今話の名セリフ:「お互いがお互いを思い合い、支え合い、必要だと感じている。そのすべての瞬間が宝物に見えて、夢中でシャッターを切ってしまったよ。」
「わんだふるぷりきゅあ!」第42話「みんなのおうちのワンダフル!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、まゆの父・貴行は、アニマルタウンの町長から、アニマルカレンダーに使う写真を撮ってほしいと依頼を受けました。「アニマルカレンダー」とは、アニマルタウンの住人達に配られるカレンダーで、多くの動物達が載せられています。
貴行は、町長の依頼を快く引き受けました。とはいえ、貴行は、世界中を回って仕事をしているため、アニマルタウンの事はよく知りません。そこで、まゆ達は、アニマルタウンを案内する事にしました。
~ Aパート ~
そして、後日、まゆ達は、アニマルタウンを案内します。なお、貴行は、初めてユキの人間態を目にしました。
「ママから聞いて、いつ会えるのか楽しみにしていたんだよ! いやー、うちのユキは、猫でも人でも美人さんだね! 早速1枚いいかい?」
「嫌。」
「いいじゃないか、1枚くらい! ね!」
「い、や。」
「じゃあ、こむぎと一緒に撮ろう!」
「え?」
「なんだ、友達と一緒がいいのか!」
「え!?」
「仲良しなんだな!」
「エヘヘ!」
「そ、それは、まあ・・・。」
いよいよ、動物達を撮りに行きますが、いろは達のオススメの動物が沢山いて、どこから撮ったらいいか迷います。
悟は、海浜公園から始めるのはどうかと提案。色んな犬がいる上、海や湖も近く、様々な動物を撮るには、うってつけです。
という事で、海浜公園に向かいました。
「あの、貴行さんは、いつもどうやって動物達の写真を撮っているんですか?」
「あ! 私も知りたい!」
「動いてるものって、上手に撮るのが難しくて・・・。」
「そうだな。自然界の動物は、常に動き回っていたり、隠れてたりしているから、撮影場所の下見をして、あとは、そこでひたすら待つんだ。」
「何日も、何日も・・・、雨が降っても、風が強くても、しっと待って・・・、その瞬間を撮るんだ。」
「カッコいい・・・。」
「その瞬間って、どういう事?」
「言葉で説明するのは難しいけど、宝物にしたい時間、という事かな。」
「レンズの向こうにその瞬間が見えた時・・・。」
「指が勝手に、シャッターを切ってしまうんだ。」
「いろは!」
「失礼しました。勝手に撮ってしまって・・・。」
「いいのよ。私達でよければ、いくらでもどうぞ。」
「フクちゃん、久しぶり! 元気にしてた?」
「ええ。足腰も弱くなってきたから、あまり外に出てなかったんだけど、今日は良いお天気だから、お散歩に出てみたの。」
「みんなに会えて良かったわね、フクちゃん!」
「私も会えて嬉しいよ、フクちゃん!」
少しして、海浜公園に到着。ペットフリーエリアにて、様々な犬の写真を撮りました。
「はい、どうぞ。」
「ありがとう。」
「すごい体勢でとっていたけど、あれも秘訣?」
「体勢というよりは目線かな。撮りたいものと同じ目線にカメラを構えると、表情がよく撮れるんだよ。」
「ほら。」
「フフ、みんな楽しそう!」
「こっちは、面白い感じに撮れたよ。」
「跳んでるみたい!」
「さらに目線を下げて、あおりで撮ると・・・。」
「わぁ、カッコいい!」
「だろ? 下から撮る事で迫力が出るんだよ。」
「そうなんだ! えっと、同じ目線だと・・・。」
「表情がよく撮れて、下からだと迫力が・・・。」
「フフ! 本当だ!」
「ちょっと目つき悪くない?」
「そんな事ないよ! どこから撮っても、ユキは可愛い!」
「そう!」
「うん!」
「もう、パパってば! 撮るのは私達じゃないでしょ!」
「ごめんごめん。2人の表情がとても良かったから、つい・・・。」
「ついじゃないよ・・・。」
『あ!』
「あはは!」
その後も、貴行は、沢山の動物を撮っていきました。
ひととおり写真を撮ったところで、カフェで休憩をとりました。
「今日はありがとう。良い写真が撮れたよ。」
「色々な場所を巡って分かったよ。この街では、人と動物が様々な形でかかわり合っている。」
「お互いがお互いを思い合い、支え合い、必要だと感じている。そのすべての瞬間が宝物に見えて、夢中でシャッターを切ってしまったよ。」
「アニマルタウンは、素晴らしい街だね!」
「そういう時は、こう言うんだよ! アニマルタウンは、わんだふるー! って!」
「そうか! アニマルタウンは、わんだふるー! なんだね!」
「そう!」
その後、貴行は、まゆの母・すみれと買い物の約束をしていたため、場を離れました。残されたまゆ達は、カレンダーに載せる写真を選ぶ事になりました。
どの写真も、人と動物がニコニコしていて、素敵なものばかり。そんな沢山の写真を見て、いろは達も笑顔になりますが、そんな中、トラメが現れ、ガオガオーンを呼び出しました。
~ Bパート ~
いろは達4人はプリキュアに変身しました。
今回のガオガオーンはシマウマ型。走りが速く、追い付くのに一苦労。
しかも、どうにか追い付いたとしても、強力な体当たりや蹴りが繰り出され、捕まえるのは容易ではありません。
そこで、キラリンライオンの力を借りる事に。走力をアップし、ガオガオーンの前方に立ちました。
そして、ガオガオーンの前方に、リボンバリアをいっぱい張りました。これならば、バリアを避けて逃げる事はできません。
その後は、プニプニバリアーとニャミーシールドでガオガオーンを後方に押し出し、リリアンネットでクッション。ガオガオーンの動きを止めたところで、エターナルキズナシャワーを放ち、ガオガオーンを元のニコアニマルの姿に戻し、ニコガーデンに帰しました。
カレンダーに載せる写真はまだ選べていませんでしたが、まゆには良い考えがありました。
その後日・・・、
「ワシは・・・、ワシは・・・、ね! 最高に感動しています!」
「それは良かったです。」
「おかげで、過去最高なアニマルカレンダーが出来上がりました! 本当に、ありがとうございまーす!」
「最高なものになったのは、まゆや、その友達が協力してくれたおかげですね。」
「私達頑張った!」
「うんうん!」
「ホント、素敵な写真ばかりね。」
「どの写真にするか迷っていたんだけど、テーマを決めて選んだの。」
『テーマ?』
「うん! テーマはね、みんなでニコニコ!」
「パパが撮った宝物な瞬間の中から、人と動物が一緒にニコニコしてるものを選んだの!」
「これが、私達の大好きな・・・、」
『ワンダフル!』
「・・・なアニマルタウンですってものを!」
「そうなんだね。」
「うん!」
「今回のオファー、受けて良かったよ。僕がいない間も、まゆが毎日ニコニコして、過ごせてるって知れた。」
「パパは本当に嬉しいよ!」
「パパ・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「つむがれる思い」
クラスメイト達のために、編み物教室を開く事にしたまゆ。
たまたまその様子を見かけたザクロは、自分もガオウのために編み物を作ろうと考えるが・・・。
【まとめ】
という事で、今回は、まゆの父・貴行による沢山の動物の写真撮影を通じて、アニマルタウンの住人達と動物達の親密さを知る話でした。
最終話まであと2か月程度しかないにもかかわらず、ストーリーの根幹にかかわらない日常回で、「ガオウ」という言葉も出ませんでしたが、貴行の仕事のすごさとか、まゆの成長など、深く感じた事がいくつかあり、なかなか面白い回だったと感じています。
アニマルタウンの住人達と動物達の仲の良さは、今話より前にも何度か示されていますが、あと4、5話で最終決戦となると、大事な描写だったのかな、と思いました。
この先、狼と人は相容れないというガオウの主張は強くなると思われ、それに対抗するために、今話の体験は大いに役立つかもしれないでしょう。もしかしたら、アニマルタウンの住人達と動物達の絆の深さが、最終決戦でプリキュアに希望を与える光になるのかもしれません。
となると、日常回ではあったものの、後の話に向けて結構重要な回だったのかな、と思っています。考え過ぎですかね?(笑)
また、貴行からは、見事な仕事っぷりだと感心しました。
被写体の見映えを良くするためにアクロバティックに動いて撮影したり、時には、一瞬のシャッターチャンスをものにするためにじっくり待ったりと、さすがプロのカメラマンだと思いましたね。しかも、それが自然にできちゃうところにも、すごさを感じました。
ですが、今回は、人の多いのどかな街中での撮影。普段は、周りに人が全然いない中での撮影に臨んだり、向き合い方を一歩誤れば命を落としかねない動物を相手にしている事が多いと思います。
そのため、様々な動物や撮影環境の知識を必要とし、被写体に対する集中力は今回の何倍も求められているでしょう。普段の貴行のすごさを、ひしひしと感じました。
そして、集中力が高いといえば、まゆの魅力の1つです。まゆの周りの声が聞こえなくなるほどの集中力の高さは、お父さん譲りだったように思いますね。
ついでに、気に入ったものに対してグイグイいくのも、お父さん譲りでしょうか。人間態のユキを撮りたいと迫った時に断られても、なお迫ったのは、「まゆも、こういうところあるよなあ」と思い、頬が緩みました。さすが、今作一の食べがいのあるおもしれー女の父親!(笑)
貴行は、メインキャラの父親ではあるものの、出番は少ないですが、まゆと良い親子だと感じられて、すごく良かったと思います。
あと、まゆの成長を感じられたのも良かったところ。
最高なカレンダーになったのは、まゆや、その友達が協力してくれたおかげだと、貴行は言ってましたが、確かに、そうなんですよね。アニマルタウンに引っ越して、すぐに、いろはをはじめとした良い友達ができたからこそだと思いますね。
思えば、まゆは引っ込み思案で、誰かに声をかけるのも難しく感じるほど。ですが、いろはが積極的に接してくれたおかげで、まゆは新しい街に引っ越してきた事の不安が和らぎました。
しかし、いろはとの関係はそこで終わらず、その後は、自分からいろはと接していくようになり、その結果、新しい学校では多くの友達ができたり、プリキュアにもなったりと、まゆの世界は広がっていきました。そして、今回のカレンダー作成にも繋がったのは間違いないでしょう。
いろはの積極的な声掛けがあったとはいえ、それ以上の関係を望んだのはまゆであり、そんなまゆのちょっとした勇気が今回に繋がったと思うと、込み上げてくるものがありますね。改めて、まゆは、いろはに出会えて、そして、そこから大きく成長できて良かったと感じています。
さて、次回は、まゆメイン回。残り話数を考えると、最後のまゆメイン回でしょう。
これまでのまゆの成長の集大成を見せてきそうで、しっかり注目したいですね。ザクロがどう絡んでくるのかも気になるところで、人間に対する見方が少しは変わるのかも? 次回の視聴が待ち遠しいです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第42話「みんなのおうちのワンダフル!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、まゆの父・貴行は、アニマルタウンの町長から、アニマルカレンダーに使う写真を撮ってほしいと依頼を受けました。「アニマルカレンダー」とは、アニマルタウンの住人達に配られるカレンダーで、多くの動物達が載せられています。
貴行は、町長の依頼を快く引き受けました。とはいえ、貴行は、世界中を回って仕事をしているため、アニマルタウンの事はよく知りません。そこで、まゆ達は、アニマルタウンを案内する事にしました。
~ Aパート ~
そして、後日、まゆ達は、アニマルタウンを案内します。なお、貴行は、初めてユキの人間態を目にしました。
「ママから聞いて、いつ会えるのか楽しみにしていたんだよ! いやー、うちのユキは、猫でも人でも美人さんだね! 早速1枚いいかい?」
「嫌。」
「いいじゃないか、1枚くらい! ね!」
「い、や。」
「じゃあ、こむぎと一緒に撮ろう!」
「え?」
「なんだ、友達と一緒がいいのか!」
「え!?」
「仲良しなんだな!」
「エヘヘ!」
「そ、それは、まあ・・・。」
いよいよ、動物達を撮りに行きますが、いろは達のオススメの動物が沢山いて、どこから撮ったらいいか迷います。
悟は、海浜公園から始めるのはどうかと提案。色んな犬がいる上、海や湖も近く、様々な動物を撮るには、うってつけです。
という事で、海浜公園に向かいました。
「あの、貴行さんは、いつもどうやって動物達の写真を撮っているんですか?」
「あ! 私も知りたい!」
「動いてるものって、上手に撮るのが難しくて・・・。」
「そうだな。自然界の動物は、常に動き回っていたり、隠れてたりしているから、撮影場所の下見をして、あとは、そこでひたすら待つんだ。」
「何日も、何日も・・・、雨が降っても、風が強くても、しっと待って・・・、その瞬間を撮るんだ。」
「カッコいい・・・。」
「その瞬間って、どういう事?」
「言葉で説明するのは難しいけど、宝物にしたい時間、という事かな。」
「レンズの向こうにその瞬間が見えた時・・・。」
「指が勝手に、シャッターを切ってしまうんだ。」
「いろは!」
「失礼しました。勝手に撮ってしまって・・・。」
「いいのよ。私達でよければ、いくらでもどうぞ。」
「フクちゃん、久しぶり! 元気にしてた?」
「ええ。足腰も弱くなってきたから、あまり外に出てなかったんだけど、今日は良いお天気だから、お散歩に出てみたの。」
「みんなに会えて良かったわね、フクちゃん!」
「私も会えて嬉しいよ、フクちゃん!」
少しして、海浜公園に到着。ペットフリーエリアにて、様々な犬の写真を撮りました。
「はい、どうぞ。」
「ありがとう。」
「すごい体勢でとっていたけど、あれも秘訣?」
「体勢というよりは目線かな。撮りたいものと同じ目線にカメラを構えると、表情がよく撮れるんだよ。」
「ほら。」
「フフ、みんな楽しそう!」
「こっちは、面白い感じに撮れたよ。」
「跳んでるみたい!」
「さらに目線を下げて、あおりで撮ると・・・。」
「わぁ、カッコいい!」
「だろ? 下から撮る事で迫力が出るんだよ。」
「そうなんだ! えっと、同じ目線だと・・・。」
「表情がよく撮れて、下からだと迫力が・・・。」
「フフ! 本当だ!」
「ちょっと目つき悪くない?」
「そんな事ないよ! どこから撮っても、ユキは可愛い!」
「そう!」
「うん!」
「もう、パパってば! 撮るのは私達じゃないでしょ!」
「ごめんごめん。2人の表情がとても良かったから、つい・・・。」
「ついじゃないよ・・・。」
『あ!』
「あはは!」
その後も、貴行は、沢山の動物を撮っていきました。
ひととおり写真を撮ったところで、カフェで休憩をとりました。
「今日はありがとう。良い写真が撮れたよ。」
「色々な場所を巡って分かったよ。この街では、人と動物が様々な形でかかわり合っている。」
「お互いがお互いを思い合い、支え合い、必要だと感じている。そのすべての瞬間が宝物に見えて、夢中でシャッターを切ってしまったよ。」
「アニマルタウンは、素晴らしい街だね!」
「そういう時は、こう言うんだよ! アニマルタウンは、わんだふるー! って!」
「そうか! アニマルタウンは、わんだふるー! なんだね!」
「そう!」
その後、貴行は、まゆの母・すみれと買い物の約束をしていたため、場を離れました。残されたまゆ達は、カレンダーに載せる写真を選ぶ事になりました。
どの写真も、人と動物がニコニコしていて、素敵なものばかり。そんな沢山の写真を見て、いろは達も笑顔になりますが、そんな中、トラメが現れ、ガオガオーンを呼び出しました。
~ Bパート ~
いろは達4人はプリキュアに変身しました。
今回のガオガオーンはシマウマ型。走りが速く、追い付くのに一苦労。
しかも、どうにか追い付いたとしても、強力な体当たりや蹴りが繰り出され、捕まえるのは容易ではありません。
そこで、キラリンライオンの力を借りる事に。走力をアップし、ガオガオーンの前方に立ちました。
そして、ガオガオーンの前方に、リボンバリアをいっぱい張りました。これならば、バリアを避けて逃げる事はできません。
その後は、プニプニバリアーとニャミーシールドでガオガオーンを後方に押し出し、リリアンネットでクッション。ガオガオーンの動きを止めたところで、エターナルキズナシャワーを放ち、ガオガオーンを元のニコアニマルの姿に戻し、ニコガーデンに帰しました。
カレンダーに載せる写真はまだ選べていませんでしたが、まゆには良い考えがありました。
その後日・・・、
「ワシは・・・、ワシは・・・、ね! 最高に感動しています!」
「それは良かったです。」
「おかげで、過去最高なアニマルカレンダーが出来上がりました! 本当に、ありがとうございまーす!」
「最高なものになったのは、まゆや、その友達が協力してくれたおかげですね。」
「私達頑張った!」
「うんうん!」
「ホント、素敵な写真ばかりね。」
「どの写真にするか迷っていたんだけど、テーマを決めて選んだの。」
『テーマ?』
「うん! テーマはね、みんなでニコニコ!」
「パパが撮った宝物な瞬間の中から、人と動物が一緒にニコニコしてるものを選んだの!」
「これが、私達の大好きな・・・、」
『ワンダフル!』
「・・・なアニマルタウンですってものを!」
「そうなんだね。」
「うん!」
「今回のオファー、受けて良かったよ。僕がいない間も、まゆが毎日ニコニコして、過ごせてるって知れた。」
「パパは本当に嬉しいよ!」
「パパ・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「つむがれる思い」
クラスメイト達のために、編み物教室を開く事にしたまゆ。
たまたまその様子を見かけたザクロは、自分もガオウのために編み物を作ろうと考えるが・・・。
【まとめ】
という事で、今回は、まゆの父・貴行による沢山の動物の写真撮影を通じて、アニマルタウンの住人達と動物達の親密さを知る話でした。
最終話まであと2か月程度しかないにもかかわらず、ストーリーの根幹にかかわらない日常回で、「ガオウ」という言葉も出ませんでしたが、貴行の仕事のすごさとか、まゆの成長など、深く感じた事がいくつかあり、なかなか面白い回だったと感じています。
アニマルタウンの住人達と動物達の仲の良さは、今話より前にも何度か示されていますが、あと4、5話で最終決戦となると、大事な描写だったのかな、と思いました。
この先、狼と人は相容れないというガオウの主張は強くなると思われ、それに対抗するために、今話の体験は大いに役立つかもしれないでしょう。もしかしたら、アニマルタウンの住人達と動物達の絆の深さが、最終決戦でプリキュアに希望を与える光になるのかもしれません。
となると、日常回ではあったものの、後の話に向けて結構重要な回だったのかな、と思っています。考え過ぎですかね?(笑)
また、貴行からは、見事な仕事っぷりだと感心しました。
被写体の見映えを良くするためにアクロバティックに動いて撮影したり、時には、一瞬のシャッターチャンスをものにするためにじっくり待ったりと、さすがプロのカメラマンだと思いましたね。しかも、それが自然にできちゃうところにも、すごさを感じました。
ですが、今回は、人の多いのどかな街中での撮影。普段は、周りに人が全然いない中での撮影に臨んだり、向き合い方を一歩誤れば命を落としかねない動物を相手にしている事が多いと思います。
そのため、様々な動物や撮影環境の知識を必要とし、被写体に対する集中力は今回の何倍も求められているでしょう。普段の貴行のすごさを、ひしひしと感じました。
そして、集中力が高いといえば、まゆの魅力の1つです。まゆの周りの声が聞こえなくなるほどの集中力の高さは、お父さん譲りだったように思いますね。
ついでに、気に入ったものに対してグイグイいくのも、お父さん譲りでしょうか。人間態のユキを撮りたいと迫った時に断られても、なお迫ったのは、「まゆも、こういうところあるよなあ」と思い、頬が緩みました。さすが、今作一の食べがいのあるおもしれー女の父親!(笑)
貴行は、メインキャラの父親ではあるものの、出番は少ないですが、まゆと良い親子だと感じられて、すごく良かったと思います。
あと、まゆの成長を感じられたのも良かったところ。
最高なカレンダーになったのは、まゆや、その友達が協力してくれたおかげだと、貴行は言ってましたが、確かに、そうなんですよね。アニマルタウンに引っ越して、すぐに、いろはをはじめとした良い友達ができたからこそだと思いますね。
思えば、まゆは引っ込み思案で、誰かに声をかけるのも難しく感じるほど。ですが、いろはが積極的に接してくれたおかげで、まゆは新しい街に引っ越してきた事の不安が和らぎました。
しかし、いろはとの関係はそこで終わらず、その後は、自分からいろはと接していくようになり、その結果、新しい学校では多くの友達ができたり、プリキュアにもなったりと、まゆの世界は広がっていきました。そして、今回のカレンダー作成にも繋がったのは間違いないでしょう。
いろはの積極的な声掛けがあったとはいえ、それ以上の関係を望んだのはまゆであり、そんなまゆのちょっとした勇気が今回に繋がったと思うと、込み上げてくるものがありますね。改めて、まゆは、いろはに出会えて、そして、そこから大きく成長できて良かったと感じています。
さて、次回は、まゆメイン回。残り話数を考えると、最後のまゆメイン回でしょう。
これまでのまゆの成長の集大成を見せてきそうで、しっかり注目したいですね。ザクロがどう絡んでくるのかも気になるところで、人間に対する見方が少しは変わるのかも? 次回の視聴が待ち遠しいです。
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