旅 ご こ ろ

私の旅日記






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大池のクリンソウ

2007-06-30 19:00:37 | Weblog
中村農園から下ってすぐ右手に見えてくる 『大池』
鹿のタタキを売っていたおばさんが教えてくれました。
クリンソウの群生地は珍しいそうです。

車道からすこし下った林の中に周囲4~500m位の大池がありました。
半周くらいは木道が整備されていて・・
足元を良く見ているといろいろな高山植物や野草が咲いていました。

木道の始まる地点の向こう岸にクリンソウの群生地はありました。
名前は知っていましたが、初めて出逢うクリンソウ。
九段になって花が環のように咲くのでその名前になったとか・・

   なかなか九輪にはならないそうですが、朱色の花が沢山咲いていました。


  チゴユリ だそうです。
丁度、一緒になった家族連れの方が教えてくださいました。

  マムシクサ

  ニリンソウが仲良く咲いていました。

続く

再チャレンジ、目指すは「青いケシ」

2007-06-24 02:42:44 | Weblog
国道152号線から1キロ(あったらしいです)
もうかなりきつい登りカーブの連続で
途中に見えたものといえば・・

ブルーベリー狩の看板
横目で見上げた「レストハウス」
パラグライダーエリア
道端に咲く フタリシズカの白い花
沼のような場所 位でした。

駐車場の前に大きなビニールハウスがあって
その中では デルフィニュームのブルーの花が咲いていました。

やっと、たどり着いた『中村農園』さん
入場料300円

切花や地元のお土産、花の苗を売る小屋からすこし上がった畑に
その幻の花は栽培されていました。

品種名はメコノプシスといい原産地は標高5000mのヒマラヤ山脈や
チベット、ミャンマーだそうです。
『幻の花』といわれるほど栽培が難しいということです。
自生するヒマラヤでも雨季にしか見られないんですって・・。

日本の国内でも何箇所か栽培をしているところはあるようですよ
何処で栽培できるか、ネットワークがあるのかな・・?

そこで出逢ったのがこのブルーに広げた花びらが
まるで蝶の羽のように見えました。
ブルーの羽を大空に広げて優雅に空中散歩しているよう



腰をかがめて低くカメラを構えると
花びらが透き通って
その美しさに しばらくそこから離れられなかった。




どの花も太陽の方を向いて咲いています。

幻の青いケシ

2007-06-23 09:09:47 | Weblog
あの『幻の青いケシ』と言われる
吸い込まれそうな『ブルー』を頭に描き
きついカーブもあと少しなのか・・・と思いきや
高速を降りた時にすぐに入れておけばよかった!

今回のサプライズ・ロングドライブの一番の汚点
<ガス欠の危機>
目的地までいつもなら詳しく調べていくのに~
今回は下調べもなく松川ICからの距離がわからなかったのです。
たぶんそのままだったら、目的地までは何とかたどり着いても
復路はギブアップ!だった。

結局、山道をUターン!

松川の町まで戻る事も覚悟しなくてはならない状況に・・
なんと、日曜日、途中何軒かあったGSは『本日休業』(え~~~!

もうお昼だし・・と松川に戻る事も覚悟して目の前のドライブインへ
『大鹿村情報センター<秋葉路>』さんへ入って一応近くのGSを聞く
事情を話すとそこの女性の方が親切に目の前の『休業中』のスタンドへ
電話をしてくださって、開けてくださるということになったのです。

もう~~地獄に仏・・いいえ「女神様」です。
(本当にありがとうございました。)

 大鹿村情報センター<秋葉路>さんで
大鹿村は南アルプスと歌舞伎の里
素敵な切り絵の絵葉書と村でとれた山塩の羊羹をお土産に買ってきました。

さあ!お昼に地元産の美味しいお蕎麦を食べて(美味しかったですよ~)
   さすが信州♪
気を取り直して・・いざ!出発。
(あ~↓あの山道・・↑)

続く


ヒマラヤの青いケシ

2007-06-17 23:44:09 | Weblog
首都高で都内を抜けて中央高速へ
思いもよらずスイスイと流れていました。

頭に雪を被った富士山がくっきり見えて
BGMも心地よく
神奈川・山梨・長野

茅野から南アルプスの反対側へ松川ICから大鹿村へ
県道50号線を通って小渋ダムを目指す。
小渋ダムまでもカーブの多い道だったが
何より驚いたのは・・何とも少ないダムの水位だった。

やがて塩川と鹿塩川の交わる塩の里近くから左へ折れる。
国道152号線沿いの中学校を過ぎて細い上り坂に入る。

そこからせいぜい10分位かと勝手に思い込んでいたのが大間違い。
交互通行の不可能な道幅の狭い登り
まさに山登りの道。

かなり昇った辺りに民家が数件山の斜面に沿って
狭い道のカーブごとに建っている。
道幅のわりに車が多く、スリルを味わいながら登っていく。

「ここから7分」の立て札からまだまだ続く登りのカーブ&カーブ
やっと、たどりつた時には正直疲れ過ぎていたものの・・
『青いケシ』が待っている~!と思ったら足どりは妙に軽かった。

その色の美しいこと・・。
神秘的な色です。

       ・・・つづく



湿原に住む白い妖精

2007-06-10 21:09:30 | Weblog
湿原のあちらこちらから

ひょこひょこ頭を出して

ちょっとかしげて 微笑みかけてくれるようです


人間達が眠りに就くと

満天の星空を見上げながら

みんなでおしゃべりするのでしょうか・・

その真っ白な服を天に向かって広げ

星の雫をひとつだけ

そっともらって目を閉じて

深い眠りに落ちていく


朝日が山の向こうに昇るころ

小鳥の囀りとともに

音もなく朝霧が晴れて

水を湛える尾瀬沼が姿を見せると

白い妖精たちは 

恥かしそうに目覚めるのです