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ネット依存やそれに関わる問題が話題になっています。 繰り返しの勉強が必要な英語には、紙と音声ペンというすこしアナログ的な勉強方法をお薦めします

2020-06-24 12:06:59 | 音声ペン
厚労省の2017年度の推計によると、「ネット依存」が疑われる中高生は国内で7人に1人の割合。新型コロナウイルスによる自粛生活でさらに依存傾向が強まる恐れがあるとのこと。(日経新聞2020/6/9) 大学生も社会人も、そこまで極端ではないでしょうが似た傾向かもしれません。

政府は学校の児童・生徒が1人当たり1台のパソコン(PC)を使える環境を整える方向で動いていますが、国立情報学研究所教授の新井紀子氏は、読解力のために1人1台タブレットを導入すべし、という拙速すぎる結論に心配しており、「特に小学生には絶対、タブレットは良くない!」と確信している、とのこと。(下記「新井教授」ボタンをクリックください)
https://ict4d.jp/2020/01/19/one-tablet-per-child-2/

また、ディスプレーを使って読書をする際の問題点を指摘する研究を2つ紹介します。
(1) ある研究によると、28ページの短編小説を紙の本で読んだ場合と電子書籍で読んだ場合で違いがあるかという実験の結果、登場人物や設定を思い出すことについては紙も電子書籍も違いはなかったそうですが、小説のイベントを正しい順序で並べ替えることの成績に大きな違いがあり、紙で読んだ人の方が良い成績であった、とのこと。(下記 「研究(1)」ボタンをクリックください)
https://www.dolothy.co.jp/column/paper_and_display.html

(2) 別の研究では、開いたページにテキストがどのように配置されているかという「テキストの風景」は、読者にテキスト全体を見失わせることなく1ページに集中させることができるとのこと。画面や文字の大きさでテキストが再配置されることの多い電子書籍と比較して、紙の本は明らかな地形を持っており、そのページをめくることは歩いてきた道に足跡を残すようにリズムがあり、どれだけ進んだかという記録をありありと感じることができる。(下記 「研究(2)」ボタンをクリックください)
https://news.livedoor.com/article/detail/15986248/

これらのことを総合的に考慮すると、 すべての勉強をネットとタブレット端末(またはパソコン)で済ませようという傾向は見直したほうが良いのでは、と思います。皆さんはどう思われますか。