旅館やリゾート施設を運営する星野リゾートは10月13日、日本旅館「星のや東京」(東京都千代田区)で、マスクを外して会食できる「東京・提灯会食」の提供を始めた。
「東京・提灯会食」の会食イメージ
側面の一部を透明なビニールにした提灯型パーティションを席の上に吊り下げ、参加者が中に入って会食する仕組み。互いに顔が見え、声も聞き取りやすいという。
提灯の大きさは直径75cm、高さ102cm。京都の老舗「小嶋商店」の職人が骨組みから絵付けまでを手掛けたもので、提灯ならではの伸縮する形状により、人の出入りはしやすいとしている。
会場は約40m2。1時間あたり約5.5回と基準の約11倍に当たる換気も行う。
提灯の中に電球があり、中に入った人の顔と料理を優しく照らし出す
星野リゾートは「会食の目的は、食事や会話を通じて集まった人々の親睦を深め、信頼関係を気付くこと。特注の提灯型パーティションの中に入れば飛沫を防ぎながらも集まった人々と気兼ねなく食事や会話を楽しめる」と説明。「withコロナ時代に提案するニューノーマル会食」という。
東京・提灯会食は1日1組限定。星のや東京の公式サイトで13日から予約受付を始めた。利用時にはコース料理の料金の他に1組3万円(全て税/サービス料込)の会場代が必要になる。
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