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劇場版トロピカル~ジュ!プリキュア 感想

2021年12月05日 | プリキュアオールスターズ
 「映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」の感想です。ネタバレが嫌な人は、くれぐれも注意して下さい。

 なお、TV本編感想と異なり、ストーリー解説部分の文字サイズは、私の感想も含めて通常サイズにしています(フォントサイズ3)。私の感想にアンダーラインを入れていませんので、あらかじめご了承下さい。
 また、TV本編などで流れた劇場版告知映像のキャプチャー画像も載せています。映画は見ていないけど、ネタバレOKな方は、画像を見て臨場感を味わっていただければと思います。

 では、ネタバレOKな方は、画面をどんどん下にスクロールして下さい。































 まなつ達は、プリキュアに変身して、ヌメリーが生み出した超ゼッタイヤラネーダと戦っていました。
 超ゼッタイヤラネーダは、そこそこに強かったものの、ランドビートダイナミックで撃退。周りの人達のやる気を元に戻しました。

 ですが、ローラはちょっと不満顔。最近イマイチ活躍していないと感じているようで、どこかでパーっと目立ちたいと思っていました。
 近日ショッピングモールで歌のイベントがあるようですが、ローラは、人魚の歌姫である自分にはふさわしくないと出る気はありません。

 そんな中、綿菓子みたいな不思議な生き物「ホワン」が出現。「シャンティア」という国の王女「シャロン」からのメッセージを届けました。
   
    
 もうすぐ行われるシャロンの戴冠式に、まなつ達を招待するとの事。シャロンは、戴冠式を盛り上げるにふさわしい人物を探しているようで、先程まなつ達がプリキュアとして活躍した事が目に付けられたようです。
 雪国を見た事がないまなつは、雪の王国と聞いて興味津々。まなつ達は、シャンティアに行く事を決めました。

 ここで、オープニング。
 映像は、シャンティアに着くまでの風景。シャンティアへは列車で移動。列車には、マジシャンやアーティストなど一般人の姿も。
 トンネルを抜けると、辺りは雪景色。
    
 シャンティアに到着しました。

 シャンティアに着くなり、まなつは、初めて見た雪景色に大興奮。こんなに雪があれば、かき氷が食べ放題だとシロップまで準備していました。
   
 かき氷食べ放題だと思うのは、小さい子供達の「あるある」だと思うけど、ガチでシロップを用意しているのはキミくらいだよ。(笑)

 ですが、ここは、雪国なだけに、かなりの寒さです。
   

 そこで、ホワンは防寒着を出してくれました。これで寒さは問題なし。
   
   
 という事で、まなつは、雪遊び。あすかも雪だるまを作ったりなどで可愛い一面を見せます。
    
 近くに城が見えるため、まずは城に向かう事に。

 そして、城に着くと、シャロンが、まなつ達を出迎えました。ローラは、シャロンに対し丁重にあいさつ。
 戴冠式までは時間があるため、それまで、まなつ達は城の外を出て、自由に時間を過ごしました。

 その後、まなつ達は雪合戦で自由時間を楽しみました。
    
    
    
    
 そんな中、「ハートキャッチ」の4人と遭遇。まなつ達は、早速4人と仲良くなって、雪合戦をしたり、スノーボードに乗ったりなどして、沢山遊びました。
    
    

 少しして、まなつ達とつぼみ達は、城に戻りました。
 ローラは、戴冠式で歌を披露する予定。まなつ達をバックコーラスに据えて、自分はセンターで歌う事を提案。ステージ衣装も考えていました。

 ですが、えりかは、悪目立ち過ぎてイマイチだと言います。
 ステージに立つのは1人じゃないのだから周りに合わせるのが大事だとアドバイス。そして、自分の考えた衣装をスケッチブックに描き起こしました。
 しかし、ローラは、勝手に話を進めないでほしいと、不満をあらわにします。2人は反発し合い、険悪な雰囲気に。

 皆から離れて宮殿を歩いていたローラは、泉のそばで歌を歌うシャロンを見つけました。
    

 シャロンが歌っていたのは、シャンティア王国の歌。ローラもシャロンも女王を目指す者同士という事で、2人は会話が弾み、すっかり打ち解けました。
   
 2人は、女王になったら友好国になろうと約束。そして、シャロンは、ローラの幸せを願って指輪を渡しました。
    
    
   

 気付けば、戴冠式はもうすぐ。まなつ達は礼服に着替えます。
 戻ってきたローラに、えりかは謝りました。そして、ローラの意見も入れたデザイン画をプレゼント。
 素敵なデザインに、ローラはお礼を言いました。これで、2人は仲直り。

 そして、戴冠式が始まりました。しかし、ゲストは沢山いる一方、会場に王様や国民の姿がなかったりと違和感が。
 それでも、式は順調に進み、女王になったシャロンへのお祝いで、マジックや音楽など、色んな芸が披露されました。まなつ達の出番も近付いて、ちょっと緊張していました。

 しかし、マジシャンが帰ろうとした時、シャロンが急に冷たい表情になって、この国を出ていっては駄目だと言い出します。
 その直後、シャロンの作った雪の怪物に襲われたゲスト達は、まるで心が凍ったみたいになりました。シャロンは空を閉じて、皆がこの国から出ていけないようにします。
 まなつ達は、皆を助けるため、プリキュアに変身します。なお、変身シーンは、全員フルバージョンです。変身BGMも結構壮大に感じますね。

 バトルスタート。サマー達は、雪の怪物達を次々と倒していきました。
    
    
    
    
    
 ですが、雪でできているため、すぐに復活してしまいます。
 そんな中、聞こえてきたのは、えりかの笑い声。つぼみ達は、塔の屋根の上にいました。
   
 イケてる登場は高い所が相場なために、わざわざ上ったらしいです。さいでっか。令和になっても、えりかはまったくブレてなくて安心しました。(笑)

 つぼみ達がプリキュアだと知ったサマー達は驚きます。
    
 そして、つぼみ達も変身。こちらの変身シーンも全員フルバージョン。
 また、BGMはアレンジバージョンで、「ハートキャッチ」本編では流れてなかったと思いますね。かなり聞き応えがありますので、「ハートキャッチ」が好きな方はぜひ、映画館に行って聞いてみて下さい。

 サマーは、一緒に戦おうと、ブロッサムと固い握手を交わして、共闘スタート。戦う人数が増え、何の問題もなく怪物達を蹴散らしていきます。
    
    
    
 なお、「おしりパンチ」は、ここで披露されました。それも、ボイスつき! ビックリしました。
 「ハートキャッチ」本編の時は苦情が来たというのに、ここであえてボイスをつけさせるとは、水着といい、時代が変わりましたね。

 しかし、いくら怪物を倒したところで、シャロンがいる限り、怪物はすぐに出現してしまい、キリがありません。
 ここで、シャロンは、自分の過去を語ります。シャロンは、はるか昔の王国の王女でした。その時は、両親も、沢山の国民もいて、幸せの日々を過ごしていて、この国の女王になる事を夢見ていました。
 ですが、戴冠式当日に隕石が落ちてきました。シャロンは、隕石の落下を察知した両親により、1人安全な所に隠されていましたが、両親や国民は全員死に、国は滅んでしまいます。
 ただ1人生き残ったシャロンも、いずれ力尽きてしまいました。ですが、隕石の力によりシャロンは蘇って、今に至ったようです。

 人々を助けるには、シャロンを倒すしかないのか? シャロンの優しさを知っているラメールは、激しく動揺します。
 その動揺が、動きの遅れに繋がり、怪物の攻撃を食らってしまいました。サンシャインとムーンライトは、それに巻き込まれてしまいます。
 ブロッサムとマリンはフローラルパワーフォルテッシモを放ちますが、間にラメールが入り、シャロンをかばう形に。ブロッサム、マリン、ラメールは大きなダメージを受け、「ハートキャッチ」勢は捕らわれの身に。サマー達も撤退します。

 ラメールは、後れをとった事が、周りに迷惑をかけてしまったと反省しますが、サマーは、シャロンと戦いたくなかった気持ちを察して、ラメールを元気付けます。
 ラメールが一番やりたい事は何なのか? それは、シャロンと向き合って大切な事を言う事。
 となれば、それをやるために全力で動くだけ。サマーは、リップでラメールを勇気付けさせ、一緒にシャロンの元に向かいます。
    
   
 コーラル、パパイア、フラミンゴは、ブロッサム達の救出に。

 地下牢に捕らわれていたブロッサム達は、扉が頑丈で、なかなか脱出する事ができませんでした。
 途中、コーラル達がやってくるも、扉を開けられず。ですが、なぜかくるるんが牢の中に入っていました。
 実は、この扉は、押したり引いたりして開くものではなく、横にスライドさせて開く引き戸でした。なるほど。押しても駄目なら引いてみろ。引いても駄目ならスライドさせろ。これが「押しても駄目なら引いてみろ」の令和バージョンってやつか。(笑)

 ブロッサムは、シャロンの心の花・スノードロップが凍り付いていると分析。
 となれば、シャロンの心を溶かせば、どうにかなるかもしれません。ローラなら、きっとシャロンを説得させる事ができる。
 コーラル達はそう信じて、サマーとラメールの合流に向かい、「ハートキャッチ」勢は、次々に現れる怪物の相手をします。

 一方、ローラは、シャロンと対峙。
    
   
 ローラは、このやり方では誰も幸せになれなければ、両親だって望んでおらず、間違っていると言って、シャロンを止めようとします。
 それを聞いたシャロンは反発し、これまでよりも巨大な怪物を出現させました。その直後、コーラル達も合流。
   
 サマー達は、それぞれの個人技やミックストロピカルを放ちますが、まったく通用しません。

 ですが、それで諦めるプリキュアではありません。
 シャロンの心を溶かして仲良くなり、そして、幸せになってほしい。その気持ちに指輪が強く輝き、ブロッサム達も力を貸して、サマー達は「スノークリスタル・トロピカルスタイル」にチェンジ。
    
   
    
    
    
 そして、「ハートシャイニングオーケストラ」で、シャロンが作り出した巨大な怪獣を浄化しました。

 隕石の力が弱まり、隕石の力で生きていたシャロンも消えようとしていました。
 シャロンは、王女なのに何もできなかった無念でいっぱい。笑顔になってほしいと言われたものの、どうすればいいのか分かりません。
 そんなシャロンに、ラメールは、シャンティア王国の歌を歌いました。

 ここで、挿入歌「シャンティア ~しあわせのくに~」。ここで歌われたものは、TV本編で流れたものとは異なるバージョンです。
 シャロンを思っての歌ですので、TV本編のような後半部分の明るく楽しい曲調はなく、終始静的な曲調です。TV本編で流れたものよりも聞き応えはあると思いますね。

 歌を歌い終えたローラは、この歌をずっと歌い続けていくと、シャロンと約束します。
 スノードロップの花言葉は「希望」。その言葉を聞いたシャロンは笑顔を浮かべ、お礼を言って消えていきました。

 気付くと、まなつ達は駅の前にいました。他のゲスト達も何があったか憶えていません。
 ですが、ローラの指には、シャロンからもらった指輪が。つぼみは、泣きそうなローラにハンカチを差し出し、ローラは泣いてないと強がりますが、まなつはシャロンがいなくなった事に号泣。ローラは、そんなまなつを見て、手を合わせました。

 その後日、まなつ達は、ショッピングモールでの歌のイベントに参加。えりかがデザインした衣装を着て、まなつ達はステージに立ちました。
 ちなみに、まなつ達の髪型も変わっています。特に、さんごとみのりについては、アイドルっぽさがものすごく感じられ、めちゃくちゃイケてます。普段おとなしめの2人がこうも活発そうに見えるなんて、髪型チェンジの魔力はすご過ぎるな、と改めて感じました。

 ここで、エンディング。TV本編33話から36話までのエンディングにも流れていた「シャンティア ~しあわせのくに~ エンディング主題歌Ver.」。
    
    
    
    
   
    
    
    
    
   


 最後は、次のプリキュア映画の予告。次に公開される時期は、来年春ではなく、来年秋。
 Oh・・・。まさかの春映画なし・・・。昨年の春に公開するはずだった映画が半年以上も延期となったのが影響しちゃったのかもしれませんね。


【まとめ】
 さて、今回の映画は、TV本編とうってかわって、雪国が舞台。また、楽しくて明るい今作の作風からかけ離れた重苦しい展開もありましたが、大いに楽しむ事ができました。

 この映画で最も印象に残ったのは、オリジナルキャラのシャロンですね。
 敵に捕われの身になるものの、プリキュアの懸命さに心が震え、プリキュアに力を貸してくれる。映画を見る前は、そう思っていました。
 ですが、物語中盤でシャロンの真実を聞いた時は、そんな予想はバカバカしく感じるほどの悲劇のヒロインだと感じ、涙が出そうになっていました。

 大好きな両親や国民達に囲まれながら幸せに過ごし、女王になろうとした日に一瞬にして、両親、国民、そして、国までも失い、たった1人になっちゃったとか、あまりにも可哀想過ぎるでしょ・・・。この子が何をしたっていうんだよ・・・。
 しかも、それだけで終わらず、国を滅ぼした隕石の力で蘇らされて、現世をさまよう事に。心を通わせる相手が誰一人いないまま長年の時を過ごし、安らかに眠る事さえ許されないとなったら、そりゃあ、笑う事なんてできないよ・・・。心の花も凍っちゃうよ・・・。
 このシャロンの真実を聞いた時は、息を飲んでいて、目の奥が熱くなっていました。「この子に救いはないのか・・・」と思いながら、その後のストーリーを見ていましたね。

 それだけに、ローラと出会えて本当に良かったと感じました。心から尊敬されて、国としても個人としても仲良くなりたいと言われて、最後は、シャンティアの歌を歌ってくれて、歌を残し続けると約束してくれて、安らかに眠りにつけたでしょう。
 ローラは、思った事をズバズバ口に出すタイプで、敵を作りやすいところがありますが、それが良い方向に作用したと思いますね。ローラの裏表のない性格が、シャロンのローラに対する信頼を生み、ローラに指輪を渡し、その指輪がシャロンの心を溶かす事に繋がったのですから。

 シャロンは、これまで沢山の人に会ったものの、ローラほど親しくはなれなかったのでしょう。そして、シャンティアを出ようとすれば、雪の怪物を生み出して、心を凍らせる。シャロンには寂しさが募るだけ。そんな満たされない日々を何年も過ごしてきたのでしょう。
 戴冠式前のローラとの会話は、それまでの満たされなかった時間と比べると、すごく些細なものですが、シャロンにとっては、ものすごく幸せに感じたんじゃないかと思いますね。残念ながら、仲良く接していきたいという約束は果たされず、シャロンは消えてしまいましたが、本来は死んでいる身。あるべき場所に帰るのが道理というものでしょう。
 ローラと別れた後は、天国で両親やかつての国民達と再会し、笑顔の絶えない日々を過ごしていったと信じたいですね。

 また、この映画は、春映画に続き、過去作との共演となりました。今回は、「ハートキャッチ」とコラボでした。
 春映画と比べると、共演の意味合いは大きかったと思いますね。春映画の改善点を上手く活かせていたように感じています。

 特に、「ハートキャッチ」本編、および、後のオールスターズ映画で存在感を残したえりかは、この映画でもなかなかの存在感でした。
 ギャグや変顔は少し控えめだったものの、卓越したファッションの腕前だったり、ローラと言い合いになった時に先に謝ったりと、良いところを見せていたと思います。やっぱり、プリキュアの先輩は一味違うな! まあ、それを直接言っちゃうと、図に乗って、トンデモ発言しそうですが。(笑)

 変身前の姿が長く映っていたのも良かったところですね。ストーリー前半で現作プリキュアと遊んでいたシーンは、微笑ましい気分になりました。
 口癖があったのも嬉しかったですね。つぼみの「私、堪忍袋の緒が切れました!」。えりかの「海より広いあたしの心も、ここらが我慢の限界よ!」「やるっしゅ!」。「ハートキャッチ」をリアルタイムで見ていた方々にとっては、良いサービスだったと思いますね。

 そんな訳で、今回の映画もかなり楽しめました。
 次のプリキュア映画も心ゆくまで楽しみたいところですが、次に公開されるのは、来年の秋。半年以上も先となります。
 となると、次回作「デリシャスパーティ♡プリキュア」の単独映画となり、今作のキャラが登場する余地はないかもしれませんね。ただ、今作より前の過去作プリキュアとの共演はありそう?
 そのあたりがどうなるのかは分かりませんが、次のプリキュア映画も楽しんで鑑賞したいところ。まあ、それよりも、現作の目の前の1話に集中ですけどね。


 「映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」の感想は、これで以上です。
 今回の劇場版も、感動をありがとうございました! そして、この作品の制作、お疲れ様でした!



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