今話の名セリフ:「でも不思議。1年前はみんな知らない同士だったのに、今は5人でこんな風に笑って、楽しく話してるなんて・・・。」(涼村さんご)
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第41話「会議だよ! トロピカる部、集合~!」の感想です。
~ Aパート ~
まなつ達は、トロピカ卒業フェスティバルで披露する演劇の内容について話し合う事になりました。
一方、あとまわしの魔女の館では・・・、
「という訳で、いいかげんそろそろ本気を出さないと、魔女様のご機嫌が大変な事になるので、かったりぃのはやまやまだが、作戦会議を始める!」
「えー・・・、めんどくさい・・・。」
「明日じゃ駄目なの・・・?」
「毎日それを言い続けて、そろそろ1年だからな・・・。なんか良い作戦はねーか?」
だったら、いっその事、魔女の配下をやめて、あおぞら市に住んだらどうよ? プリキュアに負け続けな上、こんな薄暗くてジメジメしてそうな場所に住み続けてるんじゃ良い作戦も出てこないと思うし、とてもお前らに明るい未来は見えないと思うな。
それだったら、魔女の元を離れて転職するなり遊び続けた方が効果的な気がするけど、どうかな? 魔女のご機嫌? それは、バトラーが毎日魔女と交b(以下略)して快楽を与え続ければ、どうとでもなるんじゃないですかね。(お前、その手のネタ、好きだな(笑))
『うーん・・・。』
「タイトル、なかなか決まらないね・・・。」
なんか昭和っぽく感じるタイトルばかりだと思ったのは私だけでしょうか。とりあえず、「夕焼けスケバン一家」は完全にボケ狙いでしょうね。しかも、あすかが考えたっぽい。今回も、ボケに定評のある先輩を演じてくれて、お疲れ様です。(笑)
「それじゃあ、タイトルは後回しにして・・・、」
「うん。後回しは良くないけど、どんな話にするかを考えよう!」
「やっぱり、本当にあった事を元にして物語を作るのがいいと思う。例えば、まなつとローラが出会った時は、どんな感じだった?」
「そういえば、みんなにきちんと話した事はなかったかもね・・・。」
「私達の出会いはね・・・。」
「あとまわしの魔女によって、壊滅寸前のグランオーシャン・・・。その時、1人の美しい人魚が立ち上がった・・・。」
「ローラ。次期女王候補のあなたにお願いがあります。グランオーシャンを救えるのはあなたしかいません。」
「分かりました、女王様! 私が人魚と人間の世界の懸け橋となりましょう!」
おい、ウソつくな。初回感想を見直したけど、人間と協力する事に嫌がってたぞ。しかも、女王になれるというエサがなけりゃ、人間の世界に行こうとしなかっただろ。
良い子のみんなは、こんなウソつき人魚のようにはならないでね! じゃないと、クリスマスプレゼントもらえなくなっちゃうから!(笑)
「へー、そんな感じだったんだ。」
「ほぼそんな感じよ。」
「ほぼ?」
「ちょっと話を盛ってないか?」
盛ってるどころか、ウソついてます。まなつ達は現場を目撃していない上、くるるんはしゃべれないのをいい事に、話を美化しやがって・・・。いつかバチ当たれ、と思わなくもないですね。(笑)
「それでどうなったの?」
「人間の世界へ向かう途中、海の中でリップを拾った美しい人魚は、やがて、その持ち主の少女と出会う。」
「そうそう! それが私!」
「あんな所に美しい人魚が! 運命の出会いだよ! トロピカってるー!」
「あれ? そんな感じだったっけ?」
「たぶんそんな感じよ。」
「美しい」とか「運命」とは言ってなかったが、だいだい合ってるな。まあ、幼少期の出来事を考えると、「運命」と言えなくもないですけどね。とりあえず、ローラがウソつきのまま今話が終わらなくて良かったです。(笑)
「それで、まなつが私にリップを塗ってくれて・・・。」
「どう? 勇気が湧いてこない? 『トロピカるぞー!』って感じで!」
「トロピカるって何?」
「あの時初めて、まなつの『トロピカる』って言葉を聞いたのよね・・・。」
「最初は、何それって思ったけど・・・。」
「そうだな。でも、良い言葉だと思うよ。『トロピカる』。」
「でしょ! でしょ!」
「素敵な出会いだったんだね・・・。」
「そのネタ使える・・・。」
「でも、その後、ヤラネーダが現れて・・・。」
「そうそう!」
「ローラがヤラネーダに捕まって、ピンチになって・・・。」
「そこにまた、まなつが現れたのよ。」
「あの時のまなつ、トロピカってたわね!」
「へへ! ローラを助けなくちゃって、夢中だったから!」
「何が大事かは自分で決める! 今一番大事な事は・・・。大事な事は!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「レッツメイク!」
「キャッチ!」
「チーク!」
「アイズ!」
「ヘアー!」
「リップ!」
「ドレス!」
「ときめく常夏! キュアサマー!」
「ハートルージュロッド!」
「プリキュア! おてんとサマーストライク!」
「ビクトリー!」
「思えば、あれが始まりだったんだよな・・・。」
「その後、次々と増えていったのよね、プリキュア・・・。」
「ホント、やんなっちゃう・・・。」
「とりあえず、これまでのアイツらとの戦いを振り返って、作戦を考えてみるか!」
「さんごは、どんな風にまなつ達に出会ったの?」
「私は、入学式の日に、まなつと同じクラスになったんだけど・・・。」
「よろしくね、夏海さん!」
「あー! 昨日コスメショップにいた!」
「実は、まなつとは、前の日、プリティホリックで会ってたんだよね!」
「そのネタ使える・・・。」
「それで、私が初めてローラと出会ったのは、水族館でみんなとはぐれて、迷っちゃって・・・。」
「人間?」
「人魚?」
「可愛い・・・。」
「え・・・。あら、何? 急に!」
「あ、ごめんなさい! あまり可愛かったので、つい・・・。」
「いいのよ! 私、可愛いから仕方ない事よ!」
「作り物ですか?」
「失礼ね! 本物よ!」
「ほん・・・、もの!?」
「最初は本当に人魚だなんて信じられなかった・・・。」
「確かに、水族館で初めて見たら、作り物って思うよな・・・。」
「歌に導かれて2人は出会う。そのネタも使える・・・。」
「でも、あの時のさんごは、自分の可愛いが信じられなかったのよね。」
「うん・・・。」
「私、まなつちゃんがうらやましい・・・。」
「え? 何が?」
「いつも自分が一番好きな事を迷わずにできるでしょ?」
「くーっだらない! 自分の可愛いが信じられなくて、どうするのよ!」
「まなつ! ローラ!」
「さんご!?」
「ん? 何だ、お前!」
「私は・・・、信じる・・・。」
「私は・・・、逃げない!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「チーク!」
「きらめく宝石! キュアコーラル!」
「私は私を信じる! だって、これが私の可愛いだから!」
「プリキュア! もこもこコーラルディフュージョン!」
「ビクトリー!」
「チョンギーレがやられっぱなしだから、とうとう私もやる気パワーを奪うのに駆り出されたのよね・・・。私、ドクターなのに・・・。」
「エルダなんて子供だよ・・・。」
「ま、どの道、みんな、アイツらに敵わなかった訳だけどな。」
『はー・・・。』
「あ! ここ!」
「どうしたの?」
「あすか先輩に助けてもらったの、ここだった!」
「そういえば、そうだったな・・・。」
「今、ワシの事をツルピカってるって言ったろ!」
「ええ!? 違います! 今ローラと話してて・・・。」
「あー!?」
「コイツ、ナメてますよ!」
「許せませんぜ!」
「待ちな!」
「何だ、お前!?」
「この子に何か用? 良ければ代わりに聞いてあげるけど?」
「関係ないヤツは引っ込んでやがれ!」
『引っ込こんでやがれ!』
「おどりゃー! 許さねー!」
「あの時のあすか先輩、カッコ良かった! 怖い人をバーンとぶっ飛ばして、『名乗るほどの者ではない。滝沢あすかだ』。」
「そのネタも使える。」
「使うのか!?」
思いっきり使えるでしょ。こんだけカッコ良いのに、財布を落として泣きべそかいた事があるとか、たまにボケに定評がある先輩になるとか、ギャップがあって良いネタになりまっせ!(笑)
「私は誰ともつるむつもりはない・・・。なんて、カッコつけちゃって!」
「でも、私達がピンチの時、助けに来てくれて!」
「あすか先輩、あの時もカッコ良かった!」
「人魚! その力、貸しな!」
「その気になったのね!」
「アンタのためじゃない! 私がこうしたいってだけだ!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「ヘアー!」
「はためく翼! キュアフラミンゴ!」
「ケジメ、つけさせてもらう!」
「プリキュア! ぶっとびフラミンゴスマッシュ!」
「ビクトリー!」
「みのりは、どんな風にローラと出会ったんだ?」
「私は博物館で。」
「そういえば今日から、世界のドラゴン展だった。」
「ドラゴン展はまた後でゆっくり見るとして・・・、」
「ここで、まなつ達と話している時に、みのりがやって来て、私は慌てて人魚像のフリしたのよね。」
「絶望した人魚姫に、魔女はこう言うの。再び人魚に戻りたければ、王子の命を奪いなさいって。」
「でも、愛する人の幸せのために、覚悟を決めた人魚姫は、海に飛び込み、泡となって消えてしまうの・・・。」
「はあ!? 人間のために消える!? 何それ!」
「え・・・。」
『ローラ・・・。』
「え!? ええーっ!?」
「あの時は、本当に驚いた・・・。でも・・・。」
「もっと自分を信じたらどうなの? 最初からできないなんて決めつけてないで、やってみなさいよ!」
「勇気を持って前に踏み出せば、何だってできる! その足は何のためについてるの?」
「私・・・、私・・・!」
「私、助ける! 彼女達を!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「アイズ!」
「きらめくフルーツ! キュアパパイア!」
「私も、みんなを、助けたい!」
「プリキュア! ぱんぱかパパイアショット!」
「ビクトリー!」
「ローラのおかげで、一歩踏み出せた・・・。」
「くるるん! くるるん!」
「くるるん、どうしたの?」
「分かってるって! くるるんとの出会いも忘れちゃ駄目だよね!」
「くるるん!」
「打ち上げられてたな。」
「打ち上げられてたわね。」
「打ち上げられてた。」
「打ち上げられてたよね・・・。」
「ネタとしては使えない・・・。」
「くるるん!」
「いや、無理・・・。」
揃いも揃って打ち上げられてたの一言で終われせられた上、ネタとして使えないと切り捨てられる始末。やっぱり、くるるん、不憫だよなあ・・・。もし、くるるんが美少女だったらワンチャンあったかもしれませんね。(笑)
「それじゃ、次はいよいよ、私の輝かしい変身について話す番ね!」
~ Bパート ~
「グランオーシャンの女王様は、人魚はプリキュアになれないって言ってたんだよな?」
「そう! だけど、私はプリキュアになれた。つまり、人魚の常識を打ち破ったって訳よ!」
「あの時、ローラ、魔女の屋敷にさらわれちゃって・・・。」
「なぜ私に逆らう? 人間にしてやろうというのに・・・。」
「人間にはなりたい・・・。でも、あなたの力は借りない!」
「私の願いは、私が叶える!」
「まなつ! まなつ!」
「フン。ほっときゃいいのに、無駄に頑張るから、そんな事になるんだよ。他のヤツらも無駄にやる気出してたみたいだから、結局全滅だ。」
「許さない・・・。」
「まなつを、みんなを、こんな目に遭わせて、絶対に許さない!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「ネイル!」
「ゆらめくオーシャン! キュアラメール!」
「プリキュア! くるくるラメールストリーム!」
「ビクトリー!」
「それにしても、アタシ達、ホント、よくやられたわよね・・・。」
「特に、あの技はすごかったって、バトラーが言ってた・・・。」
「ランドハートクルリング!」
『おめかしアップ!』
『エクセレントロピカルスタイル!』
『5つの力! 大地を照らせ!』
『プリキュア! ランドビートダイナミック!』
『ビクトリー!』
「ふっ・・・。しっかし、これだけやられてんだから、あの技をじっくり研究して・・・。」
「研究するの?」
「エルダ達が?」
「かったりぃ・・・。また今度でいいか・・・。」
おい。お前、明日じゃ駄目だと作戦会議を始めのに、ギブアップかよ。ちったあ、やる気出せ。
と言いたいところだけど、敵がこうダラダラしてたら、すぐに降参してくれて、まなつ達が簡単に最終決戦を制すると思いますので、このままでもいいか。そのままのお前らがいい。(笑)
「で、これをどうまとめるかだよな・・・。」
「そのままやっても駄目だから、舞台は中世ヨーロッパの海辺の小さな街にする。」
「ローラの役名は、ロザリア。どこか遠い国のプリンセスって事にして。」
「プリンセス! いいわね、私にピッタリ!」
「そして、修行に来た街で、私達と出会う。」
「私達はその世界では何をしてるんだろう?」
「はいはーい! 私は、街で一番トロピカってる女の子!」
「まなつは、まあ、そんな感じだな!」
「じゃあ、私は、お花屋さんとかやってみたいな!」
「いいね!」
「あすかは?」
「番長!」
「中世ヨーロッパにいるのか、番長!」
「順当にいけば、お城の衛兵か騎士かな。」
「おー! カッコいい!」
「みのりはどんな役にするの?」
「私は、港の倉庫に事務所を構える名探偵。」
「というのは仮の姿で、実は、封印されたパパイアの秘宝の記憶を失ったドラゴンの末裔で・・・。」
「いや、それはちょっと設定盛り過ぎだろ!」
ですよねー。まあ、ゴテゴテ性格を付けたがりたいお年頃なんだよ。察してあげて。(笑)
「じゃあ、最初のシーンは、プリンセスの私が、お忍びでやって来た街で初めて食べたメロンパンの美味しさに、感動のあまり、美しい涙を流すってのはどう?」
「じゃあじゃあ、私は、トロピカるを世界に広めるために旅をしている女の子って設定で、ローラの涙を見てトロピカルメロンパンを作ろうと思い立って!」
「私は、お花屋さんもいいけど、やっぱりコスメもいいな・・・。春の新作コスメのヒントをプリンセスからもらうとか!」
「私の役が剣士なら、カッコ良い剣劇のアクションを入れたいところだな!」
「だったら、だったら!」
「それを全部盛り込むと大長編。上映時間72時間・・・。」
3日分にもなるとか、またまたご冗談を。もしかして、みのりの活躍を大量に盛り込んだ結果、3日分になったとかないよね?(笑)
「でも不思議。1年前はみんな知らない同士だったのに、今は5人でこんな風に笑って、楽しく話してるなんて・・・。」
「うん。これは、そんなお話。」
「それが、私達の物語。最初はバラバラだった5人が、出会って仲良くなって、それぞれに大切なものを見つけるってお話・・・。」
「みんなが仲良しになるまでの物語って訳ね。」
「なんか感動的だな。」
「トロピカってるー!」
「みのり、まとまりそう?」
「うん。頭の中で物語が動き出した。あとは書くだけ。」
「そうだ、タイトルはどうしよう?」
「良いタイトル、思い付いた!」
「どんなタイトルだ?」
「聞きたい?」
「焦らしてないで、早く言いなさいよ!」
「私達の物語。題して、『トロピカる物語』!」
今回は、これで終了です。
次回:「襲撃! 最強のヤラネーダ!」
トロピカ卒業フェスティバルの準備が進み、トロピカる部も演劇の仕上げに取り掛かります。
そんな中、街の人達のやる気が奪われていきました。そして、最強のヤラネーダが姿を現し・・・。
【まとめ】
トロピカ卒業フェスティバルで披露する演劇の内容について話し合ったまなつ達は、これまでの出会いを振り返りながら、演劇に使えそうな部分をまとめていき、演劇のタイトルは「トロピカる物語」に決まりました。
という事で、今話は、メインキャラ達の初めての出会いなどを振り返る総集編的な回でした。
まなつ、ローラ、どちらかのメイン回だとばかり思っていましたので、ここでの総集編は意外でした。まあ、この2人はキャラが濃過ぎますし、あえて、ここでメイン回を設けるほどでもないって事なのかもしれませんね。
それに、ここで総集編を入れてきたのは、現在TVerで配信中の「冬のおさらい配信」を見てほしいという狙いでしょうか。
今回回想シーンで長く挿入されていた1話、3話、4話、5話、17話は、いずれも「冬のおさらい配信」の中に含まれています。そして、次回が終われば、次は2週間後となり、だいぶ間が空きます。
となると、新年明けてのめでたい雰囲気も相まって、メインキャラ達がどういう子だったか忘れてしまう女の子は少なくないでしょう。そこで、今話を見て、おさらい配信の初変身会を見直し、メインキャラ達の特徴や性格をしっかり覚えて、残り話数が少ない今作を十分に楽しんでほしいと促しているように思いますね。
ちなみに、「冬のおさらい配信」は、先述の5つの話の他、24話から最新話までが、来年1月8日午前9時まで配信されています。最終決戦が間近ゆえ、次回が終わったら、その次の話が待ちきれないと思う方が結構いそうな気がしますので、そういった場合には「冬のおさらい配信」で気を紛らわせると良いのかな、と思いますね。
そういえば、総集編といえば、前作にも似たような話があったのを思い出しますね。
今回は、敵キャラの方でも話を展開していたのが面白いところだったと思います。味方を平気で切り捨てる事がよくあった前作に対し、今作は、エルダが行方不明になったり、家出したりすれば、チョンギーレとヌメリーが本気で心配するほどの憎めないヤツら。これを使わない手はないですよね。
おかげさまで、ただの総集編とは思わせない良い味が出ていたように感じました。終盤になっても、ホント、アイツら、あのめんどくさがりなところは変わってねーな(笑)。でも、そこが良いですし、アイツらは救われてほしいな、と思いますね。
さて、次回は、今年の「プリキュア」の最後の話となります。
ですが、タイトルには「最強のヤラネーダ」とあり、今作の明るく楽しい作風とはうってかわって不穏なものになっています。最強のヤラネーダという事は、次回から最終決戦に突入するのでしょうか。
そのため、暗い感じで次回が終わりそうな気がしますが、それでも、今年最後の「プリキュア」。楽しんで視聴していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第41話「会議だよ! トロピカる部、集合~!」の感想です。
~ Aパート ~
まなつ達は、トロピカ卒業フェスティバルで披露する演劇の内容について話し合う事になりました。
一方、あとまわしの魔女の館では・・・、
「という訳で、いいかげんそろそろ本気を出さないと、魔女様のご機嫌が大変な事になるので、かったりぃのはやまやまだが、作戦会議を始める!」
「えー・・・、めんどくさい・・・。」
「明日じゃ駄目なの・・・?」
「毎日それを言い続けて、そろそろ1年だからな・・・。なんか良い作戦はねーか?」
だったら、いっその事、魔女の配下をやめて、あおぞら市に住んだらどうよ? プリキュアに負け続けな上、こんな薄暗くてジメジメしてそうな場所に住み続けてるんじゃ良い作戦も出てこないと思うし、とてもお前らに明るい未来は見えないと思うな。
それだったら、魔女の元を離れて転職するなり遊び続けた方が効果的な気がするけど、どうかな? 魔女のご機嫌? それは、バトラーが毎日魔女と交b(以下略)して快楽を与え続ければ、どうとでもなるんじゃないですかね。(お前、その手のネタ、好きだな(笑))
『うーん・・・。』
「タイトル、なかなか決まらないね・・・。」
なんか昭和っぽく感じるタイトルばかりだと思ったのは私だけでしょうか。とりあえず、「夕焼けスケバン一家」は完全にボケ狙いでしょうね。しかも、あすかが考えたっぽい。今回も、ボケに定評のある先輩を演じてくれて、お疲れ様です。(笑)
「それじゃあ、タイトルは後回しにして・・・、」
「うん。後回しは良くないけど、どんな話にするかを考えよう!」
「やっぱり、本当にあった事を元にして物語を作るのがいいと思う。例えば、まなつとローラが出会った時は、どんな感じだった?」
「そういえば、みんなにきちんと話した事はなかったかもね・・・。」
「私達の出会いはね・・・。」
「あとまわしの魔女によって、壊滅寸前のグランオーシャン・・・。その時、1人の美しい人魚が立ち上がった・・・。」
「ローラ。次期女王候補のあなたにお願いがあります。グランオーシャンを救えるのはあなたしかいません。」
「分かりました、女王様! 私が人魚と人間の世界の懸け橋となりましょう!」
おい、ウソつくな。初回感想を見直したけど、人間と協力する事に嫌がってたぞ。しかも、女王になれるというエサがなけりゃ、人間の世界に行こうとしなかっただろ。
良い子のみんなは、こんなウソつき人魚のようにはならないでね! じゃないと、クリスマスプレゼントもらえなくなっちゃうから!(笑)
「へー、そんな感じだったんだ。」
「ほぼそんな感じよ。」
「ほぼ?」
「ちょっと話を盛ってないか?」
盛ってるどころか、ウソついてます。まなつ達は現場を目撃していない上、くるるんはしゃべれないのをいい事に、話を美化しやがって・・・。いつかバチ当たれ、と思わなくもないですね。(笑)
「それでどうなったの?」
「人間の世界へ向かう途中、海の中でリップを拾った美しい人魚は、やがて、その持ち主の少女と出会う。」
「そうそう! それが私!」
「あんな所に美しい人魚が! 運命の出会いだよ! トロピカってるー!」
「あれ? そんな感じだったっけ?」
「たぶんそんな感じよ。」
「美しい」とか「運命」とは言ってなかったが、だいだい合ってるな。まあ、幼少期の出来事を考えると、「運命」と言えなくもないですけどね。とりあえず、ローラがウソつきのまま今話が終わらなくて良かったです。(笑)
「それで、まなつが私にリップを塗ってくれて・・・。」
「どう? 勇気が湧いてこない? 『トロピカるぞー!』って感じで!」
「トロピカるって何?」
「あの時初めて、まなつの『トロピカる』って言葉を聞いたのよね・・・。」
「最初は、何それって思ったけど・・・。」
「そうだな。でも、良い言葉だと思うよ。『トロピカる』。」
「でしょ! でしょ!」
「素敵な出会いだったんだね・・・。」
「そのネタ使える・・・。」
「でも、その後、ヤラネーダが現れて・・・。」
「そうそう!」
「ローラがヤラネーダに捕まって、ピンチになって・・・。」
「そこにまた、まなつが現れたのよ。」
「あの時のまなつ、トロピカってたわね!」
「へへ! ローラを助けなくちゃって、夢中だったから!」
「何が大事かは自分で決める! 今一番大事な事は・・・。大事な事は!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「レッツメイク!」
「キャッチ!」
「チーク!」
「アイズ!」
「ヘアー!」
「リップ!」
「ドレス!」
「ときめく常夏! キュアサマー!」
「ハートルージュロッド!」
「プリキュア! おてんとサマーストライク!」
「ビクトリー!」
「思えば、あれが始まりだったんだよな・・・。」
「その後、次々と増えていったのよね、プリキュア・・・。」
「ホント、やんなっちゃう・・・。」
「とりあえず、これまでのアイツらとの戦いを振り返って、作戦を考えてみるか!」
「さんごは、どんな風にまなつ達に出会ったの?」
「私は、入学式の日に、まなつと同じクラスになったんだけど・・・。」
「よろしくね、夏海さん!」
「あー! 昨日コスメショップにいた!」
「実は、まなつとは、前の日、プリティホリックで会ってたんだよね!」
「そのネタ使える・・・。」
「それで、私が初めてローラと出会ったのは、水族館でみんなとはぐれて、迷っちゃって・・・。」
「人間?」
「人魚?」
「可愛い・・・。」
「え・・・。あら、何? 急に!」
「あ、ごめんなさい! あまり可愛かったので、つい・・・。」
「いいのよ! 私、可愛いから仕方ない事よ!」
「作り物ですか?」
「失礼ね! 本物よ!」
「ほん・・・、もの!?」
「最初は本当に人魚だなんて信じられなかった・・・。」
「確かに、水族館で初めて見たら、作り物って思うよな・・・。」
「歌に導かれて2人は出会う。そのネタも使える・・・。」
「でも、あの時のさんごは、自分の可愛いが信じられなかったのよね。」
「うん・・・。」
「私、まなつちゃんがうらやましい・・・。」
「え? 何が?」
「いつも自分が一番好きな事を迷わずにできるでしょ?」
「くーっだらない! 自分の可愛いが信じられなくて、どうするのよ!」
「まなつ! ローラ!」
「さんご!?」
「ん? 何だ、お前!」
「私は・・・、信じる・・・。」
「私は・・・、逃げない!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「チーク!」
「きらめく宝石! キュアコーラル!」
「私は私を信じる! だって、これが私の可愛いだから!」
「プリキュア! もこもこコーラルディフュージョン!」
「ビクトリー!」
「チョンギーレがやられっぱなしだから、とうとう私もやる気パワーを奪うのに駆り出されたのよね・・・。私、ドクターなのに・・・。」
「エルダなんて子供だよ・・・。」
「ま、どの道、みんな、アイツらに敵わなかった訳だけどな。」
『はー・・・。』
「あ! ここ!」
「どうしたの?」
「あすか先輩に助けてもらったの、ここだった!」
「そういえば、そうだったな・・・。」
「今、ワシの事をツルピカってるって言ったろ!」
「ええ!? 違います! 今ローラと話してて・・・。」
「あー!?」
「コイツ、ナメてますよ!」
「許せませんぜ!」
「待ちな!」
「何だ、お前!?」
「この子に何か用? 良ければ代わりに聞いてあげるけど?」
「関係ないヤツは引っ込んでやがれ!」
『引っ込こんでやがれ!』
「おどりゃー! 許さねー!」
「あの時のあすか先輩、カッコ良かった! 怖い人をバーンとぶっ飛ばして、『名乗るほどの者ではない。滝沢あすかだ』。」
「そのネタも使える。」
「使うのか!?」
思いっきり使えるでしょ。こんだけカッコ良いのに、財布を落として泣きべそかいた事があるとか、たまにボケに定評がある先輩になるとか、ギャップがあって良いネタになりまっせ!(笑)
「私は誰ともつるむつもりはない・・・。なんて、カッコつけちゃって!」
「でも、私達がピンチの時、助けに来てくれて!」
「あすか先輩、あの時もカッコ良かった!」
「人魚! その力、貸しな!」
「その気になったのね!」
「アンタのためじゃない! 私がこうしたいってだけだ!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「ヘアー!」
「はためく翼! キュアフラミンゴ!」
「ケジメ、つけさせてもらう!」
「プリキュア! ぶっとびフラミンゴスマッシュ!」
「ビクトリー!」
「みのりは、どんな風にローラと出会ったんだ?」
「私は博物館で。」
「そういえば今日から、世界のドラゴン展だった。」
「ドラゴン展はまた後でゆっくり見るとして・・・、」
「ここで、まなつ達と話している時に、みのりがやって来て、私は慌てて人魚像のフリしたのよね。」
「絶望した人魚姫に、魔女はこう言うの。再び人魚に戻りたければ、王子の命を奪いなさいって。」
「でも、愛する人の幸せのために、覚悟を決めた人魚姫は、海に飛び込み、泡となって消えてしまうの・・・。」
「はあ!? 人間のために消える!? 何それ!」
「え・・・。」
『ローラ・・・。』
「え!? ええーっ!?」
「あの時は、本当に驚いた・・・。でも・・・。」
「もっと自分を信じたらどうなの? 最初からできないなんて決めつけてないで、やってみなさいよ!」
「勇気を持って前に踏み出せば、何だってできる! その足は何のためについてるの?」
「私・・・、私・・・!」
「私、助ける! 彼女達を!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「アイズ!」
「きらめくフルーツ! キュアパパイア!」
「私も、みんなを、助けたい!」
「プリキュア! ぱんぱかパパイアショット!」
「ビクトリー!」
「ローラのおかげで、一歩踏み出せた・・・。」
「くるるん! くるるん!」
「くるるん、どうしたの?」
「分かってるって! くるるんとの出会いも忘れちゃ駄目だよね!」
「くるるん!」
「打ち上げられてたな。」
「打ち上げられてたわね。」
「打ち上げられてた。」
「打ち上げられてたよね・・・。」
「ネタとしては使えない・・・。」
「くるるん!」
「いや、無理・・・。」
揃いも揃って打ち上げられてたの一言で終われせられた上、ネタとして使えないと切り捨てられる始末。やっぱり、くるるん、不憫だよなあ・・・。もし、くるるんが美少女だったらワンチャンあったかもしれませんね。(笑)
「それじゃ、次はいよいよ、私の輝かしい変身について話す番ね!」
~ Bパート ~
「グランオーシャンの女王様は、人魚はプリキュアになれないって言ってたんだよな?」
「そう! だけど、私はプリキュアになれた。つまり、人魚の常識を打ち破ったって訳よ!」
「あの時、ローラ、魔女の屋敷にさらわれちゃって・・・。」
「なぜ私に逆らう? 人間にしてやろうというのに・・・。」
「人間にはなりたい・・・。でも、あなたの力は借りない!」
「私の願いは、私が叶える!」
「まなつ! まなつ!」
「フン。ほっときゃいいのに、無駄に頑張るから、そんな事になるんだよ。他のヤツらも無駄にやる気出してたみたいだから、結局全滅だ。」
「許さない・・・。」
「まなつを、みんなを、こんな目に遭わせて、絶対に許さない!」
「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
「ネイル!」
「ゆらめくオーシャン! キュアラメール!」
「プリキュア! くるくるラメールストリーム!」
「ビクトリー!」
「それにしても、アタシ達、ホント、よくやられたわよね・・・。」
「特に、あの技はすごかったって、バトラーが言ってた・・・。」
「ランドハートクルリング!」
『おめかしアップ!』
『エクセレントロピカルスタイル!』
『5つの力! 大地を照らせ!』
『プリキュア! ランドビートダイナミック!』
『ビクトリー!』
「ふっ・・・。しっかし、これだけやられてんだから、あの技をじっくり研究して・・・。」
「研究するの?」
「エルダ達が?」
「かったりぃ・・・。また今度でいいか・・・。」
おい。お前、明日じゃ駄目だと作戦会議を始めのに、ギブアップかよ。ちったあ、やる気出せ。
と言いたいところだけど、敵がこうダラダラしてたら、すぐに降参してくれて、まなつ達が簡単に最終決戦を制すると思いますので、このままでもいいか。そのままのお前らがいい。(笑)
「で、これをどうまとめるかだよな・・・。」
「そのままやっても駄目だから、舞台は中世ヨーロッパの海辺の小さな街にする。」
「ローラの役名は、ロザリア。どこか遠い国のプリンセスって事にして。」
「プリンセス! いいわね、私にピッタリ!」
「そして、修行に来た街で、私達と出会う。」
「私達はその世界では何をしてるんだろう?」
「はいはーい! 私は、街で一番トロピカってる女の子!」
「まなつは、まあ、そんな感じだな!」
「じゃあ、私は、お花屋さんとかやってみたいな!」
「いいね!」
「あすかは?」
「番長!」
「中世ヨーロッパにいるのか、番長!」
「順当にいけば、お城の衛兵か騎士かな。」
「おー! カッコいい!」
「みのりはどんな役にするの?」
「私は、港の倉庫に事務所を構える名探偵。」
「というのは仮の姿で、実は、封印されたパパイアの秘宝の記憶を失ったドラゴンの末裔で・・・。」
「いや、それはちょっと設定盛り過ぎだろ!」
ですよねー。まあ、ゴテゴテ性格を付けたがりたいお年頃なんだよ。察してあげて。(笑)
「じゃあ、最初のシーンは、プリンセスの私が、お忍びでやって来た街で初めて食べたメロンパンの美味しさに、感動のあまり、美しい涙を流すってのはどう?」
「じゃあじゃあ、私は、トロピカるを世界に広めるために旅をしている女の子って設定で、ローラの涙を見てトロピカルメロンパンを作ろうと思い立って!」
「私は、お花屋さんもいいけど、やっぱりコスメもいいな・・・。春の新作コスメのヒントをプリンセスからもらうとか!」
「私の役が剣士なら、カッコ良い剣劇のアクションを入れたいところだな!」
「だったら、だったら!」
「それを全部盛り込むと大長編。上映時間72時間・・・。」
3日分にもなるとか、またまたご冗談を。もしかして、みのりの活躍を大量に盛り込んだ結果、3日分になったとかないよね?(笑)
「でも不思議。1年前はみんな知らない同士だったのに、今は5人でこんな風に笑って、楽しく話してるなんて・・・。」
「うん。これは、そんなお話。」
「それが、私達の物語。最初はバラバラだった5人が、出会って仲良くなって、それぞれに大切なものを見つけるってお話・・・。」
「みんなが仲良しになるまでの物語って訳ね。」
「なんか感動的だな。」
「トロピカってるー!」
「みのり、まとまりそう?」
「うん。頭の中で物語が動き出した。あとは書くだけ。」
「そうだ、タイトルはどうしよう?」
「良いタイトル、思い付いた!」
「どんなタイトルだ?」
「聞きたい?」
「焦らしてないで、早く言いなさいよ!」
「私達の物語。題して、『トロピカる物語』!」
今回は、これで終了です。
次回:「襲撃! 最強のヤラネーダ!」
トロピカ卒業フェスティバルの準備が進み、トロピカる部も演劇の仕上げに取り掛かります。
そんな中、街の人達のやる気が奪われていきました。そして、最強のヤラネーダが姿を現し・・・。
【まとめ】
トロピカ卒業フェスティバルで披露する演劇の内容について話し合ったまなつ達は、これまでの出会いを振り返りながら、演劇に使えそうな部分をまとめていき、演劇のタイトルは「トロピカる物語」に決まりました。
という事で、今話は、メインキャラ達の初めての出会いなどを振り返る総集編的な回でした。
まなつ、ローラ、どちらかのメイン回だとばかり思っていましたので、ここでの総集編は意外でした。まあ、この2人はキャラが濃過ぎますし、あえて、ここでメイン回を設けるほどでもないって事なのかもしれませんね。
それに、ここで総集編を入れてきたのは、現在TVerで配信中の「冬のおさらい配信」を見てほしいという狙いでしょうか。
今回回想シーンで長く挿入されていた1話、3話、4話、5話、17話は、いずれも「冬のおさらい配信」の中に含まれています。そして、次回が終われば、次は2週間後となり、だいぶ間が空きます。
となると、新年明けてのめでたい雰囲気も相まって、メインキャラ達がどういう子だったか忘れてしまう女の子は少なくないでしょう。そこで、今話を見て、おさらい配信の初変身会を見直し、メインキャラ達の特徴や性格をしっかり覚えて、残り話数が少ない今作を十分に楽しんでほしいと促しているように思いますね。
ちなみに、「冬のおさらい配信」は、先述の5つの話の他、24話から最新話までが、来年1月8日午前9時まで配信されています。最終決戦が間近ゆえ、次回が終わったら、その次の話が待ちきれないと思う方が結構いそうな気がしますので、そういった場合には「冬のおさらい配信」で気を紛らわせると良いのかな、と思いますね。
そういえば、総集編といえば、前作にも似たような話があったのを思い出しますね。
今回は、敵キャラの方でも話を展開していたのが面白いところだったと思います。味方を平気で切り捨てる事がよくあった前作に対し、今作は、エルダが行方不明になったり、家出したりすれば、チョンギーレとヌメリーが本気で心配するほどの憎めないヤツら。これを使わない手はないですよね。
おかげさまで、ただの総集編とは思わせない良い味が出ていたように感じました。終盤になっても、ホント、アイツら、あのめんどくさがりなところは変わってねーな(笑)。でも、そこが良いですし、アイツらは救われてほしいな、と思いますね。
さて、次回は、今年の「プリキュア」の最後の話となります。
ですが、タイトルには「最強のヤラネーダ」とあり、今作の明るく楽しい作風とはうってかわって不穏なものになっています。最強のヤラネーダという事は、次回から最終決戦に突入するのでしょうか。
そのため、暗い感じで次回が終わりそうな気がしますが、それでも、今年最後の「プリキュア」。楽しんで視聴していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。