「映画ヒーリングっど♡プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGo!Go!大変身!!」「映画トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ♡ダンスパーティ!」の感想です。ネタバレが嫌な人は、くれぐれも注意して下さい。
なお、TV本編感想と異なり、ストーリー解説部分の文字サイズは、私の感想も含めて通常サイズにしています(フォントサイズ3)。私の感想にアンダーラインを入れていませんので、あらかじめご了承下さい。
また、TV本編などで流れた劇場版告知映像のキャプチャー画像も載せています。映画は見ていないけど、ネタバレOKな方は、画像を見て臨場感を味わっていただければと思います。
では、ネタバレOKな方は、画面をどんどん下にスクロールして下さい。
1.ヒーリングっど♡プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGo!Go!大変身!!
今回の映画における本編的な立ち位置となります。
ある日、のどか達は、旅行で東京に来ていました。のどかの母・やすこも同伴。
今、東京では「ゆめアール」という、すごくワクワクするサービスがあります。この辺りも、ゆめアールの広告一色です。
「夢の街・東京へようこそ! 私は我修院サレナ。我が偉大なる発明品は、もうご存知かな?」
「ゆめペンダント。これを使えば、素敵な体験・ゆめアールが諸君を待っている。」
「さあ、早速参加してみてくれ。それでは、良い夢を・・・。」
そして、のどか達も、ゆめペンダントをもらって、システムにリンク。すると・・・、
「ゆめアール・・・。私達の心の中に思い描いた夢を現実の世界に映し出しているの・・・。」
ちなみに、ここにいる魚は触る事ができます。ここに出てきたものは、全部本物です。
その後、のどか達は服装チェンジ。
そして、のどか達は、やすこと別れて、自由行動をとりました。
ここで、オープニング。映像は、「ヒーリングっど」本編と同じですが、ビョーゲンズ幹部が出てくるところはカットされていました。本編が終わって、ビョーゲンズがいなくなったからですかね。
しばらくして、のどか達は、表参道のおしゃれなカフェでお茶をしていました。
すると、急にラテが走り出して、どこかに行ってしまいました。急いで探します。
ラテを見つけたのは、とても可愛くて優しそうな女の子。
ほっとしたのどかでしたが、女の子は突然、東京から離れるよう言ってきました。一体どういう事なのか?
その直後、ちゆ達と合流。のどかは、女の子の事を紹介しようとしますが、いなくなっていました。女の子はどこに?
夜になって、渋谷では、ゆめアールの特別ショーが始まりました。
ここには、ブンビーさんが映っていました! 良かった、出演を期待していて。さすが、我らがブンビーさん。大きな友達の需要をしっかり熟知しています。(笑)
また、今作の芸能人枠である藤田ニコルと生見愛瑠も、ここで登場しました。
中央左が藤田ニコル、中央右が生見愛瑠。
ステージに登場したのは、昼間会った女の子。彼女の名前は「カグヤ」。「ゆめアールプリンセス」と呼ばれている人気モデルです。
また、カグヤの母親はサレナです。
カグヤの力で皆の夢を、空に浮かぶ「奇跡の花」へと送りました。この花が咲くと夢が叶うそうです。
その時、会場に「エゴエゴ」という怪物が現れて、大暴れし始めました。のどか達はプリキュアに変身。
相手は動きが早く、一筋縄ではいきません。とはいえ、相手は1体に対し、こちらは4人と、数の上では有利。
・・・と思いきや、エゴエゴは10体に分身。分身する時の動きは、エグザイルならぬ「エゴザイル」ってやつですかね。(笑)
一転して不利に陥るグレース達。しかし、そんな時・・・、
「プリキュア5」の6人が登場。10人で力を合わせて、エゴエゴのコピーに立ち向かい、すべて倒しました。
直後、エゴエゴは大慌てで逃げ出しました。
ですが、ここは、ココとナッツが先回り。そこをグレース達がファイナルヒーリングっど♡シャワー。エゴエゴに捕えられたダンサーの夢を解放しました。
しかし、エゴエゴまでは浄化できず、逃げ出してしまいました。それをドリーム達が追います。どうにかしたら、後で連絡するとの事ですが。
その後、のどか達は、カグヤと再会しました。カグヤは、エゴエゴについて説明します。
エゴエゴは、サレナが研究の手伝いをさせるためにビョーゲンズから作り出したもの。しかし、少し前に研究所から脱走したそうです。
誰もが心の中に持っている夢の生まれる場所。それが、夢のつぼみ。
エゴエゴは、その光に反応してつぼみを奪おうとしており、特に一際輝いている人を狙っています。のどかは、夢のつぼみが一層輝いており、エゴエゴに狙われる危険が高い事から、初めてカグヤに会った時に、東京から離れるよう言われた訳です。
エゴエゴの事は自分で何とかすると言うカグヤ。
それを聞いて放っておけるのどか達ではありません。のどかは協力して解決しようと話しました。まあ、ひなたが交換条件とばかりにサインを持ちかけてきましたが。まったく、それくらいしっかりしてるんなら、勉強もどうにかなりそうなのに。(笑)
今は夜。さすがに今からエゴエゴを探す訳にはいきませんので、明日待ち合わせして探す事にします。
少しして、のどか達とやすこは、部屋からレインボーブリッジが一望できるホテルに泊まりました。
翌朝、キュアドリームから電話がかかってきて、エゴエゴの事はもう大丈夫だと教えてくれました。
しかし、それは、ボイスチェンジャーを使ってドリームの真似をしたサレナのウソ。電話を信じたのどか達は、エゴエゴ探しをやめて東京観光をする事に。
まずは、国立競技場に向かいました。
世界的なハイジャンプの選手になる事は、ちゆの夢の1つ。それだけに、ちゆは、ここに来て目を輝かせます。
そして、ゆめアールを使って、バーを出し、服も変えて、飛ぶ準備を整えました。
「ねえねえ。ゆめアールで、ここをお客さんでいっぱいにしない?」
「ふわあ~、素敵!」
「それ、めっちゃアガるね!」
「でも、そんなにゆめアールを出せるラビ?」
「大丈夫! 大事なのは、みんなが強く思う、その力だよ!」
「強く、思う・・・。」
その後、のどか達が念じると、観客席は人でいっぱいに。
そして、ちゆは、助走をつけてジャンプ。見事、バーを飛び越える事ができました。
それからしばらくして、明日がカグヤの誕生日だと知ったのどか達は、プレゼントを探しにショッピングにも行きました。
明日はサレナも呼んでお誕生日会を開こう。カグヤは、のどか達とそう約束して、家に帰りました。
すると、そこにはエゴエゴが。エゴエゴは研究所から逃げ出していませんでした。
カグヤはエゴエゴの後を追いかけると、サレナの姿が。しかも、プリキュア5が捕えられています。プリキュア5は特別な夢のつぼみを持っているため、サレナの命令で捕まえたとの事。
サレナは自分だけの願いを叶えるために奇跡の花を咲かせようとしていました。それを知ったカグヤは、サレナに大嫌いだと言い残して、家を飛び出しました。
少しして、ホテルで誕生会の準備をしていたのどか達の元に、カグヤが乗っていたクジラが。のどか達はクジラに乗ると、奇跡の花の近くに着きました。
そこには、カグヤが。カグヤは、自分の真実を打ち明けました。
カグヤは、サレナの本当の子供ではなく、奇跡の花の精霊。14年前、世界中の人達を幸せにしたいと心から願うサレナの気持ちが2人を出合わせ、そして、サレナは、カグヤを本当の子供のように育てました。
のどかはカグヤから事情を聞き、一緒に博士を止めようと協力する事になりました。ところが、その直後、カグヤが急に倒れてしまいます。
同じ頃、セレナはエゴエゴに、東京にいる人全員の夢のつぼみを奪うよう命令しました。その上、エゴエゴは、カグヤもさらっていってしまいます。
さらに、ラビリン達も捕まって、変身できず。直後、のどか達を助けようと駆けつけたやすこも、エゴエゴの魔の手により気を失ってしまいます。
大事なのは、皆が強く思うその力。昼にカグヤが言っていた事を思い出したラビリン達は、皆を助けたいと思う強い思いの力で、拘束を破りました。
そして、のどか達と手を合わせて、「パートナーフォーム」が生まれました。
東京中の夢のつぼみを奪って、奇跡の花がついに完成。サレナはこの花で、皆のために力を使い過ぎて消えかけてるカグヤを救おうとしていました。
ですが、エゴエゴが花を奪って、巨大化。
パートナーフォームでも、パワーアップしたエゴエゴは強敵。しかし、カグヤのお誕生日会を開きたい気持ちから、力を込めてエゴエゴと戦います。
一方、カグヤは、最後の力を振り絞ってプリキュア5を解放。そして、「ヒーリングパートナーカルテット」で奇跡の花を取り戻しました。
ですが、カグヤは、奇跡の花の力を皆に返します。サレナが自分のために奇跡の花を咲かせようとしていた事を知り、サレナと仲直りしました。
しかし、これで終わりとはいきませんでした。その直後、エゴエゴがまた襲ってきて、カグヤを自分の体の中に取り込んでしまいます。
愛する娘を取り戻そうと1人で立ち向かうサレナですが、エゴエゴはサレナを容赦なく足蹴にします。2人を助けたい気持ちから、プリキュア達は、エゴエゴに立ち向かいます。
少しして、グレースとドリーム、そして、プリキュア全員の強い想いが重なって、「ドリームキュアグレース」が誕生。
2人は「ヒーリングっどドリーム」を放ち、今度こそ本当にエゴエゴを浄化しました。
カグヤを救う事は出来ましたが、カグヤは、精霊の力を使い過ぎて消えようとしていました。
このまま消えるのは嫌だと感じるグレース。そこで、街の人達に力を貸してほしいと呼びかけました。
すると、夢の力が沢山集まり、グレースが「カグヤフォーム」に。
そして、皆の思いをカグヤに届け、沢山の夢の力をもらったカグヤは目を覚ましました。また、エゴエゴも小さい姿になっていて、もう悪い事はしないと改心しました。
カグヤは、これからも大変な事は沢山あるだろうけど、サレナと一緒ならば大丈夫だと言い、最高の誕生日を迎えました。
ここで、エンディング。映像は「ヒーリングっど」本編のシーンがいくつか流れました。
最後の一枚絵は、カグヤのお誕生日会。のどか達だけでなく、サレナも一緒です。
【まとめ】
この後に、「トロピカル~ジュ」の短編もあるのですが、先に、この映画の本編を見て大きく感じた事を述べていきます。
まず、本編を見終えて微妙だと感じたところがあり、それは、以下の2つ。
・「プリキュア5」とのコラボって必要だった?
・オープニングとエンディングの映像はどうにかしてほしかったかな・・・
この映画は「プリキュア5」の面々が登場する事が見所の1つとして挙げられていました。しかし、私は、プリキュア5がいなくても、物語は成り立っていたと思い、プリキュア5の存在の必要性を感じませんでした。
とは言っても、ストーリー内では「夢」という単語が多く出てきており、「夢」といえば、「プリキュア5」のテーマ。そのために、プリキュア5を共演させたと思いますし、物語前半のエゴエゴとの戦いでも、プリキュア5の面々がいなければ、数の差で負けていた事でしょう。
ですが、サレナに捕まっていた時間が長く、そこまで活躍していなかったという印象が強かったですね。カグヤによって助けられた後も、ドリーム以外はオマケのように見えてしまったのが、残念なところ。
そして、変身前の姿が、カグヤが助かった時のシーンにちょっとしか映ってなかったのが、さらに残念でした。セリフは1個もなかったような。せめて、のぞみの口癖「けってーい!」は聞きたかったな・・・。
続いて、オープニングとエンディングの映像については、オープニングは本編の使い回し、エンディングは「ヒーリングっど」本編の振り返りと、劇場版という事を考えると、ちょっと物足りないかも。
とはいえ、エンディングの方は、「ヒーリングっど」が終わってから約1か月後の上映という事で、「ああ、こんなのあった! 懐かしい・・・」と感じさせるところはあり、悪くはなかったと思います。
ですが、先述の「プリキュア5」の存在の微妙感を考えると、のぞみ達を出した方が良かったかも。カグヤの誕生日をのぞみ達も祝ったりとか、のどか達とのぞみ達が一緒に東京散策を楽しむ1枚絵を出してほしかったかな、と私は考えています。プリキュア映画には、他作品のキャラ同士で何かを楽しんでいるカットがエンディングに出ているものもありますが、ああいうのをこの映画でもやってほしかったですね。
オープニングについては、本編の使い回しで、しかも、「ミラクルリープ」に続いて2作連続なんですよね。
さすがに、これは、どうにかしてほしかったですね。こっちは、東京に行く前までのシーンとか、東京の色んな所を回るところが良かったかも。
まあ、よくよく考えれば、上映開始日時点では、「トロピカル~ジュ」が始まってからまだ1か月経っていません。「トロピカル~ジュ」の放映準備で忙しく、オリジナルのオープニングを作る余裕はなかったのかな、と思っておきます。
・・・と、微妙に感じたところもありましたが、もちろん、良かったところもあり、全体的には良い作品だったと思っています。良かったところは、こんな感じ。
・ブンビーさん出演! やった!
・バトル中でのミルキィローズ→ミルク→ミルキィローズという変身術が再び!
・「プリキュア5」放映当時と変わらぬ声質で演じた中の人達がすごい!
・グレースの様々なフォームが可愛過ぎ!
・母子愛に感動!
大きなお友達のヒーロー・ブンビーさんが出てきたのは本当に嬉しかったですね。セリフも一言あったと思いますが、何て言ってたか忘れてしまった・・・。(泣)
ブンビーさんといえば、声役の高木渉さんは、エゴエゴの声役も担当。物語終盤では、カグヤとお誕生日会を開きたいという夢を嘲笑ったり、カグヤを取り込んだりと、エグい事をやってるんですが、高木さんの手腕ゆえか、なんか憎めないキャラだったと感じています。最後は改心で終えたのも、高木さんが声役だった事が影響しているのかな、と考えています。
2つ目のミルキィローズ→ミルク→ミルキィローズについては、「オールスターズデラックス2」にもあったやつです。
10年以上も前の作品ですので、知らない、忘れちゃったという人は多いですかね。オールドファンにとっては、懐かしくも興奮する演出でした。
3つ目については、「HUGっと」の過去作キャラ出演の話でも感じた事です。
「プリキュア5」が終わったのは2009年の1月と10年以上も経っているのですが、それでも、「プリキュア5」放映当時と変わらぬ声質でこの映画でも演じていたのは本当にすごいな、と感心しました。中には、結婚、出産を経験された方もいると思うと尚更ですね。
改めて、声優の底力を感じました。「プリキュア5」の存在が微妙だと先程は書いたものの、この点から考えると、コラボ出演は悪くなかったように感じています。
この映画では、グレースは様々なフォームに変身しました。パートナーフォーム、ドリームキュアグレース、カグヤフォーム。3回も変身するとか、結構優遇されてますよね。
パートナーフォームは、うさ耳に和装と、反則的な可愛さですよね。他の3人も結構可愛かったと思います。
2つ目は、ドリームと力を合わせた事で生まれたドリームキュアグレース。
こちらは、可愛いというよりはカッコ良いと感じました。2人お揃いのコスチュームなのが良いところ。「プリキュア5」の2年目は、5人の統一した衣装が、チームの一体感があって良いと思い、ドリームキュアグレースの衣装は、それを意識した作りなのかな、と思いました。
変身した時も、顔とか腕とか所々に傷が入っているのも良いんですよね。夢を守るために必死で戦っている感じがして。
誰かのために、泥臭く必死で。ドリームキュアグレースは、この映画の見所の1つではあるものの、そんなプリキュアの基本を取り入れたのは、すごく良かったと感じています。
3つ目は、カグヤフォーム。かぐや姫をイメージさせる衣装ですが、やっぱり、和装は良いですよね。
映っていた時間は1分もなかったと思いますが、すごく可愛かったので、見応えあったと感じています。
そして、最後は、母子愛。この映画における一番の感動ポイントでした。
この映画では、保護者満足度99.1%という記録を打ち立てていましたが、それが納得できるほどの素晴らしさがあったと感じています。
物語後半で、エゴエゴが東京中の夢のつぼみを奪おうとした時、のどかの母・やすこは危険に顧みず、のどかを守ろうとしてたんですよね。単にのどか達の同伴として登場させただけなのかと鑑賞前は思っていましたので、このための登場だったとは恐れ入りました。
娘を守りたい気持ちは恐怖をも凌駕する。お母さんのすごさを、ひしひしと感じました。
母子愛といえば、サレナとカグヤもですね。こちらの方がすごかったでしょう。
サレナとカグヤに血の繋がりはないですが、それでも、サレナは我が子のようにカグヤを懸命に育てました。ゆめアールのためにカグヤを利用してはいたものの、2人とも一緒に日々を過ごす事に幸せを感じているのであれば、れっきとした親子関係が成り立っていると言っていいでしょう。
物語後半では、カグヤが力を使い過ぎて消えようとした時に、プリキュア5をはじめ、多くの人々から夢のつぼみを奪ってまで、カグヤを救おうとしていました。
いくら娘のためとはいえ、多くの人々から夢のつぼみを奪うのは、客観的に見れば悪い事。この事が公になれば、サレナの立場は悪くなるでしょう。
だけど、サレナは、それを重々分かっていたんですよね。娘の命を救うためなら、悪人にもなる。そんな覚悟がすごいと感じました。
お母さんは最強の生き物。「HUGっと」が放映されていた時には、そんな事が言われてましたが、それを思い出させるほどの母子愛の素晴らしさを感じました。
では、これで、「ヒーリングっど♡プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGo!Go!大変身!!」の感想は以上です。
だいぶ長くなってしまいました。短編の感想を早く読みたい方がいたら、申し訳ございません。
それでは、短編の感想をどうぞ。
2.トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ♡ダンスパーティ!
今回の映画におけるおまけ短編。上映時間は5分程度でした。
まなつ達の元にラビリン達から、ダンスパーティーの招待状が届きました。
場所は近くの島「ダンスアイランド」。
しかし、パーティーが始まるまであと3分しかありません。そんなすぐ始まる時に招待状とか嫌がらせかよ。(笑)
大急ぎで飛行機に乗りましたが、パイロットと飛行機がヤラネーダでした。
誰だろう、このヤラネーダを生み出したの。あとまわしの魔女の手下のくせに、意外とやる気があって、手下らしくなく感じます。(笑)
まなつ達はプリキュアに変身。海賊船を模したヤラネーダに立ち向かいます。
しかし、サマーは、ヤラネーダのミサイルに撃墜し、海に落ちてしまいました。
その後、ローラが、海に落ちたサマーを助けました。そして、海の上を走って、ダンスアイランドに向かいます。
しかし、さすがに海の上を走るのは、無理がありそう。
ですが、ローラがイルカを呼び寄せており、イルカに乗って、ダンスアイランドに向かいました。とはいえ、ヤラネーダが行く手を阻みますが。
残り時間はあと10秒。おてんとサマーストライクでヤラネーダをやっつけました。
やっと辿り着いた島では、グレース達がお出迎え。なんとか間に合いました。
そして、楽しいダンスパーティーが始まりました。
という事で、ここからは、「トロピカル~ジュ」3話から5話までのエンディングにも流れていた「エビバディ☆ヒーリングッディ!&トロピカI・N・G エンディングリレー」。
「ヒーリングっど」の後期エンディングと「トロピカル~ジュ」のエンディングのメドレー構成。「ヒーリングっど」のプリキュア4人と「トロピカル~ジュ」のプリキュア4人の計8人のCGダンスシーンが展開されました。
最後は、秋映画の予告。秋映画は雪国が舞台だとか。
「トロピカル~ジュ」本編は、南国感あふれる場所が舞台なのに、雪国が舞台とかすごいですね。公開までまだ半年近くもありますが、見るのが楽しみです。
【まとめ】
映画「ヒーリングっど」がシリアス度高めのストーリーだったのに対し、こちらは、終始元気で楽しい話だったと思います。
「トロピカル~ジュ」本編の元気で明るく楽しい作風が、こちらでも活かされていると感じました。上映開始日時点では、みのりとあすかが本編未登場ではあったもの、違和感なく楽しめたと思いますね。
この調子で、今後の「トロピカル~ジュ」本編、および、秋映画も楽しい雰囲気全開の話になってほしいな、と期待しています。
という事で、これにて、「映画ヒーリングっど♡プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGo!Go!大変身!!」「映画トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ♡ダンスパーティ!」の感想は終わりです。ゴールデンウィークを過ぎての投稿と、すごく遅くなりましたが、楽しんでいただけたら幸いです。
今回の劇場版も、感動をありがとうございました! そして、この作品の制作、お疲れ様でした!
最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
なお、TV本編感想と異なり、ストーリー解説部分の文字サイズは、私の感想も含めて通常サイズにしています(フォントサイズ3)。私の感想にアンダーラインを入れていませんので、あらかじめご了承下さい。
また、TV本編などで流れた劇場版告知映像のキャプチャー画像も載せています。映画は見ていないけど、ネタバレOKな方は、画像を見て臨場感を味わっていただければと思います。
では、ネタバレOKな方は、画面をどんどん下にスクロールして下さい。
1.ヒーリングっど♡プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGo!Go!大変身!!
今回の映画における本編的な立ち位置となります。
ある日、のどか達は、旅行で東京に来ていました。のどかの母・やすこも同伴。
今、東京では「ゆめアール」という、すごくワクワクするサービスがあります。この辺りも、ゆめアールの広告一色です。
「夢の街・東京へようこそ! 私は我修院サレナ。我が偉大なる発明品は、もうご存知かな?」
「ゆめペンダント。これを使えば、素敵な体験・ゆめアールが諸君を待っている。」
「さあ、早速参加してみてくれ。それでは、良い夢を・・・。」
そして、のどか達も、ゆめペンダントをもらって、システムにリンク。すると・・・、
「ゆめアール・・・。私達の心の中に思い描いた夢を現実の世界に映し出しているの・・・。」
ちなみに、ここにいる魚は触る事ができます。ここに出てきたものは、全部本物です。
その後、のどか達は服装チェンジ。
そして、のどか達は、やすこと別れて、自由行動をとりました。
ここで、オープニング。映像は、「ヒーリングっど」本編と同じですが、ビョーゲンズ幹部が出てくるところはカットされていました。本編が終わって、ビョーゲンズがいなくなったからですかね。
しばらくして、のどか達は、表参道のおしゃれなカフェでお茶をしていました。
すると、急にラテが走り出して、どこかに行ってしまいました。急いで探します。
ラテを見つけたのは、とても可愛くて優しそうな女の子。
ほっとしたのどかでしたが、女の子は突然、東京から離れるよう言ってきました。一体どういう事なのか?
その直後、ちゆ達と合流。のどかは、女の子の事を紹介しようとしますが、いなくなっていました。女の子はどこに?
夜になって、渋谷では、ゆめアールの特別ショーが始まりました。
ここには、ブンビーさんが映っていました! 良かった、出演を期待していて。さすが、我らがブンビーさん。大きな友達の需要をしっかり熟知しています。(笑)
また、今作の芸能人枠である藤田ニコルと生見愛瑠も、ここで登場しました。
中央左が藤田ニコル、中央右が生見愛瑠。
ステージに登場したのは、昼間会った女の子。彼女の名前は「カグヤ」。「ゆめアールプリンセス」と呼ばれている人気モデルです。
また、カグヤの母親はサレナです。
カグヤの力で皆の夢を、空に浮かぶ「奇跡の花」へと送りました。この花が咲くと夢が叶うそうです。
その時、会場に「エゴエゴ」という怪物が現れて、大暴れし始めました。のどか達はプリキュアに変身。
相手は動きが早く、一筋縄ではいきません。とはいえ、相手は1体に対し、こちらは4人と、数の上では有利。
・・・と思いきや、エゴエゴは10体に分身。分身する時の動きは、エグザイルならぬ「エゴザイル」ってやつですかね。(笑)
一転して不利に陥るグレース達。しかし、そんな時・・・、
「プリキュア5」の6人が登場。10人で力を合わせて、エゴエゴのコピーに立ち向かい、すべて倒しました。
直後、エゴエゴは大慌てで逃げ出しました。
ですが、ここは、ココとナッツが先回り。そこをグレース達がファイナルヒーリングっど♡シャワー。エゴエゴに捕えられたダンサーの夢を解放しました。
しかし、エゴエゴまでは浄化できず、逃げ出してしまいました。それをドリーム達が追います。どうにかしたら、後で連絡するとの事ですが。
その後、のどか達は、カグヤと再会しました。カグヤは、エゴエゴについて説明します。
エゴエゴは、サレナが研究の手伝いをさせるためにビョーゲンズから作り出したもの。しかし、少し前に研究所から脱走したそうです。
誰もが心の中に持っている夢の生まれる場所。それが、夢のつぼみ。
エゴエゴは、その光に反応してつぼみを奪おうとしており、特に一際輝いている人を狙っています。のどかは、夢のつぼみが一層輝いており、エゴエゴに狙われる危険が高い事から、初めてカグヤに会った時に、東京から離れるよう言われた訳です。
エゴエゴの事は自分で何とかすると言うカグヤ。
それを聞いて放っておけるのどか達ではありません。のどかは協力して解決しようと話しました。まあ、ひなたが交換条件とばかりにサインを持ちかけてきましたが。まったく、それくらいしっかりしてるんなら、勉強もどうにかなりそうなのに。(笑)
今は夜。さすがに今からエゴエゴを探す訳にはいきませんので、明日待ち合わせして探す事にします。
少しして、のどか達とやすこは、部屋からレインボーブリッジが一望できるホテルに泊まりました。
翌朝、キュアドリームから電話がかかってきて、エゴエゴの事はもう大丈夫だと教えてくれました。
しかし、それは、ボイスチェンジャーを使ってドリームの真似をしたサレナのウソ。電話を信じたのどか達は、エゴエゴ探しをやめて東京観光をする事に。
まずは、国立競技場に向かいました。
世界的なハイジャンプの選手になる事は、ちゆの夢の1つ。それだけに、ちゆは、ここに来て目を輝かせます。
そして、ゆめアールを使って、バーを出し、服も変えて、飛ぶ準備を整えました。
「ねえねえ。ゆめアールで、ここをお客さんでいっぱいにしない?」
「ふわあ~、素敵!」
「それ、めっちゃアガるね!」
「でも、そんなにゆめアールを出せるラビ?」
「大丈夫! 大事なのは、みんなが強く思う、その力だよ!」
「強く、思う・・・。」
その後、のどか達が念じると、観客席は人でいっぱいに。
そして、ちゆは、助走をつけてジャンプ。見事、バーを飛び越える事ができました。
それからしばらくして、明日がカグヤの誕生日だと知ったのどか達は、プレゼントを探しにショッピングにも行きました。
明日はサレナも呼んでお誕生日会を開こう。カグヤは、のどか達とそう約束して、家に帰りました。
すると、そこにはエゴエゴが。エゴエゴは研究所から逃げ出していませんでした。
カグヤはエゴエゴの後を追いかけると、サレナの姿が。しかも、プリキュア5が捕えられています。プリキュア5は特別な夢のつぼみを持っているため、サレナの命令で捕まえたとの事。
サレナは自分だけの願いを叶えるために奇跡の花を咲かせようとしていました。それを知ったカグヤは、サレナに大嫌いだと言い残して、家を飛び出しました。
少しして、ホテルで誕生会の準備をしていたのどか達の元に、カグヤが乗っていたクジラが。のどか達はクジラに乗ると、奇跡の花の近くに着きました。
そこには、カグヤが。カグヤは、自分の真実を打ち明けました。
カグヤは、サレナの本当の子供ではなく、奇跡の花の精霊。14年前、世界中の人達を幸せにしたいと心から願うサレナの気持ちが2人を出合わせ、そして、サレナは、カグヤを本当の子供のように育てました。
のどかはカグヤから事情を聞き、一緒に博士を止めようと協力する事になりました。ところが、その直後、カグヤが急に倒れてしまいます。
同じ頃、セレナはエゴエゴに、東京にいる人全員の夢のつぼみを奪うよう命令しました。その上、エゴエゴは、カグヤもさらっていってしまいます。
さらに、ラビリン達も捕まって、変身できず。直後、のどか達を助けようと駆けつけたやすこも、エゴエゴの魔の手により気を失ってしまいます。
大事なのは、皆が強く思うその力。昼にカグヤが言っていた事を思い出したラビリン達は、皆を助けたいと思う強い思いの力で、拘束を破りました。
そして、のどか達と手を合わせて、「パートナーフォーム」が生まれました。
東京中の夢のつぼみを奪って、奇跡の花がついに完成。サレナはこの花で、皆のために力を使い過ぎて消えかけてるカグヤを救おうとしていました。
ですが、エゴエゴが花を奪って、巨大化。
パートナーフォームでも、パワーアップしたエゴエゴは強敵。しかし、カグヤのお誕生日会を開きたい気持ちから、力を込めてエゴエゴと戦います。
一方、カグヤは、最後の力を振り絞ってプリキュア5を解放。そして、「ヒーリングパートナーカルテット」で奇跡の花を取り戻しました。
ですが、カグヤは、奇跡の花の力を皆に返します。サレナが自分のために奇跡の花を咲かせようとしていた事を知り、サレナと仲直りしました。
しかし、これで終わりとはいきませんでした。その直後、エゴエゴがまた襲ってきて、カグヤを自分の体の中に取り込んでしまいます。
愛する娘を取り戻そうと1人で立ち向かうサレナですが、エゴエゴはサレナを容赦なく足蹴にします。2人を助けたい気持ちから、プリキュア達は、エゴエゴに立ち向かいます。
少しして、グレースとドリーム、そして、プリキュア全員の強い想いが重なって、「ドリームキュアグレース」が誕生。
2人は「ヒーリングっどドリーム」を放ち、今度こそ本当にエゴエゴを浄化しました。
カグヤを救う事は出来ましたが、カグヤは、精霊の力を使い過ぎて消えようとしていました。
このまま消えるのは嫌だと感じるグレース。そこで、街の人達に力を貸してほしいと呼びかけました。
すると、夢の力が沢山集まり、グレースが「カグヤフォーム」に。
そして、皆の思いをカグヤに届け、沢山の夢の力をもらったカグヤは目を覚ましました。また、エゴエゴも小さい姿になっていて、もう悪い事はしないと改心しました。
カグヤは、これからも大変な事は沢山あるだろうけど、サレナと一緒ならば大丈夫だと言い、最高の誕生日を迎えました。
ここで、エンディング。映像は「ヒーリングっど」本編のシーンがいくつか流れました。
最後の一枚絵は、カグヤのお誕生日会。のどか達だけでなく、サレナも一緒です。
【まとめ】
この後に、「トロピカル~ジュ」の短編もあるのですが、先に、この映画の本編を見て大きく感じた事を述べていきます。
まず、本編を見終えて微妙だと感じたところがあり、それは、以下の2つ。
・「プリキュア5」とのコラボって必要だった?
・オープニングとエンディングの映像はどうにかしてほしかったかな・・・
この映画は「プリキュア5」の面々が登場する事が見所の1つとして挙げられていました。しかし、私は、プリキュア5がいなくても、物語は成り立っていたと思い、プリキュア5の存在の必要性を感じませんでした。
とは言っても、ストーリー内では「夢」という単語が多く出てきており、「夢」といえば、「プリキュア5」のテーマ。そのために、プリキュア5を共演させたと思いますし、物語前半のエゴエゴとの戦いでも、プリキュア5の面々がいなければ、数の差で負けていた事でしょう。
ですが、サレナに捕まっていた時間が長く、そこまで活躍していなかったという印象が強かったですね。カグヤによって助けられた後も、ドリーム以外はオマケのように見えてしまったのが、残念なところ。
そして、変身前の姿が、カグヤが助かった時のシーンにちょっとしか映ってなかったのが、さらに残念でした。セリフは1個もなかったような。せめて、のぞみの口癖「けってーい!」は聞きたかったな・・・。
続いて、オープニングとエンディングの映像については、オープニングは本編の使い回し、エンディングは「ヒーリングっど」本編の振り返りと、劇場版という事を考えると、ちょっと物足りないかも。
とはいえ、エンディングの方は、「ヒーリングっど」が終わってから約1か月後の上映という事で、「ああ、こんなのあった! 懐かしい・・・」と感じさせるところはあり、悪くはなかったと思います。
ですが、先述の「プリキュア5」の存在の微妙感を考えると、のぞみ達を出した方が良かったかも。カグヤの誕生日をのぞみ達も祝ったりとか、のどか達とのぞみ達が一緒に東京散策を楽しむ1枚絵を出してほしかったかな、と私は考えています。プリキュア映画には、他作品のキャラ同士で何かを楽しんでいるカットがエンディングに出ているものもありますが、ああいうのをこの映画でもやってほしかったですね。
オープニングについては、本編の使い回しで、しかも、「ミラクルリープ」に続いて2作連続なんですよね。
さすがに、これは、どうにかしてほしかったですね。こっちは、東京に行く前までのシーンとか、東京の色んな所を回るところが良かったかも。
まあ、よくよく考えれば、上映開始日時点では、「トロピカル~ジュ」が始まってからまだ1か月経っていません。「トロピカル~ジュ」の放映準備で忙しく、オリジナルのオープニングを作る余裕はなかったのかな、と思っておきます。
・・・と、微妙に感じたところもありましたが、もちろん、良かったところもあり、全体的には良い作品だったと思っています。良かったところは、こんな感じ。
・ブンビーさん出演! やった!
・バトル中でのミルキィローズ→ミルク→ミルキィローズという変身術が再び!
・「プリキュア5」放映当時と変わらぬ声質で演じた中の人達がすごい!
・グレースの様々なフォームが可愛過ぎ!
・母子愛に感動!
大きなお友達のヒーロー・ブンビーさんが出てきたのは本当に嬉しかったですね。セリフも一言あったと思いますが、何て言ってたか忘れてしまった・・・。(泣)
ブンビーさんといえば、声役の高木渉さんは、エゴエゴの声役も担当。物語終盤では、カグヤとお誕生日会を開きたいという夢を嘲笑ったり、カグヤを取り込んだりと、エグい事をやってるんですが、高木さんの手腕ゆえか、なんか憎めないキャラだったと感じています。最後は改心で終えたのも、高木さんが声役だった事が影響しているのかな、と考えています。
2つ目のミルキィローズ→ミルク→ミルキィローズについては、「オールスターズデラックス2」にもあったやつです。
10年以上も前の作品ですので、知らない、忘れちゃったという人は多いですかね。オールドファンにとっては、懐かしくも興奮する演出でした。
3つ目については、「HUGっと」の過去作キャラ出演の話でも感じた事です。
「プリキュア5」が終わったのは2009年の1月と10年以上も経っているのですが、それでも、「プリキュア5」放映当時と変わらぬ声質でこの映画でも演じていたのは本当にすごいな、と感心しました。中には、結婚、出産を経験された方もいると思うと尚更ですね。
改めて、声優の底力を感じました。「プリキュア5」の存在が微妙だと先程は書いたものの、この点から考えると、コラボ出演は悪くなかったように感じています。
この映画では、グレースは様々なフォームに変身しました。パートナーフォーム、ドリームキュアグレース、カグヤフォーム。3回も変身するとか、結構優遇されてますよね。
パートナーフォームは、うさ耳に和装と、反則的な可愛さですよね。他の3人も結構可愛かったと思います。
2つ目は、ドリームと力を合わせた事で生まれたドリームキュアグレース。
こちらは、可愛いというよりはカッコ良いと感じました。2人お揃いのコスチュームなのが良いところ。「プリキュア5」の2年目は、5人の統一した衣装が、チームの一体感があって良いと思い、ドリームキュアグレースの衣装は、それを意識した作りなのかな、と思いました。
変身した時も、顔とか腕とか所々に傷が入っているのも良いんですよね。夢を守るために必死で戦っている感じがして。
誰かのために、泥臭く必死で。ドリームキュアグレースは、この映画の見所の1つではあるものの、そんなプリキュアの基本を取り入れたのは、すごく良かったと感じています。
3つ目は、カグヤフォーム。かぐや姫をイメージさせる衣装ですが、やっぱり、和装は良いですよね。
映っていた時間は1分もなかったと思いますが、すごく可愛かったので、見応えあったと感じています。
そして、最後は、母子愛。この映画における一番の感動ポイントでした。
この映画では、保護者満足度99.1%という記録を打ち立てていましたが、それが納得できるほどの素晴らしさがあったと感じています。
物語後半で、エゴエゴが東京中の夢のつぼみを奪おうとした時、のどかの母・やすこは危険に顧みず、のどかを守ろうとしてたんですよね。単にのどか達の同伴として登場させただけなのかと鑑賞前は思っていましたので、このための登場だったとは恐れ入りました。
娘を守りたい気持ちは恐怖をも凌駕する。お母さんのすごさを、ひしひしと感じました。
母子愛といえば、サレナとカグヤもですね。こちらの方がすごかったでしょう。
サレナとカグヤに血の繋がりはないですが、それでも、サレナは我が子のようにカグヤを懸命に育てました。ゆめアールのためにカグヤを利用してはいたものの、2人とも一緒に日々を過ごす事に幸せを感じているのであれば、れっきとした親子関係が成り立っていると言っていいでしょう。
物語後半では、カグヤが力を使い過ぎて消えようとした時に、プリキュア5をはじめ、多くの人々から夢のつぼみを奪ってまで、カグヤを救おうとしていました。
いくら娘のためとはいえ、多くの人々から夢のつぼみを奪うのは、客観的に見れば悪い事。この事が公になれば、サレナの立場は悪くなるでしょう。
だけど、サレナは、それを重々分かっていたんですよね。娘の命を救うためなら、悪人にもなる。そんな覚悟がすごいと感じました。
お母さんは最強の生き物。「HUGっと」が放映されていた時には、そんな事が言われてましたが、それを思い出させるほどの母子愛の素晴らしさを感じました。
では、これで、「ヒーリングっど♡プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGo!Go!大変身!!」の感想は以上です。
だいぶ長くなってしまいました。短編の感想を早く読みたい方がいたら、申し訳ございません。
それでは、短編の感想をどうぞ。
2.トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ♡ダンスパーティ!
今回の映画におけるおまけ短編。上映時間は5分程度でした。
まなつ達の元にラビリン達から、ダンスパーティーの招待状が届きました。
場所は近くの島「ダンスアイランド」。
しかし、パーティーが始まるまであと3分しかありません。そんなすぐ始まる時に招待状とか嫌がらせかよ。(笑)
大急ぎで飛行機に乗りましたが、パイロットと飛行機がヤラネーダでした。
誰だろう、このヤラネーダを生み出したの。あとまわしの魔女の手下のくせに、意外とやる気があって、手下らしくなく感じます。(笑)
まなつ達はプリキュアに変身。海賊船を模したヤラネーダに立ち向かいます。
しかし、サマーは、ヤラネーダのミサイルに撃墜し、海に落ちてしまいました。
その後、ローラが、海に落ちたサマーを助けました。そして、海の上を走って、ダンスアイランドに向かいます。
しかし、さすがに海の上を走るのは、無理がありそう。
ですが、ローラがイルカを呼び寄せており、イルカに乗って、ダンスアイランドに向かいました。とはいえ、ヤラネーダが行く手を阻みますが。
残り時間はあと10秒。おてんとサマーストライクでヤラネーダをやっつけました。
やっと辿り着いた島では、グレース達がお出迎え。なんとか間に合いました。
そして、楽しいダンスパーティーが始まりました。
という事で、ここからは、「トロピカル~ジュ」3話から5話までのエンディングにも流れていた「エビバディ☆ヒーリングッディ!&トロピカI・N・G エンディングリレー」。
「ヒーリングっど」の後期エンディングと「トロピカル~ジュ」のエンディングのメドレー構成。「ヒーリングっど」のプリキュア4人と「トロピカル~ジュ」のプリキュア4人の計8人のCGダンスシーンが展開されました。
最後は、秋映画の予告。秋映画は雪国が舞台だとか。
「トロピカル~ジュ」本編は、南国感あふれる場所が舞台なのに、雪国が舞台とかすごいですね。公開までまだ半年近くもありますが、見るのが楽しみです。
【まとめ】
映画「ヒーリングっど」がシリアス度高めのストーリーだったのに対し、こちらは、終始元気で楽しい話だったと思います。
「トロピカル~ジュ」本編の元気で明るく楽しい作風が、こちらでも活かされていると感じました。上映開始日時点では、みのりとあすかが本編未登場ではあったもの、違和感なく楽しめたと思いますね。
この調子で、今後の「トロピカル~ジュ」本編、および、秋映画も楽しい雰囲気全開の話になってほしいな、と期待しています。
という事で、これにて、「映画ヒーリングっど♡プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGo!Go!大変身!!」「映画トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ♡ダンスパーティ!」の感想は終わりです。ゴールデンウィークを過ぎての投稿と、すごく遅くなりましたが、楽しんでいただけたら幸いです。
今回の劇場版も、感動をありがとうございました! そして、この作品の制作、お疲れ様でした!
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