日本各地、世界各地で追悼行事が行われました。
テレビも一日大震災関連の番組が流れていました。
ブログやホームページでも、
いろんな方がメッセージを発信しておられたと思います。
わたしは昨日はあるイベントに参加していました。
イベント会場で午後2時46分にみんなで黙とうをし、
祈りを捧げました。
その瞬間、なにか不思議な一体感のようなものを感じました。
けれど今朝になり、自分の中で無力感がわいてきたんです。
「わたしは何もしていないなぁ・・・。」と。
昨日のブログにも、特に震災関連のメッセージは書きませんでした。
今朝のニュースで、被災地に山積みになったガレキの処分が
いまだ進まない・・・というのを見た時、わたしの中の無力感は
さらに大きくなりました。
その時に、こんな声が聴こえてきたんです。

そちが感じたということは、元気のない者たちは、もっと感じているだろうね。
人は目に見えて何かをしていないと、
自分は役立っていないと思いがちだからね。
はたしてそうだろうか?
今日一日あなたが生きていたことで、
どれだけの人に喜びを与えていると思う?
家族、友人、仲間・・・
『あなたが生きている』
『あなたがあたりまえのようにそこにいる』
それが奇跡であり、すでにまわりに与えていることなのだよ。
しかし多くの者がそれに気づかない。
失ってはじめて気づくことが、あまりにも多いね。
今回の大震災のように・・・。」


無力感など感じている場合ではないのじゃよ。
もっと喜んでおくれ。
今、自分が生きているということを。
そして、今あなたの大切な人が生きているということを。
そしたら感謝がわきあがってくるだろう?
『なにかしなければ・・・!』と
かきたてられるように行動することもひとつ。
そして、このように感謝を感じつくした時、
湧きあがってきたエネルギーにより、心が軽い状態で
『できることから始めよう!』と思うのもひとつ。
どちらを選ぶかは、その人が選んだらいい。
そちは昨日メッセージを発信しなかった自分に対し、
どこか後ろめたさを感じたじゃろ?
『わたしは何もしていない・・・。』と。
しかし、今こうやって対話したのも、
昨日何もしなかったことから生まれた。
ほら、ちゃんとうまくできている。(笑)」


役に立っていない人など、一人もいないのだと。」
