事務局長通信

きんようび通信№204

きんようび通信№204

2014年11月14日

▲「新聞うずみ火」が毎年開催している「ジャーナリスト講座」、先週の土曜日に参加しました。マスコミの第一線で活躍する人たちが、メディアの現状や実態について、講師となり話してくれます。考えさせられる内容がいくつも提供され、とても有意義な企画です。終わった後の懇親会も楽しいです。

▲今回の講座で、「本多立太郎投書集1976~2010」と言う本が紹介されました。著者・本多立太郎氏は、1914年北海道小樽に生まれ、第二次世界大戦における二度の従軍とシベリア抑留を体験。帰国後、金融機関に勤務し60歳で定年。86年より「戦争出前噺」と銘打って戦争体験を語り続け、2010年5月に亡くなりました。

▲タイトルからわかるように、その時代を見つめた本多さんの各紙へ投稿が集められています。「個人の記録というより『時代の証言』としての性格が強く、もう一度人目に触れる形にしたい」と編集後記にありました。戦争に向けて急傾斜する時代にあって、多くの人に届いてほしいですね。

▲本多さんが晩年に力を入れられた「憲法9条の輸出」、これが「憲法9条にノーベル平和賞を」という発想につながったのかも知れません。投稿という意見発表、お金をかけずに自分の意見を知ってもらうことができる、合理的かつ有効な方法ですね。柔軟に発想していくことが大事、そんなことも考えさせられました。

▲道徳を「特別の教科」に格上げすることが、文科省で検討されています。その中では、愛国心が強調されるのではないか。83年1月28日朝日新聞「声」に載った本多さんの投稿の一部を紹介します。

#今日の日本は愛し得る国か
 愛国心を問う前に、まず、愛し得る国家とは、を問わねばならないのではないか。国家とは山でも海でもなく、人間が人間のために作った一つの組織、機構に過ぎないのに、これを故郷の山や海とごっちゃにするから、戦前のように国家に対する無条件の愛着と奉仕を強要されることになる。


【今日は何の日】
http://today.hakodate.or.jp/m11.htm

【今週の一句】
酒飲み川柳
もうないと
気づいた瞬間
買いにいく


【今週の歌】
・辻井貴子…「旅路」
 大好きな「やぎたこ」のメンバーである辻井貴子さん、ソロで唄う感じもいいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=y0_gCIY6PhY

【今週のグルメ情報】
・「真(シン)」…泉大津市 和泉府中駅徒歩5分

久々に美味しいちゃんぽんに出会いました。地元の人気店、予約取らないとなかなか入れないようで、その日はラッキーでした。
http://tabelog.com/osaka/A2705/A270502/27050337/



【追伸kirakira2
11月も、もう半分過ぎましたね。ほんと、早いですね。

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