
良いLIVEというのは何回も体験した事がある
でも凄いLIVEというのはそうそう体験できるものでない
今回のボブ・ディランのLIVEは僕にとって
そういう意味では数少ない貴重な体験になりました
威厳と風格それにバンドの緊張感の高さ
全てにおいて現存のミュージシャンは
この人を超える事は出来ないでしょう
ボブは最初から最後まで
私的コメントは一切無し
ただひたすらLIVEを自分のコントロールの基に進めていきます
例えばギターのチャーリー・セクストンに
「お前は今黙ってろ!」と言うように唇に指を立てたりします
それはその場の雰囲気で自分の弾くキーボードのソロを長くしたり
あるいはアドリブ的な要素で部分的なアレンジを変えたりして
バンドのグルーブ感を高めていきます
ですから彼のLIVEでの演奏はレコードなどとまったく違っていて
始まっても何の曲なのか分からない事も多いのです
それにボブ・ディランをサポートするメンバーは
絶えず彼を意識していないと演奏が出来なくなります
また毎晩変わるセットリスト
ボブはすでに今回のジャパンツアーだけでも
50曲を超える曲を演奏しています
バンドの緊張感が長いツアー中でも
一切揺るまないのはこのような要素があるからでしょう
決まり事が多い演奏や同一のセットリストでツアーを回る
ミュージシャンが殆どだと思いますが
このような事が出来るのはボブ・ディランだけかもしれません
またライティングなどの演出も極めて少なく抑えてあるステージで
スモークなども一切ありません
その代わり香が焚かれていて独特な雰囲気もあります
ですから会場の人たちの集中力は演奏だけに注がれ
結果双方の意識がどんどん高まっていきます
唯一ボブ・ディランだけがLIVEとは本当はどんなものか
知っているミュージシャンではないでしょうか
彼はもしかしたらこう言いたいのかも知れません
「LIVEはショーじゃないんだよ」
LIVE終わりにステージに整列するメンバーは
鳴り止まぬ歓声の中
会場を見渡すだけで
帰ってしまいます
それでいいのです
でも凄いLIVEというのはそうそう体験できるものでない
今回のボブ・ディランのLIVEは僕にとって
そういう意味では数少ない貴重な体験になりました
威厳と風格それにバンドの緊張感の高さ
全てにおいて現存のミュージシャンは
この人を超える事は出来ないでしょう
ボブは最初から最後まで
私的コメントは一切無し
ただひたすらLIVEを自分のコントロールの基に進めていきます
例えばギターのチャーリー・セクストンに
「お前は今黙ってろ!」と言うように唇に指を立てたりします
それはその場の雰囲気で自分の弾くキーボードのソロを長くしたり
あるいはアドリブ的な要素で部分的なアレンジを変えたりして
バンドのグルーブ感を高めていきます
ですから彼のLIVEでの演奏はレコードなどとまったく違っていて
始まっても何の曲なのか分からない事も多いのです
それにボブ・ディランをサポートするメンバーは
絶えず彼を意識していないと演奏が出来なくなります
また毎晩変わるセットリスト
ボブはすでに今回のジャパンツアーだけでも
50曲を超える曲を演奏しています
バンドの緊張感が長いツアー中でも
一切揺るまないのはこのような要素があるからでしょう
決まり事が多い演奏や同一のセットリストでツアーを回る
ミュージシャンが殆どだと思いますが
このような事が出来るのはボブ・ディランだけかもしれません
またライティングなどの演出も極めて少なく抑えてあるステージで
スモークなども一切ありません
その代わり香が焚かれていて独特な雰囲気もあります
ですから会場の人たちの集中力は演奏だけに注がれ
結果双方の意識がどんどん高まっていきます
唯一ボブ・ディランだけがLIVEとは本当はどんなものか
知っているミュージシャンではないでしょうか
彼はもしかしたらこう言いたいのかも知れません
「LIVEはショーじゃないんだよ」
LIVE終わりにステージに整列するメンバーは
鳴り止まぬ歓声の中
会場を見渡すだけで
帰ってしまいます
それでいいのです
次来る時は70歳を越えているかもしれませんね
いつまでもLIVE活動を続けて欲しいものです