最近、ともだちがどんどんとわたし好みになっていきます。
もともとわたしが大して好きでもない料理や掃除を
まめにするような気質の持ち主だったのですが。
会社を辞めてから暇を持て余して、
デスノートのアニメ版を全部見たらしいのです。
それがおもしろかったらしくて、
他におもしろいアニメは、とわたしに訊いてきました。
デスノートもおもしろかったけど疲れたので、
もっと気楽なのということで、絶望先生を勧めてみます。
するとほんとに見て、ずいぶん楽しんだようです。
わたしがたまに口にする、「絶望した!」も
そういう意味だったのかとわかったと言っていました。
わたしはおもしろいネタを見つけてしまうと
機会があったときについ口にしてしまいます。
ですので、他の人がそういうタイミングで
口にするものは、元ネタがわからなくても
なにかのネタなのだとわかるのですが……
他の友達たちは、わたしが口にしていたのは
わたしのネタだと思っていたそうです。
同窓会で友達にあったとき、
わたしが当時好きだった漫画のネタを
わたしのネタだと思って話されたときは
びっくりしました。
それはさておき。
ギャグ系が楽しかったので他には、と訊かれて、
今でわたしが楽しみにしている銀魂を教えました。
あれはすごくばかばかしいですが、
狙いはこどもではない感じの描きかたをしています。
座るときに「よっこいしょーいち」とか、
いつのネタだと思うものも平気で出してきます。
すると友達は、それも見られるだけは見て、
かなり面白かったと言っていました。
そして、かつて一緒に洞爺湖にドライブに行ったとき、
どうしてわたしが木刀を買おうとしていたのか
わかったとも。
そのときの日記は、以下。
2005年09月22日
http://blog.goo.ne.jp/nanmo-nanmosa/e/6d7a424e7fb684ff65bdadca1e6ccaee
銀魂の主人公が持っているのが、
柄に洞爺湖と刻まれた木刀なのです。
そんなこんなで、今になってようやく
アニメの面白さに気づいた友達。
最近ゲームもするようになり、
マリオカートではわたしよりも
上くらいの腕前にもなりました。
マリオカートでは、わたしは動体視力と反射に
知識をまぜて操作しているらしく、
ミラーではレインボーロードやワリオ鉱山のような、
ゆるいカーブであれば見てから軋轢を解消して
反応することができます。
でもモンテタウンのような
90度カーブがあるところ、
マリオサーキット3のような
ヘアピンカーブがあるところでは
脳内マップの変換が追いつかないので
操作不能になってしまいます。
でも友達は、マニュアルドリフトでも
脳内マップを反転させているような操作をします。
たぶん情報処理の過程か、それに関わる能力が
わたしとは違うのでしょう。
レインボー、ワリオ鉱山のミラーはわたしがやりますが
それ以外のミラーなら友達のほうがよっぽど上手です。
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最近、友達の隠れた才能が花開き始めました。
今まで苦手だと言っていた、ジョークを理解すること、
ジョークにジョークで返すことも
徐々にできるようになってきています。
特にネタにネタを合わせること、
自分からネタを振れるようになってきたことは
ずっとそばで見ていた身としては
嬉しい成長です。
かつてわたしが会社にいたときに、
会社ではアニメやゲームの話なんて
していなかったはずなのにいきなり声をかけられて、
「桐城さん、最近深夜アニメで
なにかおもしろいのやってたら教えてよ」
なんて素で訊かれたことがありましたが。
友達もこのまましっかり育って、
会社の同僚からさえもそんな風に
自然に訊かれちゃうような人に
なればいいなと思いました まる。