためです。
「人魚・・・。」
『人魚?』
「ん? 人魚?」


そう、君だよ、ローラ。君のせいで、こんな騒ぎになってるんだからな。
っていうか、まなつの顔がすごい事に。危機的状況なのに、笑ってしまう・・・(笑)。こういうの大好きです。
~ Aパート ~
それから少しして、あすかが部室に。風紀委員達が人魚騒ぎについて調べるために、部室を調査した事を知ります。
ローラが見つかる事はなかったものの、突然大がかりに部室を調べたとなれば、大事です。あすかは、風紀委員室に向かいました。
「いきなり何だ! どういうつもりだ! まさか、うちの部室に人魚がいるとでもいうのか!?」
「いるんだけど・・・。」



「当然!」
『え・・・。』


「いる訳がないでしょう? 人魚なんて本当にいるはずがありません。」


「いるんだけど!」

ふんむくれているローラが可愛いなあ。けど、余計なツッコミは身を滅ぼしかねないから、程々にな?(笑)
トロピカる部だけでなく、他の部も調査を行っています。その結果、校則違反である物がこんなに。




「皆さんにより良い学校生活を送ってもらうために、私は心を鬼にして、この学校の風紀を取り締まっているのです!」

その後、まなつ達は帰宅。トロピカる部が抗議に来た事は何かやましい事があるのではないかと、正美は疑います。
そして、翌朝、風紀委員達は、まなつ達に持ち物検査を迫りました。
しばらくして、あすかは、生徒会室に。
トロピカる部への持ち物検査は生徒会長・百合子の指示ではないかと疑っていますが、そうではありません。正美が真面目に学校を良くしようと考えた結果、ああなっただけです。
「あなたが部活の事で、そんなに一生懸命になるなんてね・・・。」



同じ頃・・・、
「ねえ、聞いた?」
「ん?」

「学校までタクシーに乗せた女の人がね、いきなり消えてたって! で、座ってたシートがビッショリで・・・。」
「まさか、それって人魚!?」


「うん。それから1週間、運転手は寝込んだらしいの。人魚の呪いだよ!」
『ええ・・・。』


「深夜、音楽室からピアノの音が聞こえるって学校の七不思議・・・。あれ、人魚が弾いてるらしいよ!」


「理科室の人体模型が動くのも、人魚のしわざだって聞いたけど・・・。」

「人魚騒ぎ、大きくなってるよ!」
「風紀委員が調べているせいでね・・・。」
「なんかウワサに尾ひれがついてる気が・・・。」

「人魚だけに・・・。」


いや、黙ってないで、何か言って! 「みのりん先輩、面白い! サイコー!」とか「ごめん、何言ってるのかよく分からない・・・」とか色々あるでしょ! みのりのギャグキャラ度がどんどん進行していっている気がして、ご飯が進みます。(笑)
「まったく・・・。」

「サンドアート大会のウワサ、聞いた?」
「うん。柔道部の子が、海でおぼれている人魚を見たって!」


「おぼれるって・・・。」

「やはり、トロピカる部を何とかしないと、人魚騒ぎは大きくなる一方ね・・・。」
「ええ・・・。」

「はあ・・・。人魚なんかいる訳ないのに・・・。」

「だから、いるっての!」
「え?」




「どうしたんですか?」
「見て! あれ!」

「え・・・?」




だから、言っただろ? 余計なツッコミは身を滅ぼしかねないって。まったく、君の2倍以上は生きている私の意見を無視しやがって。(笑)
その後日、正美が人魚を目撃した事が学校新聞に取り上げられました。
しかも、間の悪い事に、風紀委員達が部室に入ろうとしていました。急いで準備をするまなつですが、まなつがスケートボードで転んでしまい、その拍子で、アクアポットがローラより遠い位置に。
その後、入室してきた正美がアクアポットを手に。なお、ローラとくるるんは、黒板の裏に隠れていたため、見つからずに済みました。

少しして、公園にエルダが。ゼンゼンヤラネーダを生み出します。

アクアポットは風紀委員達に持ってかれました。
すぐに、風紀委員室に行こうとするあすかですが、ゼンゼンヤラネーダが現れた事を目にします。
「行って! 私なら大丈夫。この私が見つかるなんてヘマをする訳ないでしょ!」


「でも、今、アクアポットがないんだよ?」
「だからこそ、みんなのやる気が取られる前に、アイツらを止めてきて!」


「うん!」

~ Bパート ~
そして、まなつ達は公園に到着。既に、公園にいる人達のやる気は吸い尽くされていました。
まなつ達は、プリキュアに変身します。
『はーっ!』
「ウワサも吹き飛ぶ!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』




その頃、ローラは、くるるんと一緒に、スケートボードを使って、アクアポットを取り返そうとしていました。
ですが、校内を見回っていた正美が、誰かがスケボーをしているのを発見。急いで注意しようとしますが、廊下は走らないという校則を厳守します。
しかし、すぐに、スケボーの上に人魚が乗っている事を発見。ローラは、その事に気付かず、風紀委員室に。
アクアポットを探している途中、ローラは、誰かが風紀委員室に入ってくる事に気付きます。
このままでは人魚の存在が知られてしまい、焦るローラ。ですが・・・、

「誰?」


「ど、どうも・・・。」



「人魚じゃない・・・。」

「人魚? 人魚なんて、いる訳ないでしょ・・・。」


「そ、そうよね・・・。ところで、どなた? なぜ、ここに?」
「え、えっと・・・。そう、風紀委員に入りたくて!」


直後、下校時間のアナウンスが。正美は、ローラの事を追求せず、部屋を出る事に、
直後、ローラはアクアポットを発見。何とかジャンプして手に取り、くるるんをポットの中に入れました。
何事もなく部屋を出れたローラでしたが、これで終わりとはいきませんでした。
「待って!」
「え?」
「そのスカートの丈。校則違反です!」


その後、ローラは逃げ出します。正美も後を追いかけますが、廊下を走ってはいけない都合上、2人の距離差は縮まらず。
そして、正美は行方を見失いました。ローラがアクアポットに退避したためです。
その頃、プリキュア達は、ゼンゼンヤラネーダと戦闘中。
ミックストロピカルで決着をつけたいところですが、人々のやる気が奪われた状態でやっつけても、やる気は返ってきません。ローラがやる気を取り返す必要があるため、今は耐えるしかありません。
少しして、ローラが現場到着。すぐに、奪われたやる気を取り戻しました。
という事で、ミックストロピカル。ゼンゼンヤラネーダをやっつけました。
その翌朝、またしても、まなつ達の前に風紀委員達が。人魚を見た事と、校則違反の制服を着た女子生徒が突然消えた事に関係があるんじゃないかと疑っています。
「その人魚とか、女子生徒だとか、私達が関係してるって証拠はあるの?」
「ありません・・・。ですが、昨日預かった水色の瓶がなくなりました・・・。あなた達のしわざですね?」


「ああ、確かに。返してもらったんだ。」
「ええ!?」

「堂々と言ってくれますね。校則その19により、風紀委員が没収します!」

「冗談じゃない。あれは私達の大切な物なんだ!」

「ですから、校則違反だと言ってるでしょ!」
「校則は問題ないはず。校則その33、部活動で使用する物は、顧問の許可を得て校内に持ち込んでも良い。」


つまり、アクアポットがトロピカル部で使う物なら、持ち込んでも問題ないという訳です。しかし、それでも、引き下がらない正美ですが・・・、
「委員長。ここのところ、委員会を頑張り過ぎてたから、疲れていたかもしれませんね。」

「そんな・・・。」
「行きましょう。風紀委員の遅刻は許されませんし。」




「スケボーに乗ったアザラシみたいなのが・・・。」

「そんなのいる訳ないですよ。」

「そうよね・・・。私、疲れてるのかも・・・。」
「やれやれだな・・・。」


「フッフ。」
「わあ! ローラ、いつの間に!」


「これなら、学校にいてもバレないわ!」

「待て。その制服はローラのじゃないだろ?」
「え?」
「そうね。ちゃんと風紀委員の部屋に返さないとね。」

「ええーっ! そんな!」


今回は、これで終了です。
次回:「ドタバタ校内放送! 響け、人魚の歌!」
昼休みの校内放送で流れた人魚の話題をきっかけに、まなつは、トロピカる部で校内放送に出演したいと申し出ました。
しかし、見学の日に急遽本番に参加する事に。その後も、ドタバタ続きで放送は大混乱。果たして、校内放送は成功するのか?
【まとめ】
あおぞら中学校に人魚がいるというウワサが広まった事により、トロピカる部にも風紀委員達の厳しい調査が入って、アクアポットが没収されましたが、ローラが学校の生徒だとごまかしてアクアポットを取り返し、それでも追及する風紀委員長を他の風紀員達がなだめ、人魚騒ぎは収まりました。
さて、今回は、風紀委員達に取り上げられたアクアポットを取り返す話。
ローラやくるるんのおうちのような場所であり、敵に奪われたやる気を取り戻すためのアイテムでもあると思うと、アクアポットを取られる事は一大事ですが、スケボーに乗っての校内移動、ローラの制服姿など、楽しい描写が目立ち、そこまで危機感はなかったように思いました。今作の元気で明るく楽しい作風が今話にも活かされたように感じますね。
そんな今話のポイントは「臨機応変」でしょうか。ローラと風紀委員長の「角田 正美」から、そう感じました。
ローラも正美も、あるものに強いこだわりを持ってはいますが、今話ではそれを貫いた事で逆に失敗しているように思います。一番大事な事は必ずしも物事の成功とはならず、時には、それを二番以下に位置付け、柔軟に対応する事が大切なんだと感じました。
まず、正美は校則が一番大事な事でしょう。校則を守らない事は、学校生活の乱れに繋がる訳であり、風紀委員はそれを防止する事が役目となると、校則に強いこだわりを持つのは当然の話。
ですが、今回は、それを貫いたがゆえに、2度もあった人魚騒ぎの真相を掴むチャンスを逃してしまいました。廊下を走ってはいけない。校則の基本中の基本ですが、それを守ったために、追う正美と追われるローラとの距離差が縮まらず、ローラが逃げる余裕を作ってしまい、結果、捕まえる事ができませんでした。
もし、人魚を捕まえる事を一番大事な事にし、校則を一時的に後回しにしていれば、余裕でローラを捕まえる事ができたでしょう。常に大事な事を後回しにする事で、今やるべき事が達成できる。そんな臨機応変性が時には必要だという良い教訓のように思いました。
一方、ローラは、自分が人魚だという事に強いこだわりを持っているでしょう。
今の人間だらけの世界には、人魚は唯一無二的な存在。ローラにとって、自分が人魚である事は大きな誇りであり、人魚の存在を否定されたり、人魚について悪いウワサが流れれば、ローラとしてはたまったものではないでしょう。
そのため、Aパートでは、人魚なんかいる訳がないと、正美がため息交じりに言っていた時は、ついツッコんでしまい、学校新聞に取り上げられたり、トロピカる部に風紀委員の厳しい調査が入ったりと、散々な目に。もし、あそこで抑えていれば、風紀委員の追及は緩み、物事は穏便に進んでいたかもしれないでしょう。
ですが、Bパートでは、人魚なんている訳がないと、否定する立場に。本当は、自分が人魚だと言いたかったところでしょうけど、上手く抑えたな、と思います。
Aパートみたく、人魚はいると言ってたら、正美と口論になりかねなかったでしょう。そして、下手をすれば、感情のあまり、自分が人魚だとバラしてしまい、捕まっていたと思います。
そうなると、ゼンゼンヤラネーダからやる気を取り返せず、ゼンゼンヤラネーダを倒せぬまま、いずれやられていたでしょう。そう思うと、あえてこだわりを捨てて、人魚はいないとごまかしたのは、ナイスプレーだったのかな、と思いますね。
とまあ、ここまで真面目に今話の事を語りましたが、制服姿のローラ、かなりイケてる! これが、今話の主感想ですね。
こう見ると、いつかどこかの回で人間化して、まなつ達と一緒に学校に通ってほしいと期待しちゃいますね。欲を言えば、プリキュアになってほしいもの。
ただ、人魚である事がローラにとって大きな誇りだと思うと、人間化するのはどうなのかなと、複雑に感じるところはありますね。果たして、ローラの今後はいかに!?
さて、次回は、校内放送に出演する話。
タイトルに「人魚の歌」とあるあたり、ローラの綺麗な歌声が披露されるのかも? 期待したいですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。