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映画「カイジ/人生逆転ゲーム」

2009年10月14日 | エンタメなどレビュー
私はこの原作は知らないけど、単純に面白くて楽しめました。

この映画は「負け犬」とか「クズども」とか
「自分を変えようとする気のないおまえらは、いつまで経ってもこのままだ」とか
「厳しさからすぐ逃げようとする」「世間に甘えるな!世間はおまえらのお母さんではない!」
・・・みたいな、悲惨な言われ方をされている人達の話です。


うーむ、好きなことをできるだけ優先してる私には、なんか耳が痛いな


でもそういう所謂人生の失敗者達が、本気になった時に
もの凄いパワーを出して、生きるか死ぬかをかけたゲームに挑みます。

その度に手に汗握って息を呑む感じ
更に膝に力が入ってしまうので、見終わった後疲れた


藤原竜也って、いつも思うことがあって
演技上手いけど、力のこもった演技をするとき
腹式呼吸による発声っていうか、映画にしては声が通り過ぎちゃって舞台を見ているような感じ

ビールを美味しそうに飲んでるシーンでも、確かに上手いけど
「これって舞台の俳優みたいな存在感のある飲み方だな」などと変に感心しちゃいます。

でも人が良くって天真爛漫な感じや、
「あぶく銭は所詮、あぶく銭」みたいなスカッとした突き抜けた感じが出てて、良かったです。
やっぱ主役があんまりにも設定通りの世間からスポイルされたショボイ感じの役者だと
タダの地味な映画になっちゃうしね。


それに藤原竜也ってやっぱりカワイイしね


それに比べて、松山ケンイチは声の通り悪いけど
これまた藤原竜也とは別の存在感があるっていうか・・・。
なんか、ホントにパッとしない「負け犬」の役がイタについているんですよ。
うだつの上がらない田舎の青年って感じ。
(田舎の青年の人、すみません 
でもホントに「男達の大和/YAMATO」の時とエラく違う。

それから、香川照之もすごく良かったです!
なんか金と名誉に対する欲で、ギラギラした感じ。

特に、カイジにイカサマを見破られたあとにやった最後のゲームで見せた
目つきが考えている内容にものすごく合っていて、
あの目つきが、スクリーンに力こめて見入ってしまう一因になってるだろうな・・・と
思わせる演技でした

いやー、スカッとしたい人に

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