直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

選挙とわたしと狂った世界

2007年07月27日 | ちょこのひとかけ


さて。そろそろまたくだらない選挙があるらしいですね。
政治にからむ話はいろいろめんどくさいことになりそうですが、
今回はあえて書いてみます。
政治に確固とした信念がある方は以下は読まないのを
おすすめします。


という前振りで話を続けますが、
わたしは選挙が嫌いです。選挙権を得てからも、
一度も投票したことがありません。
それはわたしの信念であり、わたしの誇りでもあるのです。

テレビなどを見ると、『投票に行かない=悪』のように
語られることが多いように思われ、それが非常に不愉快。
わたしのショートショートっぽいものを読めば、
どうしてかの理由はぼちぼち書いているので
ご理解いただけるかと思います。

まあ、かいつまんで言えば。選挙は暴力だからです。

選挙は民主主義か? そう問われて肯定する人は、
毒人間です。わたしにとってみれば、善人ヅラした悪人。
こういうのが一番たちが悪いです。
選挙は多数決だというのはだれでもわかるかと思いますが――
多数決は民主主義ですか?
『うん』とでも言うなら、モーニングスターでも
その頭に叩き込みたい、そう思います。
多数決は民主主義じゃありません。

「じゃあ、これから食事に行こうか」
と会社で出た案でどこに行きたいかきかれ、
「飲み屋が多かったから飲み屋に決定ー!」
なんて風に飲み屋につれていかれるようなものです。
そして飲める人間はお酒をがばがばのみ、たばこをふかし。
飲めもせずたばこも吸えない人は、
煙にせきこみながら、食べるものもないその席で
時間とお金をつぶしながら飲みたくもないウーロン茶を
ちびちびのまされ。最後には
「平等に割り勘ね」
なんて言われてお金だけむしりとられるのですよ。
これが多数決です。これは平等なのでしょうかと。

それなら、お酒ものめるけど、ちゃんとした食べ物が
あるお店をえらび、タバコを吸いたい人は
外なりどこなりですえるような場所にすべきです。
もしくはそのときくらい我慢したっていいでしょう。
みんながそれぞれ妥協して、おたがいのことを考える。
それが民主主義です。
いまの世の中はまがいものの民主主義がまかり通っているのが
どうにも許せません。それを民主主義だという人間がいるのも
なんとも腹立たしいです。


それに加え、選挙で投票する相手は、気違いばかりだというのも
気持ち悪くてたまりません。人間としては最低の人種でしょう。
親の七光りや金持ち、そんなのが候補者になる……というより、
ほぼそういう人間だけしか、候補者になれない土台があります。

選挙では、
『くさったりんご』『くさったマアジ』『くさった長ネギ』
『くさった麦茶』、どれを口にしたいですか? と問われます。
それを喜び勇んで選ぶ意味がわかりません。
わたしは、選びたくありません。

なら、選挙に行って白票を投票しろ、という向きもあるでしょう。
わたしもよく言われます。でも、わたしは投票所に
行くことはありますが、決して投票はしません。
なぜなら、白票を入れるということは、『選ぶものがない』という
意思表示でしかないからです。

わたしは、『選ぶものがない』ということよりも、
『いまの選挙制度が間違っている』ということを強く思います。
選挙は力の暴力です。強いものだけがのさばり、
弱いものを虐げます。その仕組みがいやなのです。
だから基本、選挙にも行きませんし、投票もしません。
なのにそれをわかろうとする向きは、
現在のマスメディアにも見受けられません。

たとえば戦争賛成をうたい、100票を得る人。
戦争反対をうたい、90票を得る人。
いまの選挙制度では、100人が賛成したから戦争には
みんなが賛成していると取ります。
賛成した人に対し、その9割もいる反対派はすべて無視です。
それがいまの選挙制度。

わたしは、『どこも選べないけれど、
この人間、この党だけはだめ』という人はいると思います。
せめてその人たちが、『反対票』を入れられる
選挙であれば、と思うのです。
反対票でその人間や党への投票が減らされるなら、
まだ投票する価値はあると思います。

先の例で言えば、戦争賛成をうたう人が100票の賛成票を受けても、
90票の反対票で、賛成は10票にされるような。
最終的に賛成に傾くとしても、どれだけの反対があったのか
わかるでしょう。


いまだ、選挙制度は未完成です。
でもそれを正そうとする進化がみあたりません。
なのに、選挙へは行けと。投票はいいことだと。
行かない人間を罰しよう、という向きさえあります。
でも、それって違うでしょう?

お偉いは経営の観念がかけています。

たとえば置き換えるなら、こう。
「この商品はいいものだ。みんな買ってしかるべきだ。
 買わない奴らには罰を与えよう」
これが今の政治屋が言っていること。
こんなこと、一般の会社が言ったらどう思うのでしょうか。
また、こんなこと、一般の会社が思うと思うでしょうか。

そんなこと、絶対思いません。なぜなら、商品は
『売ってやる』とは根底で思っているかもしれませんが、
対外的には『買っていただく』しかないものだからです。
もしそれが買われないのなら、
買われないことになにか原因があると考え、
それを改善しようとするでしょう。

見た目が悪いのか、味が悪いのか。宣伝がたりないのか、
価格がつりあわないのか。そうした試行錯誤があり、
変更した『その商品』を出します。
でも政治屋が考えるのは、
『買わないのは、買わないのが悪い。だから罰しよう』、
それだけ。
本気で怒ってるんですよ、わたしは。

権力と金だけがほしいような腐った人間たちだけが
でるようなものに、
なぜわたしが時間を割いて考慮したり投票したり
しなければいけないのでしょうか。
本当に政治をするのなら、
力は分散させるべきだと思うのです。
お金は力。財力と政治力は分離させるべきです。


と、なんだかよくわからない気分が高まってきたところで。
政治的主張を少々。

戦争を認めるか認めないか、くだらない捻じ曲げた解釈で
くだらない議論をするより、
もっと身近に考えなくちゃいけない問題があるでしょう?

憲法13条では言っています。

『すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、
公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、
最大の尊重を必要とする』

憲法14条ではこうも言っています。

『すべて国民は、法の下に平等であつて、
人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、
政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない』

なのに、なぜ憲法24条では

『婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、
夫婦が同等の権利を有することを基本として、
相互の協力により、維持されなければならない』

と書かれるのでしょうか。

婚姻は家のものではありません。
それよりも、『すべて国民は、個人として尊重される』のです。
『男性として、女性として尊重される』のではありません。
『人種、信条、性別(★性別です。性別)、
社会的身分又は門地により、
政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない』
と書いてあります。

婚姻では名字が変わったり、登録が必要だったり、
年金や税金が変わったりするなど、社会的関係が変わるものです。
でもそれができること、
男性だけが女性と婚姻関係を結べること、
女性だけが男性と婚姻関係を結べることは、性差別でしょう?

婚姻は相手が男性だから、女性だからするものではないでしょう?
愛情も恋愛も、相手がその相手だからこそのもので、
お互いの個性に基づくものです。そこに性差なんて必要ありません。
個人を個人と尊重して、婚姻関係を結べるようにしてほしいのです。

そもそも、なにをもって人が男性だの女性だのと
決めているのでしょうか。
憲法にもどこにも、性別の根拠なんて載っていないのです。


憲法13条をもっと尊重して欲しい、憲法14条を重く見て欲しい。
そして、憲法24条をあるべき形に直して欲しい、
わたしはそう思います。


正直、なにもそんなところにかかわらない選挙など、
ダンボールでぐるぐるまきにしてポイッ! で十分です。


……なんて言うと、世が世なら特高につかまりそうです。
くわばらくわばら。
ま、よくも悪くも、おしあわせな時代になったものですね、と。


わたしの世界、ねたみ・そねみ・にくしみでできています。
でも想像もしないもの、隠れているのでしょうか?

もう、つらくてたまりません。
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2 コメント

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Unknown ()
2007-07-26 22:38:37
選挙行かないのは良いと思いますよ、悪い事なんてありませんこれっぽっちもありませんよ
投票した人が当選しても世間が変わったことなんてありません、あったとしても見に感じなければ意味が無い
良い事ばかり言ってる奴でも甘い蜜を吸うと味を占めて悪化
これは言いすぎですけど選挙って悪循環の始まりみたいな?
返信する
Unknown (あまね)
2007-07-27 20:59:10
正法 像法 末法とは少々違いますが、
宗教と同じく身(=霊・み)は
どんどん抜けていくものなのでしょう。

苦労して苦労して、選挙制度を確立した
先達が今の世をみたらどうおもうのか、
考えてみろと政治家に言いたいです。

まあ言ったところで無駄なんですけど
返信する

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