彼女は 。。。 ふっくらとした 。。。
モスグリーン色のパフスリーブの袖が、風で揺れる 。。。
魔法使いの少女だった。
緩やかな曲線を描く、栗色の巻き髪は、向かい風に、流されていた。
彼女は、揺るぎない信念で、指先から、細かな光の粒子を放ち、
痛みに歪む大地を、不安に揺れる動植物を、治癒し続けていた。
そして 。。。
行く道で、出会った人々の心に、
光の粒子で包まれた､赤い薔薇の花を、
一輪ずつ、軽やかな、笑顔と一緒に、贈っていた｡
彼女の、微笑みに触れると。。。
人々は、みな、心に､再び、希望を描き出し、
自分自身も、光の柱となることを、胸に誓って、行った。
けれど。。。
俯瞰した地球は、彼女の体よりも、遥かに大きくて、
病んでいた｡
私だけでは、この大きな、地球は癒せない。
人々に、助けを求めながら。。。
自分の胸の中にも。。。
光の粒子と共に、赤い薔薇の花を、
何本も、何本も、少女は贈った。
やがて、赤い薔薇の花は、
一輪 。。。 また一輪 。。。 と増え続け、
この、青い地球の大地の、傷んだ部分を、
埋め尽くしていった。
すると 。。。
あんなに大きかった、青い丸い地球が、
少女の、手のひらに収まるほど、小さくなり、
光と共に、胸の中に、吸い込まれて行った。
もちろん 。。。
少女が捧げた、赤い薔薇の花を、大切に抱く、
沢山の、癒しびとの、胸の中でも、
青い地球は、輝きを放ち続けている｡
☆*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･ ☆ ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･* ☆
小さな、小さな、私たちは、
この、地球よりも、
もしかしたら、遥かに、大きな存在なのかもしれません｡
2021年に書いた詩を､今回、自分から､他者に視点を置き変えて、
大幅に書き直したので、意図するものが、当時とは異なり、
新しい詩に、生まれ変わりました。(*ˊᵕˋ*)
こちらの【 創意空間 】というカテゴリーには、
自身で創作した、詩を書かせて頂いております。
この空間は、私個人の、大切な、大切な、宝物です。 (*´˘`*)♡
今回は、私自身が、静かな心で、この空間に身を委ねたいので、
コメント欄は、お休みさせて頂きますね。
ということでっ！
最後まで、私の趣味に、お付き合い頂き、
誠に 。。。 有難うございましたっ♡
