
今話の名セリフ:「私、みんなに胸を張って大好きって言えるもの見つかったよ! まだ、特技って言えないけど、それでも私は、プリチャンで歌ってるのが一番好き!」(桃山みらい)
「キラッとプリ☆チャン」第3話「アイドルソングつくってみた!」の感想です。
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
ある日、みらい、えも、りんかの3人は、プリチャンのトップ画面をどうするかを考えていました。
トップ画面とは、プリチャンを始めるといつも表示される、フォローや「いいね」がどれだけ集まったかが分かる画面。この画面が可愛く作られていれば、プリチャンをフォローしてくれる人は喜んでくれる上、配信を見てくれる人も増える可能性があります。
それならちゃんと作ろうと、えもは気合を入れますが、そうなると、チャンネル名を決める必要があります。それは、3人のグループ名みたいなもの。
すぐに、えもは、これだというものを思い付きました。
「あたし、『えもえもえもい えもえもチャンネル』がいいと思います!」
「ちょっと言いづらいかな・・・。」

ですよねー。せめて「えもっとえも☆チャン」とかにしてほしいかな。(笑)
「じゃあ、『えもちゃん りんかちゃん みらいちゃんの 一生けんめいやったので みんな ちゃんと いっぱい フォローしてくれると とってもうれしいな チャンネル』!」
「少し長いかな・・・。」

少しどころじゃねぇ・・・。どうせなら、「一生けんめい」の「イ」、ちゃんとの「チ」、フォローの「ロー」を取って、「イチローチャンネル」で良くね?(笑)
「じゃあ、『スペシャルスーパーウルトラミラクルえもえもゴージャスチャンネル』!」
「すごそうだけど、もっとこう、普通、平凡、一般的なチャンネルみたいな方が・・・。」

さっきよりも長い・・・。っていうか、「スーパー」とか「ウルトラ」とかゴテゴテつけた名前を聞いて、「ロマンシングサガ3」のアレを思い出してしまったのは、私だけだよな。ゲーム古いし。(笑)
「じゃあ・・・、『朝寝坊しちゃって ママにおこられて 学校に遅刻して お昼ごはんたべて 夕方は パフェを えもちゃんと食べに行って 家に帰って 晩ごはんたべて 夜9時には寝る チャンネル』?」
「もっと長くなってるじゃん!」


もっと長いというか、日記になってる・・・。っていうか、夜9時に寝るとかうらやましい・・・。私なんか、仕事の帰り途中だというのに・・・。(笑)
それから1時間程度経ちましたが、一向にチャンネル名が決まりません。とりあえず、休憩。
みらい達が食べているクッキーは、みらいの母が作ったもの。みらいの家は、スイーツ店を営んでおり、みらいの母はカリスマパティシエールだとか。
「っていうか、前から気になってたんだけど、このえもいのかそうでないのか微妙な絵って・・・、ひょっとして・・・。」

「うん! 私が描いた、キラッとしたみらキャラの『キラッCHU(キラッチュ)』!」

「みらキャラ?」
「うん! みらいが考えたキャラだから、みらキャラ!」

その後、えもは、このキラッCHUを、自分達のプリチャンのマスコットにしようと考えました。りんかとみらいも異論はなく、えもの提案が決まりました。
しかし、チャンネル名は決まらないままです。そんな時、めが姉ぇとユヅルがやって来ました。
「チャンネルの名前って、自分達の好きなものや、得意なものにちなんでつけている人も多いみたいよ!」
「その方が愛着も湧くし、どんな配信をしてるのかも分かりやすいしね!」

とはいえ、登録はいつでもできるのだから、じっくり考えてと、めが姉ぇは言います。
その後日、みらいは、チャンネル名を真剣に考えますが、自分には特技がないからと悩みます。
りんかは、みらいとえものプリチャンライブは素敵だったとフォローするものの、みらいは、歌う事は好きだけど、無我夢中でやっていただけで、特技とまでは思っていないようです。
少しして、りんかはみらいに、「フリースタイルポエミー」に挑戦してはどうかと言います。

後日、その会場に行ってみると・・・、


「ようこそ! 歌ってみた系プリチャンアイドルのバトルフィールドへ! さあ、ポエット達よ! 思う存分シャウトするがいい!」

ああ、「フリースタイル」って、そういう事か。確かに、レスリングには「フリースタイル」ってありますよね。っていうか、これ、女の子向けアニメで間違ってないよね?(笑)
りんかの考えていたものとは違い、ノリは独特ではありますが、これも、プリチャンアイドルの勉強の場ではあります。
曲とダンスだけが決まっている課題曲があり、それに、どんな歌詞をつけるのか、皆で競い合うのが「フリースタイルポエミー」。歌詞が選ばれて優勝すれば、課題曲は自分のものとなります。それだけに、出場者達は本気なのです。
りんかとえもは、みらいに、これに挑戦してキラッしたところを実感してみてはどうかと言います。みらいは、その挑戦を番組にしようと言われて少し戸惑ったものの、挑戦する事を決めました。
という事で、番組スタート。

「アイドル曲への歌詞の挑戦。みらいちゃんは、まず、色んな言葉を知るために、沢山の本を読んでみる事から始めてみました。」

「一夜一夜に人見頃・・・。富士山麓オウム鳴く・・・。」
「それ、読む本、間違ってなくない?」


ルート2とルート5の語呂ですな。っていうか、女の子向けアニメに数学ネタが来るとは思わなかったぜ。(笑)
他にも、駅前のミュージシャンと一緒に歌ったり、えもの指導の下でダンスしたりと、良い歌詞が作るために頑張ります。




翌日は、フリースタイルポエミーの見学。
「みんな、それぞれ個性的な歌詞ばっかりですごい・・・。私なんて、まだ1行もできてないのに・・・。」

「でも、どれもビビッとこないよ。この曲には、もっとキラッとした歌詞じゃないと、えもくない!」
「うん。私もそう思う。」

そこで、3人は、自分達のイメージを整理します。そんな中・・・、

「皆さん、ごきげんよう! 空前絶後のセレブリティ! 超絶怒涛のプリチャンアイドル!」

「そう、私こそは・・・、赤城・・・、あんなですわ!」

「いきなりの乱入でごめんなさい。盛り上がっているところには、とにかく参加しなくちゃ、トッププリチャンアイドルの名が廃るって言って・・・。」

なるほど。トッププリチャンアイドルって結構ヒマなんだな。トッププリチャンアイドルとはいえ、中学生なんだから、大人しく家で勉強したっていいのにねえ。(笑)
ステージに出るには一次審査に通らなければなりませんが、特別にあんなの出場が認められました。
「フリースタイルポエミーなら、お手のものでしてよ! キャビアにフォアグラ、毎日、食べちゃう!」

「フフッ。どうかしら? プリチャンアイドルとしての格の違いを思い知りまして?」


「って聞いてない!? 失礼ですわ! 失礼過ぎますわ!」
「アンタの話なんか聞かないよーだ!」

「キーッ! このヘンチクリンのアンポンタン! アンタのその髪についているバナナみたいな・・・、」
「時間切れです!」

そして、審査。カリスマっぷりは認められても、歌詞になってないと、失格を突き付けられました。

「おやおや・・・。残念だったね、あんな。」

セレブでも「ヘンチクリン」とか「アンポンタン」とかいう言葉使うんだ。まー、お下品な事。トップアイドルとしての格の違いは分からなかったけど、トップコメディアンとしての格の違いは思い知ったよ。(笑)
その夜、みらいは、自宅の風呂で、歌詞を考えていましたが、なかなか良いのが思い付きません。ですが・・・、
「楽しいな・・・。歌うのも大好きけど、歌詞を考えるのもすごく楽しい! 自分の歌詞で歌う事ができたら、最高だろうな・・・。」

「そのためには、みんなも楽しくなれるような素敵な歌詞にしなくちゃ!」

そこで、徹夜して考える事に。
とはいえ、歌詞なら、いつも歌ってると、妹のひかりは指摘します。まあ、適当に口ずさんでいるものですが。
「みらキャラだって適当だったんだし、適当なのは、お姉ちゃんの得意技じゃなかった?」

「ひーどーい! みらキャラは全部、一生懸命考えてるもん!」

「あたしは、ゆる~い感じのみらキャラ、嫌いじゃないよ。お休みー。」

バカにされたと感じたみらいは、今晩中に描き上げてやると気合を入れるものの、途中で寝てしまいます。
その夢の中では・・・、

「え? あれって、私が考えたみらキャラ達?」

「ターン・ツ・タタン・タルト・タタン!」
「マーカ・フシギ・マカロンロン!」


みらいは怖さを感じて目が覚めました。
起きたら、朝になっていました。もちろん、歌詞もできていません。
しかし・・・、

「ターン・ツ・タタン・・・。ハッ! これだ! これだよ!」


~ Bパート ~
みらいは歌詞が出来上がり、めが姉ぇによる一次審査が行われていました。
「あ、あの、めが姉ぇ・・・。みらいは本当に一生懸命やったんです! 小さい頃から歌が大好きで、ずっとあたしの練習に付き合ってくれたから、ダンスもバッチリです!」

「だから・・・、だから、みらいにこの曲を歌わせてあげて下さい! お願いします!」
「えもちゃん・・・。」

「さあ・・・、判定はいかに・・・?」

「残念だけど、私には、これに合格は出せないわ。」


「合格を決めるのは・・・、私ではないわ!」
『え?』


「課題曲を歌うのにふさわしいかどうか決めるのは・・・、プリチャンを見てくれる人達よ!」
『プリチャンを!?』


「そう! 実際にプリチャンライブで歌ってみて、さらに『いいね』が集まれば、その曲は、あなたのもの!」

ここまでの番組で「いいね」が集まっているため、いつも通り、プリチャンライブをする事が可能です。
「ま、また、ぶっつけ本番のライブ・・・。」

「でも、大丈夫! 想いを込めたこの歌詞と、大好きな友達の応援があるんだもん! きっと・・・。きっと、キラッと上手くいく!」

という事で、みらいはプリチャンライブに臨みます。

「みらいです!」

「今日のコーデは、ニューカラーのフラワーショップブルーカラーコーデ! ヘアアクセとシューズも、お花でいーっぱい!」

「さあ! 私のライブ、はっじまるよ!」

曲は「ワン・ツー・スウィーツ」。





「せーので、やってみた!」

「お花いーっぱい! ワクワク!」

「いっちょ上がり! 未来ときめくミリオンフラワー!」

「いらっしゃいませ!」



今回は、これで終わりではありません。
「あれは・・・、キラッとボタン! 運命の瞬間! キラッとチャンス、いっけー!」

プリチャンライブがさらに認められれば、「キラッとチャンス」というものが始まります。その後、さらにライブをする事ができ、見てくれている人達に、もっと素敵なプリチャンを届ける事ができます。
「わあ・・・、すごーい! わあ! キラキラのミラーボール!」


「キラッとコーデ、完成!」



「キラッとルーレット! 」

「いっけー! キラチケ!」

先程のライブでみらいが着ていたコーデは「キラッとコーデ」。
「キラッとチャンス」に成功すると、もらえるもの。プリチャンアイドルなら誰もが憧れる夢のコーデです。

また、課題曲も、みらいのものとなりました。
「私、みんなに胸を張って大好きって言えるもの見つかったよ! まだ、特技って言えないけど、それでも私は、プリチャンで歌ってるのが一番好き!」
「良かったね! みらい!」

「うん! 2人ともありがとう!」

ですが、チャンネル名は決まってないまま。
「あたし達の好きなものや得意なものって・・・。」

「私は・・・、歌う事。」
「私は、素敵なプリチャンを配信できるようになりたい。」
「あたしはダンスかな・・・、やっぱり・・・。」


「それぞれの『キラッと』あったね! 3人の『キラッと』が集まれば、自分の歌がもらえちゃうような事も起きるんだから! やっぱり、『キラッと』大事!」

「すごい事起こす『キラッと』か・・・。なんか、えもいね、それ!」

「ちょっと見えてきたかも! すごい事、奇跡みたいな事を起こす、3つの『キラッと』!」

「奇跡の『キラッと』・・・。ミラクルな『キラッと』・・・。」



「決まったね!」
「私達の名前!」
「せーの・・・。」
『ミラクルキラッツ!』


『私達、ミラクルキラッツ! これからよろしくね!』

今回は、これで終了です。
次回:「スイーツをアピールしてみた!」
みらいの家のスイーツショップ「パティスリーラペーシュ」に、えもとりんかが遊びにやって来ました。
しかし、店にはあまり客が入っていません。そんな現状を変えるため、週末に開催されるキラ宿スイーツフェスタで優勝し、それをプリチャンで配信しようと、みらい達は考えました。
ですが、会場には、あんな率いるプロパティシエ集団スイートアンナも。果たして、パティスリーラペーシュへの客入りは良くなるのか?
次回予告直後の提供画像
【まとめ】
みらいは、自分達のチャンネル名を考える中、プリチャンで歌うのが大好きだと感じるようになり、そして、チーム名は「ミラクルキラッツ」に決まりました。
という事で、今話のポイントは「楽しい事を誇りに!」でしょうか。
多くの人に認められたいとなると、周りに自慢にできるものがあると良いでしょう。趣味とか特技とか夢とか。
とはいえ、そういうのを考えてみると、そう簡単には思い付かないでしょう。自分にとっての特技と言っても、誰かにとっては易々とできて、せっかく自慢が霞んでしまう事だってあります。
自分にとっては自慢できるものでも、周りから見れば、大したものではないと思われるかもしれない。そう思うと、趣味とか特技を考えるのって、そう簡単な事ではないと思いますし、それを活かした歌詞とか番組を作るのも難しいでしょう。
だけど、楽しいと思う事はあるはずです。楽しいと思えば、その物事に対する習熟度や、色んな物事を考える意欲なども高まるでしょう。
となれば、その楽しいと思う事をひたすらやってみるのが良いのでしょうね。そうしていくうちに、楽しいと思う事に取り組む姿が、周りから輝いているように見られ、自慢できるもの、すなわち、趣味や特技へと発展していくのでしょう。
それに、楽しいと思う事に取り組む事には、そこまで気負わなくてもいい分、程よく力が抜けるもの。
人間って、変に力を入れ過ぎちゃうと、それが身体を硬化させて、良い結果が出にくくなっちゃうものなんですよね。ある程度力を抜いた方が良い事が多いと思われ、「適当に」とか「ゆる~く」とかいう考え方も時には大事なんでしょうね。
そのためには、周りから気に入られるとか、人に認められたいとか変に考え過ぎず、まずは、自分が楽しむ事。ある程度軌道に乗ってきて、余裕が出てきたら、周りを意識するのがちょうどいいのかもしれませんね。
今後も、みらい、えも、りんかはどんな「楽しい」を見せ、人気を上げていくのか、しっかり注目していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。
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「キラッとプリ☆チャン」第3話「アイドルソングつくってみた!」の感想です。

~ Aパート ~
ある日、みらい、えも、りんかの3人は、プリチャンのトップ画面をどうするかを考えていました。
トップ画面とは、プリチャンを始めるといつも表示される、フォローや「いいね」がどれだけ集まったかが分かる画面。この画面が可愛く作られていれば、プリチャンをフォローしてくれる人は喜んでくれる上、配信を見てくれる人も増える可能性があります。
それならちゃんと作ろうと、えもは気合を入れますが、そうなると、チャンネル名を決める必要があります。それは、3人のグループ名みたいなもの。
すぐに、えもは、これだというものを思い付きました。
「あたし、『えもえもえもい えもえもチャンネル』がいいと思います!」
「ちょっと言いづらいかな・・・。」


ですよねー。せめて「えもっとえも☆チャン」とかにしてほしいかな。(笑)
「じゃあ、『えもちゃん りんかちゃん みらいちゃんの 一生けんめいやったので みんな ちゃんと いっぱい フォローしてくれると とってもうれしいな チャンネル』!」
「少し長いかな・・・。」

少しどころじゃねぇ・・・。どうせなら、「一生けんめい」の「イ」、ちゃんとの「チ」、フォローの「ロー」を取って、「イチローチャンネル」で良くね?(笑)
「じゃあ、『スペシャルスーパーウルトラミラクルえもえもゴージャスチャンネル』!」
「すごそうだけど、もっとこう、普通、平凡、一般的なチャンネルみたいな方が・・・。」


さっきよりも長い・・・。っていうか、「スーパー」とか「ウルトラ」とかゴテゴテつけた名前を聞いて、「ロマンシングサガ3」のアレを思い出してしまったのは、私だけだよな。ゲーム古いし。(笑)
「じゃあ・・・、『朝寝坊しちゃって ママにおこられて 学校に遅刻して お昼ごはんたべて 夕方は パフェを えもちゃんと食べに行って 家に帰って 晩ごはんたべて 夜9時には寝る チャンネル』?」
「もっと長くなってるじゃん!」


もっと長いというか、日記になってる・・・。っていうか、夜9時に寝るとかうらやましい・・・。私なんか、仕事の帰り途中だというのに・・・。(笑)
それから1時間程度経ちましたが、一向にチャンネル名が決まりません。とりあえず、休憩。
みらい達が食べているクッキーは、みらいの母が作ったもの。みらいの家は、スイーツ店を営んでおり、みらいの母はカリスマパティシエールだとか。
「っていうか、前から気になってたんだけど、このえもいのかそうでないのか微妙な絵って・・・、ひょっとして・・・。」


「うん! 私が描いた、キラッとしたみらキャラの『キラッCHU(キラッチュ)』!」

「みらキャラ?」
「うん! みらいが考えたキャラだから、みらキャラ!」

その後、えもは、このキラッCHUを、自分達のプリチャンのマスコットにしようと考えました。りんかとみらいも異論はなく、えもの提案が決まりました。
しかし、チャンネル名は決まらないままです。そんな時、めが姉ぇとユヅルがやって来ました。
「チャンネルの名前って、自分達の好きなものや、得意なものにちなんでつけている人も多いみたいよ!」
「その方が愛着も湧くし、どんな配信をしてるのかも分かりやすいしね!」

とはいえ、登録はいつでもできるのだから、じっくり考えてと、めが姉ぇは言います。
その後日、みらいは、チャンネル名を真剣に考えますが、自分には特技がないからと悩みます。
りんかは、みらいとえものプリチャンライブは素敵だったとフォローするものの、みらいは、歌う事は好きだけど、無我夢中でやっていただけで、特技とまでは思っていないようです。
少しして、りんかはみらいに、「フリースタイルポエミー」に挑戦してはどうかと言います。

後日、その会場に行ってみると・・・、




「ようこそ! 歌ってみた系プリチャンアイドルのバトルフィールドへ! さあ、ポエット達よ! 思う存分シャウトするがいい!」

ああ、「フリースタイル」って、そういう事か。確かに、レスリングには「フリースタイル」ってありますよね。っていうか、これ、女の子向けアニメで間違ってないよね?(笑)
りんかの考えていたものとは違い、ノリは独特ではありますが、これも、プリチャンアイドルの勉強の場ではあります。
曲とダンスだけが決まっている課題曲があり、それに、どんな歌詞をつけるのか、皆で競い合うのが「フリースタイルポエミー」。歌詞が選ばれて優勝すれば、課題曲は自分のものとなります。それだけに、出場者達は本気なのです。
りんかとえもは、みらいに、これに挑戦してキラッしたところを実感してみてはどうかと言います。みらいは、その挑戦を番組にしようと言われて少し戸惑ったものの、挑戦する事を決めました。
という事で、番組スタート。

「アイドル曲への歌詞の挑戦。みらいちゃんは、まず、色んな言葉を知るために、沢山の本を読んでみる事から始めてみました。」

「一夜一夜に人見頃・・・。富士山麓オウム鳴く・・・。」
「それ、読む本、間違ってなくない?」


ルート2とルート5の語呂ですな。っていうか、女の子向けアニメに数学ネタが来るとは思わなかったぜ。(笑)
他にも、駅前のミュージシャンと一緒に歌ったり、えもの指導の下でダンスしたりと、良い歌詞が作るために頑張ります。








翌日は、フリースタイルポエミーの見学。
「みんな、それぞれ個性的な歌詞ばっかりですごい・・・。私なんて、まだ1行もできてないのに・・・。」

「でも、どれもビビッとこないよ。この曲には、もっとキラッとした歌詞じゃないと、えもくない!」
「うん。私もそう思う。」

そこで、3人は、自分達のイメージを整理します。そんな中・・・、


「皆さん、ごきげんよう! 空前絶後のセレブリティ! 超絶怒涛のプリチャンアイドル!」


「そう、私こそは・・・、赤城・・・、あんなですわ!」


「いきなりの乱入でごめんなさい。盛り上がっているところには、とにかく参加しなくちゃ、トッププリチャンアイドルの名が廃るって言って・・・。」

なるほど。トッププリチャンアイドルって結構ヒマなんだな。トッププリチャンアイドルとはいえ、中学生なんだから、大人しく家で勉強したっていいのにねえ。(笑)
ステージに出るには一次審査に通らなければなりませんが、特別にあんなの出場が認められました。
「フリースタイルポエミーなら、お手のものでしてよ! キャビアにフォアグラ、毎日、食べちゃう!」


「フフッ。どうかしら? プリチャンアイドルとしての格の違いを思い知りまして?」


「って聞いてない!? 失礼ですわ! 失礼過ぎますわ!」
「アンタの話なんか聞かないよーだ!」

「キーッ! このヘンチクリンのアンポンタン! アンタのその髪についているバナナみたいな・・・、」
「時間切れです!」


そして、審査。カリスマっぷりは認められても、歌詞になってないと、失格を突き付けられました。


「おやおや・・・。残念だったね、あんな。」

セレブでも「ヘンチクリン」とか「アンポンタン」とかいう言葉使うんだ。まー、お下品な事。トップアイドルとしての格の違いは分からなかったけど、トップコメディアンとしての格の違いは思い知ったよ。(笑)
その夜、みらいは、自宅の風呂で、歌詞を考えていましたが、なかなか良いのが思い付きません。ですが・・・、
「楽しいな・・・。歌うのも大好きけど、歌詞を考えるのもすごく楽しい! 自分の歌詞で歌う事ができたら、最高だろうな・・・。」

「そのためには、みんなも楽しくなれるような素敵な歌詞にしなくちゃ!」

そこで、徹夜して考える事に。
とはいえ、歌詞なら、いつも歌ってると、妹のひかりは指摘します。まあ、適当に口ずさんでいるものですが。
「みらキャラだって適当だったんだし、適当なのは、お姉ちゃんの得意技じゃなかった?」


「ひーどーい! みらキャラは全部、一生懸命考えてるもん!」

「あたしは、ゆる~い感じのみらキャラ、嫌いじゃないよ。お休みー。」

バカにされたと感じたみらいは、今晩中に描き上げてやると気合を入れるものの、途中で寝てしまいます。
その夢の中では・・・、

「え? あれって、私が考えたみらキャラ達?」


「ターン・ツ・タタン・タルト・タタン!」
「マーカ・フシギ・マカロンロン!」




みらいは怖さを感じて目が覚めました。
起きたら、朝になっていました。もちろん、歌詞もできていません。
しかし・・・、


「ターン・ツ・タタン・・・。ハッ! これだ! これだよ!」




~ Bパート ~
みらいは歌詞が出来上がり、めが姉ぇによる一次審査が行われていました。
「あ、あの、めが姉ぇ・・・。みらいは本当に一生懸命やったんです! 小さい頃から歌が大好きで、ずっとあたしの練習に付き合ってくれたから、ダンスもバッチリです!」

「だから・・・、だから、みらいにこの曲を歌わせてあげて下さい! お願いします!」
「えもちゃん・・・。」


「さあ・・・、判定はいかに・・・?」

「残念だけど、私には、これに合格は出せないわ。」



「合格を決めるのは・・・、私ではないわ!」
『え?』


「課題曲を歌うのにふさわしいかどうか決めるのは・・・、プリチャンを見てくれる人達よ!」
『プリチャンを!?』


「そう! 実際にプリチャンライブで歌ってみて、さらに『いいね』が集まれば、その曲は、あなたのもの!」

ここまでの番組で「いいね」が集まっているため、いつも通り、プリチャンライブをする事が可能です。
「ま、また、ぶっつけ本番のライブ・・・。」

「でも、大丈夫! 想いを込めたこの歌詞と、大好きな友達の応援があるんだもん! きっと・・・。きっと、キラッと上手くいく!」


という事で、みらいはプリチャンライブに臨みます。

「みらいです!」

「今日のコーデは、ニューカラーのフラワーショップブルーカラーコーデ! ヘアアクセとシューズも、お花でいーっぱい!」


「さあ! 私のライブ、はっじまるよ!」

曲は「ワン・ツー・スウィーツ」。









「せーので、やってみた!」


「お花いーっぱい! ワクワク!」


「いっちょ上がり! 未来ときめくミリオンフラワー!」


「いらっしゃいませ!」





今回は、これで終わりではありません。
「あれは・・・、キラッとボタン! 運命の瞬間! キラッとチャンス、いっけー!」


プリチャンライブがさらに認められれば、「キラッとチャンス」というものが始まります。その後、さらにライブをする事ができ、見てくれている人達に、もっと素敵なプリチャンを届ける事ができます。
「わあ・・・、すごーい! わあ! キラキラのミラーボール!」




「キラッとコーデ、完成!」




「キラッとルーレット! 」


「いっけー! キラチケ!」


先程のライブでみらいが着ていたコーデは「キラッとコーデ」。
「キラッとチャンス」に成功すると、もらえるもの。プリチャンアイドルなら誰もが憧れる夢のコーデです。

また、課題曲も、みらいのものとなりました。
「私、みんなに胸を張って大好きって言えるもの見つかったよ! まだ、特技って言えないけど、それでも私は、プリチャンで歌ってるのが一番好き!」
「良かったね! みらい!」

「うん! 2人ともありがとう!」

ですが、チャンネル名は決まってないまま。
「あたし達の好きなものや得意なものって・・・。」

「私は・・・、歌う事。」
「私は、素敵なプリチャンを配信できるようになりたい。」
「あたしはダンスかな・・・、やっぱり・・・。」



「それぞれの『キラッと』あったね! 3人の『キラッと』が集まれば、自分の歌がもらえちゃうような事も起きるんだから! やっぱり、『キラッと』大事!」


「すごい事起こす『キラッと』か・・・。なんか、えもいね、それ!」


「ちょっと見えてきたかも! すごい事、奇跡みたいな事を起こす、3つの『キラッと』!」

「奇跡の『キラッと』・・・。ミラクルな『キラッと』・・・。」




「決まったね!」
「私達の名前!」
「せーの・・・。」
『ミラクルキラッツ!』



『私達、ミラクルキラッツ! これからよろしくね!』


今回は、これで終了です。
次回:「スイーツをアピールしてみた!」
みらいの家のスイーツショップ「パティスリーラペーシュ」に、えもとりんかが遊びにやって来ました。
しかし、店にはあまり客が入っていません。そんな現状を変えるため、週末に開催されるキラ宿スイーツフェスタで優勝し、それをプリチャンで配信しようと、みらい達は考えました。
ですが、会場には、あんな率いるプロパティシエ集団スイートアンナも。果たして、パティスリーラペーシュへの客入りは良くなるのか?

【まとめ】
みらいは、自分達のチャンネル名を考える中、プリチャンで歌うのが大好きだと感じるようになり、そして、チーム名は「ミラクルキラッツ」に決まりました。
という事で、今話のポイントは「楽しい事を誇りに!」でしょうか。
多くの人に認められたいとなると、周りに自慢にできるものがあると良いでしょう。趣味とか特技とか夢とか。
とはいえ、そういうのを考えてみると、そう簡単には思い付かないでしょう。自分にとっての特技と言っても、誰かにとっては易々とできて、せっかく自慢が霞んでしまう事だってあります。
自分にとっては自慢できるものでも、周りから見れば、大したものではないと思われるかもしれない。そう思うと、趣味とか特技を考えるのって、そう簡単な事ではないと思いますし、それを活かした歌詞とか番組を作るのも難しいでしょう。
だけど、楽しいと思う事はあるはずです。楽しいと思えば、その物事に対する習熟度や、色んな物事を考える意欲なども高まるでしょう。
となれば、その楽しいと思う事をひたすらやってみるのが良いのでしょうね。そうしていくうちに、楽しいと思う事に取り組む姿が、周りから輝いているように見られ、自慢できるもの、すなわち、趣味や特技へと発展していくのでしょう。
それに、楽しいと思う事に取り組む事には、そこまで気負わなくてもいい分、程よく力が抜けるもの。
人間って、変に力を入れ過ぎちゃうと、それが身体を硬化させて、良い結果が出にくくなっちゃうものなんですよね。ある程度力を抜いた方が良い事が多いと思われ、「適当に」とか「ゆる~く」とかいう考え方も時には大事なんでしょうね。
そのためには、周りから気に入られるとか、人に認められたいとか変に考え過ぎず、まずは、自分が楽しむ事。ある程度軌道に乗ってきて、余裕が出てきたら、周りを意識するのがちょうどいいのかもしれませんね。
今後も、みらい、えも、りんかはどんな「楽しい」を見せ、人気を上げていくのか、しっかり注目していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。
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