それは、抜けるような 青空 だった。じっと、秘めていた想い を、歓び に変えて、天まで、届けたくなるような。ただ… 青空 が、見たかったの。空は、静かに、白い雲 を泳がせていた。風が、何処からか、甘い香り を運んできた。私は、ただ、青空 が見たかった。