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2018年残暑8月28日

2018年08月28日 17時01分44秒 | 散歩
無重力
坂道下る
花薫る

JR
天神川を
通過中

向洋
車の街の
臭いする

海田市
見たこともない
雲を見る

JR
被災地近し
矢野に着く

坂に着く
代行バスに
乗り換える

呉線鉄道代行バス
小屋浦行きに
乗り換える

ボランティア
する気もなしに
行くつもり

今日は
言葉の洪水
止まらない

長々と
出発しない
バスの中

初めての
この周辺の
バスの旅

山肌に
ブルーシート
点在す

懐かしき
坂のビーチが
見えてきた

右側は
風光明媚
瀬戸の海

現場見ゆ
復旧工事の
車両見ゆ

注目す
バスから降りる
小屋浦の駅

小屋浦の
天神川
穏やかに流る

堤防決壊
倒壊現場
目撃す

新宮社の
高台より
被災地臨む

言葉失う

現場に
立ちすくす

これは
現実の
光景か

現実とは
思えない
光景

山肌の
至る所
土砂崩れ

跡形もなき
小屋浦公園

ボランティア
帰り来たる
誰も言葉発せず

広島県
坂町
小屋浦
日常でない

全壊の
跡地に残る
石灯籠

全壊の
跡地に集う
救助隊

被災地の
線路跨いで
瀬戸の海

追い風の
潮風涼し
呉道路

碧青と
輝く波間
瀬戸内海

人々の
真剣な顔
珍しき

坂までは
歩けるものなら
歩いても良し

炎天下
水尻の駅
着きにけり

フルチンの
海水浴も
乙なもの

仰向けで
波に漂う
雲のまにまに

潮風と
潮騒と
雷鳴と

砂浜に
打ち上げられし
水海月

瀬戸内海
梵天丸が
沖を行く

炎天下
タールの光
猫柳

八雲立ち
遠雷響き
夕時雨

坂に着く
普通列車
出発進行

己斐に着く
至福の家に
辿り着く