今話の名セリフ:「今回は本気出してないから! 左手でやったのよ! ひ、だ、り、て、で!」
「ラブライブ!スーパースター!!」3期第5話「你好! 上海! 小籠包~!」の感想です。
~ オープニング前 ~
結ヶ丘は期末試験が終わり、もうすぐ夏休みに入ろうとしていました。
夏休みが終わると、3年生は受験シーズンに入ります。かのん達には、進路希望調査票が渡され、受験が近付いている事をひしひしと感じます。
~ Aパート ~
その頃・・・、
「フフッ。まったく簡単過ぎない? 日本のテスト。」
「まったくです。」
「マルガレーテは何点でした?」
「今回は本気出してないから! 左手でやったのよ! ひ、だ、り、て、で!」
「そういう事にしておきましょう。」
回が進むにつれ、ネタガレーテしてますのう。2期は冷たい表情が多かったから、こういう笑えるところが多いのは嬉しいですね。この調子で、ギャラ子や副社長を超えるギャグキャラになってもいいのよ?(笑)
かのんは進路をどうするか悩んでいました。ウィーン国立音楽学校は、かのんの留学を受け入れてはいるものの、頭が追いついてないようです。
その直後、可可を見かけました。落ち込んでいるように見えます。
かのんは、可可に声をかけました。
「可可ちゃん!」
「あ・・・。かのんデスカ・・・。」
「書いた? 進路調査。」
「実は・・・。」
「どうしたの?」
「可可の夢は高校3年間をスクールアイドルとしてやりきる事デス・・・。」
「うん。それは私も同じ。」
「だから・・・。」
「その先は、見つけられない?」
「可可は、とにかく今を一番大事にしたい・・・。今のために生きてるんデス・・・。将来が当然大事なことは分かっているデスし、勉強も怠っていマセン・・・。」
「でも・・・。」
「聞いてるよ。言える範囲で講わないから。」
「親に将来の事考えてないなんて、絶対言えないんデス・・・。きっと、すごくガッカリする・・・。」
「ご両親と話はした? 可可ちゃんにどうしてほしいと思っているのかな?」
「家に戻って、お父さんの母校である、北京の大学に進んだらどうか、と・・・。」
「すごいじゃない!」
「嫌?」
「嫌というか・・・。」
「ん?」
「可可には、お姉ちゃんがいマス。お姉ちゃんは、可可のスクールアイドル活動を誰よりも応援してくれていマス。」
「そんなお姉ちゃんは可可に、好きな歌を続けるべきだ、やりたい事をやり続けるべきだと、アドバイスをくれマシタ・・・。」
「ただ・・・。」
「それも、嫌?」
「正直分かりマセン・・・。本当に今はスクールアイドル活動以外考えられない、考えたくないって思ってしまうんデス・・・。」
「でも、いよいよ何も決めずにいる訳にはいきマセン・・・。可可達は、もう3年生デス・・・。」
「そうだね!」
「ん? どうしました?」
「何でもないわ!」
それから何日か経ち、夏休みに入り、可可は、自分の進路について家族と話し合うため、上海に帰りました。
かのん、マルガレーテ、冬毬の3人はランニング中。かのんの家で休憩してから、学校に向かう事になりました。
家に帰ると、かのん宛に手紙が来ていました。中身は、羽田から上海の飛行機のチケット。
という事は、可可が送ってきたものなのか? なお、チケットは2枚あります。
その直後、千砂都、すみれ、恋の3人が、かのんの家に来ました。
3人にも、同じチケットが送られていました。2年生の4人にも送られていて、夏美には、冬毬の分と合わせて2枚届いているとの事。
となると、かのん宛に届いたチケット2枚のうちの1枚は、マルガレーテ宛のようです。
出発は5日後。可可は、かのん達10人に来てほしいと思っている事が考えられますが、可可に連絡しても返事がありません。
もしかしたら、可可には何か困っている事があるのかも? そう思ったかのんは、可可を助けたいと、上海に行く事を決めました。千砂都、すみれ、恋の3人も、かのんの意見に乗ります。
マルガレーテは、別チームの可可に構う必要はないと、上海に行く気がありませんでしたが、結ヶ丘のスクールアイドルである事は同じだし、相手が困っている時に差を広げて勝っても達成感はないという、かのんの説得を受け入れ、上海に行く事になりました。
冬毬も上海に行く事を決め、2年生の4人も、行く気は十分です。
~ Bパート ~
そして、後日・・・、
「ここが・・・。」
「可可さんの故郷・・・。」
『上海だ!』
「あー! あのタワー、動画で見た事あるっす!」
「完璧なマル・・・。」
「そういえば、マルには目がないんだったな・・・。」
「映える! 映える! 全てが映えまくりですの!」
「刺激的な街ですね!」
「すっかり旅行気分ね・・・。可可先輩に会いに来たんでしょ?」
「そうよ。遊びに来た訳じゃないのよ。ギャラクシー!」
「その格好は?」
「すみれちゃん、お出かけする時は、ああなっちゃうから・・・。」
遊びに来た訳じゃないとか言ってるくせに、派手な格好しやがって、説得力ねーよ。さすが、ギャラ子! 海外に来てもギャグが絶好調で、ホレボレするぜ!(笑)
すみれは、一刻も早く可可の家に行こうと思っていますが、いきなり全員で家に押し掛けるのは迷惑になりかねません。可可に連絡がついてから行く事にします。
「まだ連絡つかないんだな・・・。居場所分からないのか?」
「駄目。ここ圏外で使い物にならない。」
「何の機械ですか、それ・・・。」
海外に来ても、やべーヤツっぷりは変わんねーな、四季は。とはいえ、こういうブレなさが、ラブライブ連覇の秘訣なのかもしれませんね。(笑)
かのんは可可に、上海に到着した事の連絡をしました。ひとまず返信を待ちます。
返信はすぐに来ました。
「あ、あれ? どういう事?」
「ここに来てほしいって事でしょうか。」
写真の場所に行けば、可可がいるのか?
ですが、まずは、ホテルにチェックインしに行く事に。荷物を預けに行きます。
その後は、手分けして可可を探しました。
「クイズ! 今日は、どこにいるでしょうか!」
「ブッブー、大不正解!」
「夏美は今、日本を離れ、上海に来ておりますの!」
「あの、ここでも動画を撮るのですか?」
「ナンセンス! 愚問ですの! 上海に来たからこそ、Liella!の新しい一面を際立たせる新鮮な動画を上げる事ができるのですのよ!」
「それは、勉強不足でした・・・。」
いや、それは勉強しなくてもいいんじゃないかと。ひいてはマニーのためなんですから。まったく、マニーよりももっともっと素敵な、最高の笑顔になれる日が来ると信じていると、前話で言っていた事は何だったのか。(笑)
「とにかく、可可を探さないと!」
「そうですね。」
「小籠包・・・。」
「なぬ!? それは、ぜひ注文して動画に収めねば・・・。」
「可可先輩も、もちろん大事ですが、お腹も空きましたし、まずは、その様子をしっかりと動画に・・・。」
「あふれ出すスープ! これぞ、デリーシャースですの!」
『デリーシャース!』
副社長以外の3人、なかなか盛ってますね。これで、スリーサイズが分かっていたら、妄想の余地が広がるのにな・・・。「スーパースター」のメインキャラにスリーサイズが設定されていないのが、至極残念ですね。(この変態が(笑))
「バズりますの!」
「な訳ないでしょ!」
「うわー! 近くで見るマル! 大きいマル! 沢山のマル! マル! マル!」
「ひとまず落ち着きましょう、先輩! 周りの人が不審がるっす!」
「マルー!」
この部長も、海外でも変わんねーな。やっぱり、海外に来ても、変なところがブレないのが、ラブライブ連覇の秘訣なのかもしれませんね。(笑)
その後も、かのん達は可可を探し続けましたが、見つかりません。
しばらくして・・・、
「ハァ・・・、涼しいぜ・・・。」
「回復回復・・・。」
「ハァ・・・、ホテルのプールは最高ですわ!」
「現実はオニですの・・・。」
なかなかエッな後ろ姿を見せてきたのう。しかも、これがNHKEテレで放映されていたという。それも、夕方に。NHKEテレの「E」は、「教育(Education)」ではなく、「エロ(Ero)」を意味してるんじゃないかと思えてきました。(笑)
同じ頃、かのんのスマホに着信が。
写真の場所に行ってみると・・・、
「お昼と全然違う!」
「綺麗です!」
「ライトアップされた、マル!」
「でも、この人混みでは、可可先輩は見つかりそうにありませんね。」
「もしかして、可可ちゃん、私達に見てもらいたい所の写真を送ってきたのかな?」
「確かに、いずれも素敵な所でした。」
「でも、何でこんな回りくどい事を? らしくないと思わない?」
「それは・・・。」
「船に乗りませんか?」
「え!? 日本語!?」
「絶対だまそうとしてる! 気をつけろ!」
「まさかまさか。私は、皆さんの事を知っているのです。怪しいなんて、とんでもない。」
「怪しい人が言うセリフっす!」
「失礼ですが、あなたは、どちら様でしょうか?」
「野暮な事聞かないで下さい。船の上で、すべてが分かりますよ。」
「私達、唐可可ちゃんを探しているんです。」
「存じ上げてございます。」
「可可の事も知ってるの!?」
「この先に、素晴らしい出来事がございます。」
「さあさあ、めくるめくロマンの旅へ、10名様ごあんなーい!」
「なんと!」
「美しい景色!」
「現実じゃないみたいだ・・・。」
「夜景に照らされているメイも、とても素敵。」
「うるさい! 何言ってんだ!」
よく分からん人に船に乗り込まれているというのに、さらっと四季メイをぶちこむスタッフ様、さすがです。Liella!メンバーだけでなく、スタッフ様達もブレてなくて安心しました。(笑)
「この景色を見られただけでも、来た甲斐がありました。」
「海外初めてなの? 私は、子供の頃から、何か国も訪れてたから。」
「他の国の事も、いつか教えて下さい。」
「ええ、いいわよ。」
「楽しみにしています。」
「まずは、この景色を楽しみましょ。」
「この船、どこに行くんだろう?」
「あの人、可可の事知っている感じだった・・・。」
「うん・・・。」
「皆さん、私が本日ナビゲートしたミステリーツアー、楽しんでいただけましたでしょうか?」
「ミステリー?」
「これを送ってきたのは、あなたですか?」
「はい。さようでございます。」
「どうやって、可可ちゃんとして私達にメッセージを?」
「あなた、何者なの?」
「可可ちゃんの事なぜ知っているか、ですか?」
「それもだし、何で私達にメッセージを送る事ができたのか・・・。」
「もしかして、可可を誘拐したの?」
「誘拐!?」
「だまされた・・・。」
「この野郎!」
「可可先輩を返すっす!」
「どういう事ですか!?」
「おやおや、かのんさんまで険しい顔をなされて。」
「私の名前・・・。」
「存じ上げていると申しましたでしょう?」
「一体、何者?」
「可可ちゃんは、どこにいるんですか!?」
「可可ちゃん!?」
「驚かせてすみマセン!」
「可可ちゃん! 無事で良かった・・・。」
「可可は元気デスヨ。心配かけマシタ。」
「あー、でも、ほっとした!」
「まったく、人騒がせな・・・。」
「可可のお姉ちゃんは、とても優しいのデスガ、ちょっといたずら好きなところがありますデス・・・。可可に黙って、皆さんに手紙を・・・。」
「お姉ちゃん!?」
「はじめまして。私、可可の姉、唐萌萌です。」
『えー!?』
「じゃあ、あの航空券は、可可先輩のお姉ちゃんが!?」
「ハイ・・・。可可が気付いた時には、みんなもう既に上海に来てしまっていマシタ・・・。せっかくだから、色んな場所を見て、上海を知ってもらおうとお姉ちゃんが・・・。」
「実は、Liella!の皆さんにお願いがあるのです。」
「お願い?」
「あ、あれは! 見て下さいですの!」
「ここ上海で行われるスクールアイドルフェスの会場が、こちらです。」
「ギャラクシー・・・。」
「開催は明後日。そこで皆さんにフェスに参加していただきたいのです。」
「フェスに?」
「私達が?」
「お願い・・・。可可ちゃんを、助けて!」
「助けるって、どういう事!?」
今回は、これで終了です。
【まとめ】
という事で、今回は、かのん達が、可可の故郷・上海に行く話でした。
上海に来たのは、可可の姉「唐 萌萌(タン モンモン)」に呼ばれたため。上海のスクールアイドルフェスに参加してほしいとの事です。
それが可可を救う事にも繋がるらしいですが、一体どういう事なのか? これは次回明かされると思いますので、解明をじっくり待ちましょう。
にしても、可可の姉ちゃん、怪しい雰囲気出し過ぎでしょ。
いくらかのん達の事を知ってるといっても、相手は外国から来た身ですからね? しかも、自己紹介なしで、勝手に船に乗せりゃ、険しい顔にもなりますよ。まったく、人騒がせな・・・。
ギャグ度の高過ぎるギャラ子に、副社長。無自覚に沢山の女の子達を落とすかのんパイセン。そして、この萌萌と、「スーパースター」のお姉ちゃんキャラには、ロクなのがいないですね。(笑)
おっと、マルガレーテにも姉がいるんでしたっけ。彼女は、ウィーン国立音楽学校という名門に通っているくらいですので、マトモだと・・・、信じたい・・・。(笑)
また、Aパートでは、進路の話が出ました。
他の作品では、3年生がいながら受験、進学といった話題が出なかったと思うと、異例の展開ですね。2期終盤でかのんの留学がクローズアップされたために、進路の話が出たんでしょうかね。
3年生の進路については、大学に進学するのは恋だけで、千砂都はプロダンサーを目指し、すみれは芸能活動を続けるんじゃないかと思っています。かのんは、ウィーン国立音楽学校に留学できますが、もしかしたら、違う道を歩むのかも?
可可は、北京の大学に進んだらどうかと親から言われているものの、卒業まで日本でやりたい事を見つけ、その道に進むのかな、と思っています。と言っても、次回の展開次第では、違う道に進みそうな気がしますが。
とまあ、予想はしたものの、ラブライブ優勝を目指している身となれば、将来よりも今を深く描く事になるのでしょう。ですが、今後また進路の話が出たら楽しみにしたいですね。
さて、次回は、今話の続き。
上海のスクールアイドルフェスには、8人体制のLiella!とトマカノーテの2チームで参加するのか? それとも、両チームが統合して1チームで出るのか?
また、萌萌が言っていた「可可を助けてほしい」とは、どういう事なのか? 次回が待ち遠しいです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!スーパースター!!」3期第5話「你好! 上海! 小籠包~!」の感想です。
~ オープニング前 ~
結ヶ丘は期末試験が終わり、もうすぐ夏休みに入ろうとしていました。
夏休みが終わると、3年生は受験シーズンに入ります。かのん達には、進路希望調査票が渡され、受験が近付いている事をひしひしと感じます。
~ Aパート ~
その頃・・・、
「フフッ。まったく簡単過ぎない? 日本のテスト。」
「まったくです。」
「マルガレーテは何点でした?」
「今回は本気出してないから! 左手でやったのよ! ひ、だ、り、て、で!」
「そういう事にしておきましょう。」
回が進むにつれ、ネタガレーテしてますのう。2期は冷たい表情が多かったから、こういう笑えるところが多いのは嬉しいですね。この調子で、ギャラ子や副社長を超えるギャグキャラになってもいいのよ?(笑)
かのんは進路をどうするか悩んでいました。ウィーン国立音楽学校は、かのんの留学を受け入れてはいるものの、頭が追いついてないようです。
その直後、可可を見かけました。落ち込んでいるように見えます。
かのんは、可可に声をかけました。
「可可ちゃん!」
「あ・・・。かのんデスカ・・・。」
「書いた? 進路調査。」
「実は・・・。」
「どうしたの?」
「可可の夢は高校3年間をスクールアイドルとしてやりきる事デス・・・。」
「うん。それは私も同じ。」
「だから・・・。」
「その先は、見つけられない?」
「可可は、とにかく今を一番大事にしたい・・・。今のために生きてるんデス・・・。将来が当然大事なことは分かっているデスし、勉強も怠っていマセン・・・。」
「でも・・・。」
「聞いてるよ。言える範囲で講わないから。」
「親に将来の事考えてないなんて、絶対言えないんデス・・・。きっと、すごくガッカリする・・・。」
「ご両親と話はした? 可可ちゃんにどうしてほしいと思っているのかな?」
「家に戻って、お父さんの母校である、北京の大学に進んだらどうか、と・・・。」
「すごいじゃない!」
「嫌?」
「嫌というか・・・。」
「ん?」
「可可には、お姉ちゃんがいマス。お姉ちゃんは、可可のスクールアイドル活動を誰よりも応援してくれていマス。」
「そんなお姉ちゃんは可可に、好きな歌を続けるべきだ、やりたい事をやり続けるべきだと、アドバイスをくれマシタ・・・。」
「ただ・・・。」
「それも、嫌?」
「正直分かりマセン・・・。本当に今はスクールアイドル活動以外考えられない、考えたくないって思ってしまうんデス・・・。」
「でも、いよいよ何も決めずにいる訳にはいきマセン・・・。可可達は、もう3年生デス・・・。」
「そうだね!」
「ん? どうしました?」
「何でもないわ!」
それから何日か経ち、夏休みに入り、可可は、自分の進路について家族と話し合うため、上海に帰りました。
かのん、マルガレーテ、冬毬の3人はランニング中。かのんの家で休憩してから、学校に向かう事になりました。
家に帰ると、かのん宛に手紙が来ていました。中身は、羽田から上海の飛行機のチケット。
という事は、可可が送ってきたものなのか? なお、チケットは2枚あります。
その直後、千砂都、すみれ、恋の3人が、かのんの家に来ました。
3人にも、同じチケットが送られていました。2年生の4人にも送られていて、夏美には、冬毬の分と合わせて2枚届いているとの事。
となると、かのん宛に届いたチケット2枚のうちの1枚は、マルガレーテ宛のようです。
出発は5日後。可可は、かのん達10人に来てほしいと思っている事が考えられますが、可可に連絡しても返事がありません。
もしかしたら、可可には何か困っている事があるのかも? そう思ったかのんは、可可を助けたいと、上海に行く事を決めました。千砂都、すみれ、恋の3人も、かのんの意見に乗ります。
マルガレーテは、別チームの可可に構う必要はないと、上海に行く気がありませんでしたが、結ヶ丘のスクールアイドルである事は同じだし、相手が困っている時に差を広げて勝っても達成感はないという、かのんの説得を受け入れ、上海に行く事になりました。
冬毬も上海に行く事を決め、2年生の4人も、行く気は十分です。
~ Bパート ~
そして、後日・・・、
「ここが・・・。」
「可可さんの故郷・・・。」
『上海だ!』
「あー! あのタワー、動画で見た事あるっす!」
「完璧なマル・・・。」
「そういえば、マルには目がないんだったな・・・。」
「映える! 映える! 全てが映えまくりですの!」
「刺激的な街ですね!」
「すっかり旅行気分ね・・・。可可先輩に会いに来たんでしょ?」
「そうよ。遊びに来た訳じゃないのよ。ギャラクシー!」
「その格好は?」
「すみれちゃん、お出かけする時は、ああなっちゃうから・・・。」
遊びに来た訳じゃないとか言ってるくせに、派手な格好しやがって、説得力ねーよ。さすが、ギャラ子! 海外に来てもギャグが絶好調で、ホレボレするぜ!(笑)
すみれは、一刻も早く可可の家に行こうと思っていますが、いきなり全員で家に押し掛けるのは迷惑になりかねません。可可に連絡がついてから行く事にします。
「まだ連絡つかないんだな・・・。居場所分からないのか?」
「駄目。ここ圏外で使い物にならない。」
「何の機械ですか、それ・・・。」
海外に来ても、やべーヤツっぷりは変わんねーな、四季は。とはいえ、こういうブレなさが、ラブライブ連覇の秘訣なのかもしれませんね。(笑)
かのんは可可に、上海に到着した事の連絡をしました。ひとまず返信を待ちます。
返信はすぐに来ました。
「あ、あれ? どういう事?」
「ここに来てほしいって事でしょうか。」
写真の場所に行けば、可可がいるのか?
ですが、まずは、ホテルにチェックインしに行く事に。荷物を預けに行きます。
その後は、手分けして可可を探しました。
「クイズ! 今日は、どこにいるでしょうか!」
「ブッブー、大不正解!」
「夏美は今、日本を離れ、上海に来ておりますの!」
「あの、ここでも動画を撮るのですか?」
「ナンセンス! 愚問ですの! 上海に来たからこそ、Liella!の新しい一面を際立たせる新鮮な動画を上げる事ができるのですのよ!」
「それは、勉強不足でした・・・。」
いや、それは勉強しなくてもいいんじゃないかと。ひいてはマニーのためなんですから。まったく、マニーよりももっともっと素敵な、最高の笑顔になれる日が来ると信じていると、前話で言っていた事は何だったのか。(笑)
「とにかく、可可を探さないと!」
「そうですね。」
「小籠包・・・。」
「なぬ!? それは、ぜひ注文して動画に収めねば・・・。」
「可可先輩も、もちろん大事ですが、お腹も空きましたし、まずは、その様子をしっかりと動画に・・・。」
「あふれ出すスープ! これぞ、デリーシャースですの!」
『デリーシャース!』
副社長以外の3人、なかなか盛ってますね。これで、スリーサイズが分かっていたら、妄想の余地が広がるのにな・・・。「スーパースター」のメインキャラにスリーサイズが設定されていないのが、至極残念ですね。(この変態が(笑))
「バズりますの!」
「な訳ないでしょ!」
「うわー! 近くで見るマル! 大きいマル! 沢山のマル! マル! マル!」
「ひとまず落ち着きましょう、先輩! 周りの人が不審がるっす!」
「マルー!」
この部長も、海外でも変わんねーな。やっぱり、海外に来ても、変なところがブレないのが、ラブライブ連覇の秘訣なのかもしれませんね。(笑)
その後も、かのん達は可可を探し続けましたが、見つかりません。
しばらくして・・・、
「ハァ・・・、涼しいぜ・・・。」
「回復回復・・・。」
「ハァ・・・、ホテルのプールは最高ですわ!」
「現実はオニですの・・・。」
なかなかエッな後ろ姿を見せてきたのう。しかも、これがNHKEテレで放映されていたという。それも、夕方に。NHKEテレの「E」は、「教育(Education)」ではなく、「エロ(Ero)」を意味してるんじゃないかと思えてきました。(笑)
同じ頃、かのんのスマホに着信が。
写真の場所に行ってみると・・・、
「お昼と全然違う!」
「綺麗です!」
「ライトアップされた、マル!」
「でも、この人混みでは、可可先輩は見つかりそうにありませんね。」
「もしかして、可可ちゃん、私達に見てもらいたい所の写真を送ってきたのかな?」
「確かに、いずれも素敵な所でした。」
「でも、何でこんな回りくどい事を? らしくないと思わない?」
「それは・・・。」
「船に乗りませんか?」
「え!? 日本語!?」
「絶対だまそうとしてる! 気をつけろ!」
「まさかまさか。私は、皆さんの事を知っているのです。怪しいなんて、とんでもない。」
「怪しい人が言うセリフっす!」
「失礼ですが、あなたは、どちら様でしょうか?」
「野暮な事聞かないで下さい。船の上で、すべてが分かりますよ。」
「私達、唐可可ちゃんを探しているんです。」
「存じ上げてございます。」
「可可の事も知ってるの!?」
「この先に、素晴らしい出来事がございます。」
「さあさあ、めくるめくロマンの旅へ、10名様ごあんなーい!」
「なんと!」
「美しい景色!」
「現実じゃないみたいだ・・・。」
「夜景に照らされているメイも、とても素敵。」
「うるさい! 何言ってんだ!」
よく分からん人に船に乗り込まれているというのに、さらっと四季メイをぶちこむスタッフ様、さすがです。Liella!メンバーだけでなく、スタッフ様達もブレてなくて安心しました。(笑)
「この景色を見られただけでも、来た甲斐がありました。」
「海外初めてなの? 私は、子供の頃から、何か国も訪れてたから。」
「他の国の事も、いつか教えて下さい。」
「ええ、いいわよ。」
「楽しみにしています。」
「まずは、この景色を楽しみましょ。」
「この船、どこに行くんだろう?」
「あの人、可可の事知っている感じだった・・・。」
「うん・・・。」
「皆さん、私が本日ナビゲートしたミステリーツアー、楽しんでいただけましたでしょうか?」
「ミステリー?」
「これを送ってきたのは、あなたですか?」
「はい。さようでございます。」
「どうやって、可可ちゃんとして私達にメッセージを?」
「あなた、何者なの?」
「可可ちゃんの事なぜ知っているか、ですか?」
「それもだし、何で私達にメッセージを送る事ができたのか・・・。」
「もしかして、可可を誘拐したの?」
「誘拐!?」
「だまされた・・・。」
「この野郎!」
「可可先輩を返すっす!」
「どういう事ですか!?」
「おやおや、かのんさんまで険しい顔をなされて。」
「私の名前・・・。」
「存じ上げていると申しましたでしょう?」
「一体、何者?」
「可可ちゃんは、どこにいるんですか!?」
「可可ちゃん!?」
「驚かせてすみマセン!」
「可可ちゃん! 無事で良かった・・・。」
「可可は元気デスヨ。心配かけマシタ。」
「あー、でも、ほっとした!」
「まったく、人騒がせな・・・。」
「可可のお姉ちゃんは、とても優しいのデスガ、ちょっといたずら好きなところがありますデス・・・。可可に黙って、皆さんに手紙を・・・。」
「お姉ちゃん!?」
「はじめまして。私、可可の姉、唐萌萌です。」
『えー!?』
「じゃあ、あの航空券は、可可先輩のお姉ちゃんが!?」
「ハイ・・・。可可が気付いた時には、みんなもう既に上海に来てしまっていマシタ・・・。せっかくだから、色んな場所を見て、上海を知ってもらおうとお姉ちゃんが・・・。」
「実は、Liella!の皆さんにお願いがあるのです。」
「お願い?」
「あ、あれは! 見て下さいですの!」
「ここ上海で行われるスクールアイドルフェスの会場が、こちらです。」
「ギャラクシー・・・。」
「開催は明後日。そこで皆さんにフェスに参加していただきたいのです。」
「フェスに?」
「私達が?」
「お願い・・・。可可ちゃんを、助けて!」
「助けるって、どういう事!?」
今回は、これで終了です。
【まとめ】
という事で、今回は、かのん達が、可可の故郷・上海に行く話でした。
上海に来たのは、可可の姉「唐 萌萌(タン モンモン)」に呼ばれたため。上海のスクールアイドルフェスに参加してほしいとの事です。
それが可可を救う事にも繋がるらしいですが、一体どういう事なのか? これは次回明かされると思いますので、解明をじっくり待ちましょう。
にしても、可可の姉ちゃん、怪しい雰囲気出し過ぎでしょ。
いくらかのん達の事を知ってるといっても、相手は外国から来た身ですからね? しかも、自己紹介なしで、勝手に船に乗せりゃ、険しい顔にもなりますよ。まったく、人騒がせな・・・。
ギャグ度の高過ぎるギャラ子に、副社長。無自覚に沢山の女の子達を落とすかのんパイセン。そして、この萌萌と、「スーパースター」のお姉ちゃんキャラには、ロクなのがいないですね。(笑)
おっと、マルガレーテにも姉がいるんでしたっけ。彼女は、ウィーン国立音楽学校という名門に通っているくらいですので、マトモだと・・・、信じたい・・・。(笑)
また、Aパートでは、進路の話が出ました。
他の作品では、3年生がいながら受験、進学といった話題が出なかったと思うと、異例の展開ですね。2期終盤でかのんの留学がクローズアップされたために、進路の話が出たんでしょうかね。
3年生の進路については、大学に進学するのは恋だけで、千砂都はプロダンサーを目指し、すみれは芸能活動を続けるんじゃないかと思っています。かのんは、ウィーン国立音楽学校に留学できますが、もしかしたら、違う道を歩むのかも?
可可は、北京の大学に進んだらどうかと親から言われているものの、卒業まで日本でやりたい事を見つけ、その道に進むのかな、と思っています。と言っても、次回の展開次第では、違う道に進みそうな気がしますが。
とまあ、予想はしたものの、ラブライブ優勝を目指している身となれば、将来よりも今を深く描く事になるのでしょう。ですが、今後また進路の話が出たら楽しみにしたいですね。
さて、次回は、今話の続き。
上海のスクールアイドルフェスには、8人体制のLiella!とトマカノーテの2チームで参加するのか? それとも、両チームが統合して1チームで出るのか?
また、萌萌が言っていた「可可を助けてほしい」とは、どういう事なのか? 次回が待ち遠しいです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。