直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

歌の流れ

2007年12月29日 | ちょこのひとかけ


歯磨きしながら歌について考えていたところ、
ふとひらめくものがありました。

この前 作ったわたしの歌は
なにか違うと思っていたのですが、
その正体は、むわー っとした
盛り上がりがないことです。

――でも、たしかに入れたはずなのに?

そんなことを思ってしまう理由を考えてみました。

世の中の歌は、曲の途中で盛り上がり(サビ?)
があって、それが何度か出てきたような
気がします。

なぜそんな気がするのかと、
もうすこし悩んだところ、

わたしの歌は、

 一番――二番――間奏――三番

となって、

 起―――承―――転―――結

の図をとって終わらせました。
結びで盛り上がりをつけて完了で
めでたしめでたしです。

でも。それはメインフレーズを揺らしただけ。
頭からメインフレーズのみで構成されています。
これがそもそもの間違い。

そこで気づいたら、
本当は一番にも二番にも、
それぞれメインフレーズもさることながら、
なにかこう、盛り上がりのような部分を
混ぜ込むべきだったのです。

たとえばこんな。

  起(起―承―転―結)
  ↓
  承(起―承―転―結)
  ↓
  転(起―承―転―結)
  ↓
  結(起―承―転―結)

このうち、転は間奏だとすると
起承転結はいらない気がしますけど。

そう考えると、
どうしてわたしの歌は3番まであったのに
1分ちょっとで終わるのか、
間奏が1番よりも長いくらいに
なってしまうのかの理由がわかりました。

歌全体で物語、と考えたらだめだったんですね。
連載小説や連続アニメのように、
一話一話でそれぞれに起承転結を載せて、
それをつむいで完成、というのが
歌の形みたいです。

ウタ、とはたしか日本古語から
出てくるくらいですし、
きっと文化の集大成なのでしょう。

ちょっとかじっておいしくいただこう、
なんてことでは かじりきれないくらいの
広さがありました。

奥が深いです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« りつこさん | トップ | メインマシン強化 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ちょこのひとかけ」カテゴリの最新記事