色々と役割分担がある仕事の中で、オヤジは建方チーム。
もちろん、手が空けばすぐ他に応援に行く🏃
オヤジは、高所作業車に乗ってクレーンオペレーターに無線で合図を送り部材をおさめていくという、建築の鉄骨鳶なら花形のポジション。
花形と言っても、中堅職人のポジション。
見習いは下周りの手元に始まり、少しずつ高所に上がらせてもらえる。
上に行けば、安全帯の使い方から始まり、親綱や墜落・落下防止ネットの張り方を教わり。
鉄骨造の基本的な事や梁の納め方なんかを教わりながら、「いつかはオレが無線をやる!」と意気込むもの。
鳶で、しっかりと無線合図が出来れば一人前と言えると思う。
高層現場では、オペレーターから吊り荷は見えなくなるから無線の合図が頼りで、下手な合図だとオペレーターも気持ち良く動かせない。
結果、仕事の進みが遅くなる。
本当に大事なポジション✌
オヤジは建築の鉄骨もやるけど、建屋の中で建方は本当に気を使う。
壁はまだしも天井があるからね。
スピードは大事だけど、ぶつけたりしないように無線で合図をする。
最初にやる事はオペレーターの技量を見る事。
それで合図の仕方が変わる。
経験が浅いオペレーターなら、一つか二つまでの動作。
そこそこ出来るなら三つの動作。
「親スラー・子ゴー・右旋回〜。旋回ストップ〜」
どういう事かと説明すると、竿(ブーム)を倒しながらフックを巻き上げ(竿を倒すと遠くに行くけど、吊り荷は下がるから。水平移動って事)ながら右に旋回してー✋
旋回だけ止めて〜。
っていう動き。
ベテランオペレーターなら「上は見ているから大体の所に持って来て」で、最後に細かい動きを合図する。
目的地に到着前に「あと2m〜1m〜。もうちょい〜。はいストップ〜」ってな感じ。
この現場は天井まで余裕があるのでイージー。
天井まで50cmって現場、あるからな👀
オヤジんとこのラフターは、建方以外で使えるように持って来たのだが、孫出しの時に配線の仕方を間違えて断線😵
孫っていうのは、簡単に言えば竿の先に付ける延長竿。
孫の名はジブ君。
普段は竿の下に格納されていて、必要な時に出すんだけど、配線の繋ぎ換えがある。
オヤジ、その配線の取り回しを間違えて断線した😑
注意書きのシールがジブ君に貼ってあったがオヤジの老眼では見えなかった。
そんなこんなで、今は建方用クレーンに。
オペレーターは倅リキ。
三つの動作プラス、一つの動作スピードを注文。
「親スラー・伸ばし〜右旋回〜。親もうちょい早く〜」
慣れてきた頃が危ないのはどの仕事も同じ☝
明日もご安全に‼️