夜、両親のところで一緒にTVを見てました。
題名は「秘宝ミステリ-」とかいったかな 5チャンネルだったけど。
全てがフェルメールの絵に関することで、今までにあった事件を検証しつつ絵を見に行くとかいう内容。
そういや、今上野でフェルメール展をやってますよね。
それの絡みかもかもしれないけどね。
それで、その中でフェルメールの「世界絵画」っていうお題の絵だったかなぁ。
(ホントにいつもうろ覚えですいません)
とにかくですね、ヒトラーがその絵に執着して、いや数々の美術品に執着して
ザルツカンマーグートのアルトアウスゼーの塩鉱山の中に隠し持ってたっていう事実を
内山理名が ハルシュタットまで確かめに行くっていう内容を興味持って見てました。
そういや、今年の夏は
ザルツブルグ音楽祭に行くぞって言ってたんだっけなんて思いながら・・・。
なんでそれがハワイになってしまったんだろうか・・・。ま、いいか。
ところが、内山理名がザルツブルグの街中でヒトラーが隠し持ってた絵について
現地人に尋ねようとすると、みんな暗い顔して答えたがらないんですよね
避けてるっていう感じ。
でもこれって、私も経験あります。
TVでは散々っていうか、見飽きるくらい第2次大戦やヒトラーのことを扱った番組をやって反省しまくってるのに、ですよ。
実は私、実際にドイツに行くまで「ドイツ語ってヒトラーみたいにハキハキ話すもんだ」と思ってたので
(大学時代の一般教養ドイツ語の先生の音読の仕方が、ヒトラーみたいにハキハキしてたもんで・・)
しかも当時、私が聞いてたラジオのドイツ語講座でのドイツ人の話し方も、ゆっくりでハキハキしてたし。
(ま、今から思えば初心者向けの番組なんだから、日本人が聞き取りやすいように
ゆっくりハキハキしてただけなんだよね)
だから、実際のドイツ人が早口でなめらかに発音してるのを聞いてて
「あれ」って思ったりなんかして。
それで、つい何も知らない当時の私は聞いちゃったんですよ。
「ドイツ語ってみんなヒトラーみたいにハキハキ話すもんだと思ってたけど、違うの 」
そしたら、その人はそれまで普通だったのに急に顔色が変わって
「ヒトラーみたいに話す人なんている訳ないでしょ ヒトラーの話はしないで」
・・・って言われちゃったんですよ
その時初めて「ドイツ語圏では、ヒトラーの話を外国人がするのはタブーなんだ」ということを
初めて知りました。
その後もあっち人とヒトラーの話をしたことはありません。
イタリア人とは話したことあるけど・・・。
当時、仲良しだったイタリアの学生達には
「さっこはユダヤ人収容所は見たことないの ボクはイタリア人として見なきゃダメだと思った、でもさっこも同じだよ」
・・・って言われました。
どうやら、私が思ってる以上に「日独伊3国軍事同盟」って実際にひきずってるもんなんだなって
その時思いましたね。
ホントは、美術品をヒトラー政権から救ったアルトアウスゼーの炭坑夫さん達の熱意と
実際のフェルメールの絵の様子が番組の焦点だったはずですが
私はなんだかTVを見てて、そんなような出来事を思い出しちゃいました。
もうひとつ両親とこのTVを見ながら、ドイツ人について話している中で
初めて知ったことがあるのですが、それはまた後日書くことにしま~す
あーあ、暑いな・・・。 熱帯夜だな、今日も・・・。
おやすみなさい
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