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菅首相:早期退陣に否定的 「震災対応めど」改めて強調
2011年6月9日 11時50分 更新:6月9日 12時46分 毎日JP
菅直人首相は9日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、与野党から早期退陣要求が強まっていることについて「大震災に対する努力に『一定のめどがつくまで私が責任を持ってやらせてほしい』と言い、内閣不信任決議案が衆院本会議で否決された。私に『めどがつくまでしっかりやれ』と議決をいただいた」と述べ、早期退陣に改めて否定的な考えを示した。
自民党の谷垣禎一氏が「復興基本法案の成立を機に辞めなければ末代までの名折れだ」と早期退陣を促したのに対し、首相は「仮設住宅に入った人が生活できるよう、またがれき処理、原発収束に一定のめどがつくまで、責任を持って仕事をさせてほしい」と力説。「8月中に(被災者の)生活地域からのがれき搬出が目標だ。その後の2次、3次処理につなげていくことも含めて、私の大きな責任だ」と述べた。
一方、政府は9日午前の持ち回り閣議で、復興基本法案の撤回を決定し、衆院に通知した。民主、自民、公明3党が合意した修正案が、議員立法で提案されることを受けた措置。【松尾良、佐藤丈一】
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福島第1原発:11カ所からストロンチウム 20キロ圏外
2011年6月9日 11時38分 更新:6月9日 11時49分 毎日新聞
文部科学省は8日、東京電力福島第1原発の20キロ圏外の11カ所の土壌から放射性ストロンチウム89と90を新たに検出したと発表した。ストロンチウムは骨のがんや白血病の原因になる恐れがあるとされるが、同省は「検出量は微量で、健康への影響はない」としている。
土壌は3月下旬~5月上旬に採取され、土壌1キロ当たりの検出値は、29キロ西北西の浪江町が最も高く「89」が1500ベクレル、「90」が250ベクレル。次いで36キロ北西の飯舘村で「89」が1100ベクレル、「90」が120ベクレル。最も遠かったのは62キロ北西の福島市で「89」が54ベクレル、「90」が7.7ベクレルだった。
これまでの同省の調査で、ストロンチウムは30キロ圏外の3カ所、20キロ圏内の4カ所の土壌から検出されている。【木村健二】
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福島第1原発:津波に備え不足 班目委員長「まさに人災」
2011年6月9日 12時50分 更新:6月9日 13時25分 毎日新聞
原子力安全委員会の班目春樹委員長は9日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、東京電力福島第1原発事故について「原子力施設は分厚く守られなければならず、津波が想定を超えても第二、第三の手段が講じられていなければならないのに、それが講じられていなかったことは、まさに人災だ」と強調し、安全委が定めた各種の安全指針を抜本的に見直す考えを改めて示した。
一方、班目氏は事故への初動対応について「(原発の)現場は最大限の対応をしており、それについて人災と言うつもりはない」と述べた。【松尾良】
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2011年6月9日 11時50分 更新:6月9日 12時46分 毎日JP
菅直人首相は9日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、与野党から早期退陣要求が強まっていることについて「大震災に対する努力に『一定のめどがつくまで私が責任を持ってやらせてほしい』と言い、内閣不信任決議案が衆院本会議で否決された。私に『めどがつくまでしっかりやれ』と議決をいただいた」と述べ、早期退陣に改めて否定的な考えを示した。
自民党の谷垣禎一氏が「復興基本法案の成立を機に辞めなければ末代までの名折れだ」と早期退陣を促したのに対し、首相は「仮設住宅に入った人が生活できるよう、またがれき処理、原発収束に一定のめどがつくまで、責任を持って仕事をさせてほしい」と力説。「8月中に(被災者の)生活地域からのがれき搬出が目標だ。その後の2次、3次処理につなげていくことも含めて、私の大きな責任だ」と述べた。
一方、政府は9日午前の持ち回り閣議で、復興基本法案の撤回を決定し、衆院に通知した。民主、自民、公明3党が合意した修正案が、議員立法で提案されることを受けた措置。【松尾良、佐藤丈一】
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福島第1原発:11カ所からストロンチウム 20キロ圏外
2011年6月9日 11時38分 更新:6月9日 11時49分 毎日新聞
文部科学省は8日、東京電力福島第1原発の20キロ圏外の11カ所の土壌から放射性ストロンチウム89と90を新たに検出したと発表した。ストロンチウムは骨のがんや白血病の原因になる恐れがあるとされるが、同省は「検出量は微量で、健康への影響はない」としている。
土壌は3月下旬~5月上旬に採取され、土壌1キロ当たりの検出値は、29キロ西北西の浪江町が最も高く「89」が1500ベクレル、「90」が250ベクレル。次いで36キロ北西の飯舘村で「89」が1100ベクレル、「90」が120ベクレル。最も遠かったのは62キロ北西の福島市で「89」が54ベクレル、「90」が7.7ベクレルだった。
これまでの同省の調査で、ストロンチウムは30キロ圏外の3カ所、20キロ圏内の4カ所の土壌から検出されている。【木村健二】
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2011年6月9日 12時50分 更新:6月9日 13時25分 毎日新聞
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一方、班目氏は事故への初動対応について「(原発の)現場は最大限の対応をしており、それについて人災と言うつもりはない」と述べた。【松尾良】
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