さいとう・たかをやすぎやまこういちが立て続けに逝っちまって、何だか物悲しい日々が続くな。
『ゴルゴ13』なんかは俺もちょくちょく読んでたし、ドラクエなんてもんは言わずもがなだ。
ドラクエのエッセンスってのは、自分の人生にどこかしら影響は受けてるだろうな。
ドラクエ12はどうなるんだろうな。
堀井雄二のテキスト、鳥山明の絵、すぎやまこういちの音楽が揃ってドラクエだと俺なんかは思ってるから、それを上手く継承できるかどうかも注目ですね。
本題について。
ここ4ヶ月くらいで育児やら家事やら仕事の合間で読んできて面白かった本を書く。
・原作: 草下シンヤ; 漫画: 本田優貴『ハリスンボーイ』
最近クレイジージャーニーで有名な丸山ゴンザレスのYoutubeの動画をよく観るんだけど、そこで一緒に出てくる作家の草下シンヤの作品。
いわゆる裏社会を描いた作品が多いんだけど、やっぱりそういう分野で物書きやっている人の作品ってリアリティが出るよな。
この漫画は「道具屋」って呼ばれる人を描いていて、イリーガルなツールを使った様々な手口や裏社会の人達がどういう接し方をしてくるのかというのがより濃く出ていると思った。
俺らには基本的にはかかわりのない世界なんだけど、ちょっと夜中に裏路地に入ったりしたらありそうなハナシだなって。
こっちの良心や猜疑心なんかを平気に食い物にしてきたり、かと思えば彼等には彼等なりのルールがあって、そういう世界もあるんだなと。
絶対関わり合いになりたくないけど、読んでて興味深かった。
・草下シンヤ『半グレ』
続いても草下シンヤ作品。
漫画版と小説版があるんだけど、俺は小説版を読んだ。
純朴な少年が半グレ組織に入って成り上がっていくっていう、一見なろうかよって思う流れなんだけど、読んでみるとめっちゃドロドロしている。
身内ですら騙し騙され刺し刺されの世界だった。
結局私欲と私怨で渦巻いている世界だから、登場人物が基本的にロクな目にあってないんだ。
ハリスンボーイにも感じた事だけど、やっぱり裏社会・アウトローと呼ばれる人間にハッピーエンドは原則的にはないんだなって思った。
そういうやってやられてを繰り返している世界だった。
まあ表の社会もそういうのはマイルドで陰険な形で存在するんだろうけど、裏社会の場合はそれが物理的な手口で来る。
躊躇とかない。あったらやられちゃうからそうなんだろう。
そういう刹那的な世界だから、エンタメとして観る分には刺激的に感じるんだろう。
でもこれが自分の身に降りかかると考えたら、絶対に身を置きたくない。
でも「じゃあ置かなきゃ良いじゃん。身を置いている人たちは愚か者じゃん(笑)」って思うのは俺ら一般人の感覚なんだよな。
実際愚かだなって多々思う所もあるけど、そうじゃなきゃ生きていけない人たちや、そういう場所しか身の置き場がなかった・他に選択肢がなかった人達もおるんだろうなって。
そう思える作品だった。
・『実録ドラッグ・リポートアジア編』
これまた草下シンヤの紀行文作品。
海外でのドラッグ事情や、実際どんなやりとりになるのか、現地の人たちの対応などが事細かに描かれている。
阿片を求めてゴールドトライアングルに行った時の話なんかは凄い緊迫感あったな。
下手したら生きて帰れないんじゃないのくらいにヤバい所に足突っ込んでんじゃん......
まあドラッグを求めて海外へ行く時点で俺みたいな小心者の陰キャとしてはかなりクレイジーだと思うけども。
ここまで書いたけど、全部草下シンヤじゃねーか!(笑)
いや別に裏社会に入りたいわけでもドラッグに手出したいわけじゃないんよ。
丸山ゴンザレスの動画とか観てて、この人たちは何でこういう事考えるんだろうって純粋に興味がわいたんだろうね。
ドラッグを売る人たちの温度感だったり、半グレがどういうやり方で迫ってくるのかだったり、彼等なりのルールやしきたりはどんなもんなのかっていう。
読み終わってみて感じるのは、やっぱり俺みたいな人間が入って良い世界じゃないんだと。
俺は俺なりに地に足つけた今の生活があってるんだと。
刺激的で刹那的な部分はエンタメとして楽しめるけど、こんな毎日だったら身体も心ももたんわ。めげるわ。
そう強く感じる作品だったね。
でも読み物としては面白いし語彙も難しくない言葉選びだから読みやすかったな。
読んでておもろかったですよってハナシ。
『ゴルゴ13』なんかは俺もちょくちょく読んでたし、ドラクエなんてもんは言わずもがなだ。
ドラクエのエッセンスってのは、自分の人生にどこかしら影響は受けてるだろうな。
ドラクエ12はどうなるんだろうな。
堀井雄二のテキスト、鳥山明の絵、すぎやまこういちの音楽が揃ってドラクエだと俺なんかは思ってるから、それを上手く継承できるかどうかも注目ですね。
本題について。
ここ4ヶ月くらいで育児やら家事やら仕事の合間で読んできて面白かった本を書く。
・原作: 草下シンヤ; 漫画: 本田優貴『ハリスンボーイ』
最近クレイジージャーニーで有名な丸山ゴンザレスのYoutubeの動画をよく観るんだけど、そこで一緒に出てくる作家の草下シンヤの作品。
いわゆる裏社会を描いた作品が多いんだけど、やっぱりそういう分野で物書きやっている人の作品ってリアリティが出るよな。
この漫画は「道具屋」って呼ばれる人を描いていて、イリーガルなツールを使った様々な手口や裏社会の人達がどういう接し方をしてくるのかというのがより濃く出ていると思った。
俺らには基本的にはかかわりのない世界なんだけど、ちょっと夜中に裏路地に入ったりしたらありそうなハナシだなって。
こっちの良心や猜疑心なんかを平気に食い物にしてきたり、かと思えば彼等には彼等なりのルールがあって、そういう世界もあるんだなと。
絶対関わり合いになりたくないけど、読んでて興味深かった。
・草下シンヤ『半グレ』
続いても草下シンヤ作品。
漫画版と小説版があるんだけど、俺は小説版を読んだ。
純朴な少年が半グレ組織に入って成り上がっていくっていう、一見なろうかよって思う流れなんだけど、読んでみるとめっちゃドロドロしている。
身内ですら騙し騙され刺し刺されの世界だった。
結局私欲と私怨で渦巻いている世界だから、登場人物が基本的にロクな目にあってないんだ。
ハリスンボーイにも感じた事だけど、やっぱり裏社会・アウトローと呼ばれる人間にハッピーエンドは原則的にはないんだなって思った。
そういうやってやられてを繰り返している世界だった。
まあ表の社会もそういうのはマイルドで陰険な形で存在するんだろうけど、裏社会の場合はそれが物理的な手口で来る。
躊躇とかない。あったらやられちゃうからそうなんだろう。
そういう刹那的な世界だから、エンタメとして観る分には刺激的に感じるんだろう。
でもこれが自分の身に降りかかると考えたら、絶対に身を置きたくない。
でも「じゃあ置かなきゃ良いじゃん。身を置いている人たちは愚か者じゃん(笑)」って思うのは俺ら一般人の感覚なんだよな。
実際愚かだなって多々思う所もあるけど、そうじゃなきゃ生きていけない人たちや、そういう場所しか身の置き場がなかった・他に選択肢がなかった人達もおるんだろうなって。
そう思える作品だった。
・『実録ドラッグ・リポートアジア編』
これまた草下シンヤの紀行文作品。
海外でのドラッグ事情や、実際どんなやりとりになるのか、現地の人たちの対応などが事細かに描かれている。
阿片を求めてゴールドトライアングルに行った時の話なんかは凄い緊迫感あったな。
下手したら生きて帰れないんじゃないのくらいにヤバい所に足突っ込んでんじゃん......
まあドラッグを求めて海外へ行く時点で俺みたいな小心者の陰キャとしてはかなりクレイジーだと思うけども。
ここまで書いたけど、全部草下シンヤじゃねーか!(笑)
いや別に裏社会に入りたいわけでもドラッグに手出したいわけじゃないんよ。
丸山ゴンザレスの動画とか観てて、この人たちは何でこういう事考えるんだろうって純粋に興味がわいたんだろうね。
ドラッグを売る人たちの温度感だったり、半グレがどういうやり方で迫ってくるのかだったり、彼等なりのルールやしきたりはどんなもんなのかっていう。
読み終わってみて感じるのは、やっぱり俺みたいな人間が入って良い世界じゃないんだと。
俺は俺なりに地に足つけた今の生活があってるんだと。
刺激的で刹那的な部分はエンタメとして楽しめるけど、こんな毎日だったら身体も心ももたんわ。めげるわ。
そう強く感じる作品だったね。
でも読み物としては面白いし語彙も難しくない言葉選びだから読みやすかったな。
読んでておもろかったですよってハナシ。