直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
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山口県の殺人事件

2013年07月24日 | ちょこのひとかけ


最近起きた山口県の殺人事件がすごいことになっていますねえ。
山奥の小さな集落、殺される三分の一ほどの人間、放火、死体に殴打痕。
まるで探偵小説のようです。

さらには犯人らしき男の家に残された文章。
『つけびして 煙り喜ぶ 田舎者』

ぼちぼち報道されつつある話をなんとなく興味を持って見てしまいますが、
今のところ考えてしまうのは、上記の文章は、
『(火のないところに煙は立たないというけれど、火のないところに)
付け火して、煙を立てて喜んでるんだろ、この田舎者どもが!』
というような文に見えてきます。

犯人らしき男は神奈川から山口の田舎に戻ったというので、
自分が田舎者ということはないでしょう。

友達などから聞いた話によると、田舎というのはとてつもなく
底意地の悪いところで、故郷を見捨てて都会に出て行った人間は
裏切り者呼ばわりでひどい扱いを受けることもあるのだとか。

それで村でつまはじきにされているところに火災が発生。
それはおそらくその家の不注意によるものだったのでしょうが、
スケープゴートがいるところで、いやがらせが発動。
とりあえず犯人らしき男が犯人だと指名した、というのはどうでしょうか。

数年前の最初の火災は真相がわかっていないようなので、
その後も何かにつけて、今回の犯人らしき男が犯人だとか
田舎の意地悪さでひそひそやっていたとも考えられます。

そこで、今回の犯人らしき男が、
火事のことと、うわさのことをかけたダブルミーニングとして
あの文章を書くのです。
『つけびして 煙り喜ぶ 田舎者』

でもその後も火をつけただのいわれのない中傷を受け続けた男は、
心理学的に言えば『予言の自己実現』により、
「俺が火事を起こしたって言うなら、やってやろうじゃねえか」
的な怒りにより、殺して火をつけて逃げた……

……というところまで想像しました。


でも、探偵小説的なノリだと、実は真犯人は別にいます。
男が周りの人間に恨みを持っていることを知っていた別の人間が、
男の恨みを利用して、まず男を殺します。
そして死体と一緒に家に火をつけて身元をわからなくします。

残りの、自分もしくは自分たちに都合の悪い人間も
一緒に殺してしまい、仲間たちで口裏を合わせて
今回の犯人らしき男が犯人だと言うのです。

その状態で事件は迷宮入りするかと思われますが、
一人、また一人と人が殺されています。
真犯人が口封じのために仲間を殺して行っているのかと思われますが、
実はその裏には、今回の殺人の首謀者がたくらんでいた、
おそろしい陰謀があったのです!

その陰謀は――まあ、なんですかねえ。
真の犯人だけが知った、村の先祖の財宝の隠し場所が村で共有している山で、
その山に手を入れるためには村人の同意が必要だけれど、
それを話したら財宝を山分けにしなくてはいけないので殺した、
とかそんなところしかわたしには思いつきませんけど。


実際の事件の裏事情を知りたいところですが、
こういう事件だと、やっぱり猟奇的な未解決事件になってしまうのでしょう。
歴史のあるどろどろした田舎、というのはやはりおそろしいです。

その点、歴史のないさっぱりとした田舎、北海道は
たいてい食べられなくて本州から渡ってきた、本家や分家の次男以下なので
変な家系やあとくされがなくてとても穏やかです。

北海道はいいですよ、北海道!
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