ぴんとぐらす

Jazz Rock Photo & Essay

Sting とPoliceのStingは違うのだ!! の巻

2008年02月23日 07時16分37秒 | 音楽
私はスティングのソロライブも3度ほど観ていますが
やっぱりポリスのスティングはソロとはまったく違いました

まずベースプレーヤーとしてのスティングですが
その演奏から感じる緊張感はポリスの方がはるかに上で
べース音をアレだけ強調するプレーはソロでは見たことがありません
またベースギターだけでなくぺダルを使って重低音をドームに響かせたりと
リズムの中のベース音だけではなく装飾的な使い方をしていたのも印象的でした
ソロで100パーセントのベースを弾いているとしたら
ポリスでは120パーセントの力を出しているといった感じです
スリーピースバンドのベースとはそういったものなのかもしれせんね

またボーカルとしてのスティングも少し違いました
ソロの時はバンド全体のグループ感に乗せて歌っている感じなのですが
ポリスではもっと攻撃的というかバンドの演奏よりグッと前に突き出た感じというのか
力感を込めた迫力ある歌い方です
ま初期のころの曲はパンクムーブメントを意識して作った曲が多いから
そのような歌い方になるのかもしれませんが
それと歌の間に入る例のやつ
イェ~イョ~イェイヨとかヨーヨーヨーヨヨヨとか
独特のフレーズがやっぱりソロとは違います
それと何より歌に使うエネルギーも高いでしょうから
喉に掛かる負担も多いと思います
スティングのMCの声はまるで別人のガラガラ声でちょっと忍びない
また音程(キー)も原曲のものより下げてある曲も多かったです
それは誰もがそうだけど年齢と共に音域も下がってくるので
若い頃のあのハイトーンの声を未だに維持していたら
その方がちょっと気持ち悪いけどね
でもドームで歌うスティングの声は年齢にそぐわない伸びやかさを秘めていて
MCの声とは裏腹に聴いていてとても心地よい歌声でした

そんなスティングを観ていて思うのは
この夏ポリスが終わったら
スティングも燃え尽きてしまい喉までも枯はててしまうのではないか
と思えるぐらいなのです

前の投稿でスティングの息子の事を書きましたが
この父の後姿を見ていれば
息子は一生懸命にならざるをえないんだろうな~と思うのでありました

つづく

*このPOLICE観戦ツアーおじさん二人旅の模様は
二人が家に帰り着く所までつづきます

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2 コメント

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Unknown (plysima)
2008-02-25 03:26:57
スティングの声が枯れてしまったら哀しいです・・・。でも今回のコンサートでのスティングの声は全くもってOKです。スティングって、80年代のシンクロニシティーツアーの頃から、"King of Pain"とかは既にもう音程下げて唄ってた感じがしたのですが・・・。あれアレンジでそう唄ってるのだと思ってました。
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plysimaさんへ (mukunohige)
2008-02-28 16:06:30
すみませんコメントへのお返事が遅くなりました
今回はコーラスをツアーメンバーに加えていないので
King of Painは少し辛そうですね
スティングも歌っていてブレスの箇所が少ない感じで
だからキーを下げたのかもしれません
アンディーもスチュワーとももっとコーラスに参加して欲しかったな
特にスチュワートにはマイクも無かったし

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