直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

障子

2015年12月24日 | ちょこのひとかけ


わたしが張った障子はきっちり張れていたと評判は上々でした。

でも、剥いで洗って張っている間に、
障子というものに大変疑問を持ちました。
なぜ障子は、いまだにあんな姿なのでしょうか?

まともに処理をしていない、やわらかい木を使うせいで、
障子紙を仮止めしたテープでさえ、木がめくれてくる始末です。

古い紙をはがすのに水を使えばそれを吸い込むし、
変に乾いてはゆがみます。
はたきで埃を落とそうとしても、まともには落ちません。
はたきをかける最中に、はたきで紙を破ることだってある始末です。
一番いいのは、現代の利器、ブロワーをかけることかもしれません。

そもそも障子自体、何を目的にしているかもわかりません。
どっちが表で、どっちが裏なのか。
桟があるほうを室内に向けるというのは、障子紙を外の人に見せたいのか、
桟を内の人に見せたいのか、どっちの意味でやっているのでしょうか。

現代なら、障子も現代の技術で作って、改良してはいけないのでしょうか。
たとえば紙を張ってはがしても筋がはがれないような、硬い木で作るとか。
水で濡らしても平気なように、表面にニスを塗るとか。
裏から見ても表から見ても同じように、
二重ガラスの内側に障子紙を挟んで、断熱近代障子を作るとか。

なにかしらいろいろできそうなことはあるのに、
あんなに微妙な作りのものを変えもせずに、意味も微妙な使い方で
誰向けかもわからず微妙に飾っているなんて。
障子という存在自体が、しょうじき意味わかりません。

障子だけに。
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