耳抜きの方法と言えば、あれです。
なんとなく鼓膜を意識して、くっと引っ張るように力をかけると、
カツッと音がして耳抜きが完了します。
ただそれだけで、空気もつば飲み込みも、
手を使う必要もありません。
……が。このまえ素もぐりの大会をとりあげたテレビ番組を見ていたら、
深く深く潜るときには呼吸が続かなくなり、
吐く息が切れると耳抜きができなくなってしまうので、
その前に口の中に耳抜き用の空気を確保するのがコツ、
というようなことを言っていました。
それを見て不思議に思ったのですが、
耳抜きには空気が本当に必要なのでしょうか?
新幹線などで急にトンネルに入ったときや
飛行機で急に耳が詰まったようになったときなどは、
前述のように鼓膜に力をかけるだけで耳抜きできます。
あれと同じことは、海の中ではできないのでしょうか。
大気中と水中では耳抜きの方法が違うのか同じなのか、なぞが残ります。