君が、今さら、僕を求めてきても、僕は、もう、いないかもしれない。あのときも、このときも、僕は、いつも、君を想っていたよ。けれど、僕は、もう、君の傍に、いないかもしれない。いつか、この閉塞した、時代が終わり、以前の、自由な空気を、取り戻せたら、ふたり、笑い合える時が、来るのかな。今までの想いに、ウソはないから。あの愛も、この愛も、ホンモノだから。ささやかな… 希望を残して、僕は、もう、旅立つよ。***