2024.07.12釧路新聞
花咲カニかご漁解禁 初水揚げ3・9㌧【根室】
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初水揚げされた花咲ガニ(11日午前7時30ごろ、花咲港)
【根室】根室の味覚を代表する根室半島沿岸の花咲ガニ漁が解禁となり11日、市内の花咲、歯舞、落石の3港で合わせて17隻が約3・9㌧を初水揚げした。初日の水揚げ量は昨年の3分の1以下にとどまり、各市場で行われた初入札の高値は、1㌔4452円(雌・税込み、落石市場)と前年を2・9%上回るスタートとなった。
根室半島沿岸の「花咲カニかご漁」の漁期は、7月1日~9月下旬までだが、生産者が資源保護で自主休漁期間を設け、10日を解禁日としている。今年の漁獲許容量は太平洋側が雄55・71㌧、雌8・73㌧、オホーツク海側が雄134・61㌧、雌17・40㌧。昨年の初日は22隻が13㌧を初水揚げし、高値は同4328円(雌、税込み)で前年比10・7%下回っていた。
花咲港では、3隻が460㌔を水揚げ。入札では雌の高値は同4104円、雄は同3866円だった。水揚げした漁業者は「形はいいが量は全然駄目で、昨年の4分の1くらい。これからに期待したい」と話していた。
昨年の根室半島周辺の花咲ガニ漁の水揚げ数量は105・4㌧、金額は7694万円だった。
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