直列☆ちょこれいつ

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CMらしいCM

2012年07月13日 | ちょこのひとかけ


テレビを見ていたら、CMが流れてきました。
そのCMの中に、はっとするものがありました。

モノはたしかnewクレラップ。
発売当時からnewがついてるけど、なんでいつまでもnewなの?
というような感じからはじまり、
毎年あたらしい改良を加えていて、
ラップを切る部分も止めておく部分も
回転させる部分もその他の部分も、
これこれこんな風に改良されてきました!
というような内容でした。

まるで、新商品のプレゼンのような内容で、
ああ、売り込みをするって、『宣伝』をするって、
本来こういうものだなあと、しみじみ感心しました。

テレビでのCMが流れたころから、
CMといえば洗脳と煽動が常でした。
たとえば、商品名を連呼してみたり、
有名人が商品を持って、商品とは関係のない言葉を言ってみたり。

車のCMなんかだと、日本を走る車なのに
なぜか外国の景色のいいところ、混雑もしないようなところを
無駄に走っていたりします。
保険のCMなんかだと、おきれいなことばかりいって、
適用外やマイナスのところなどはまったく言わなかったりします。
○○ナンバーワン! なんてうたっていても、
ほかの会社のCMでも似たような、もしくは同じ単語で
ナンバーワンなんて言ったりもします。
どちらが本当なのかもわからない、胡散くさいCMです。

でも、たぶんnewクレラップのCMは違います。
この商品は、ここがこうです、としっかりとりあげるなんて
今までのCMにあったでしょうか。
モノを買うかどうかはさておいて、
個人的にはとてもよいCMだと思いました。


そこで思えば、CMにはくだらないものが多すぎます。
その『モノ』がどんなものかも示さずに、
とりあえず手にしろ、買え、と洗脳・煽動してくるものが多数で
とても不愉快です。
特に意味のない有名人らしきものを使うCMには辟易です。

あんな、珍妙な連中がそれをもってどうこうしているCMに
なんの意味があるのだろうと常々思っていましたが、
実は意味があったのだと聞きました。
食品売り場に来る人が、
「だれそれがCMやっているなんとかいう商品はどこ?」
とぼちぼち売り場担当に訊いているそうです。
そういう層向けのCMだったとは、驚きです。

ゲームのCMなどでも有名人らしき人物が出て、
へらへら笑いながら奇声をあげるものがあります。
そのゲームがどんなものかはまったく伝わらないし
購買意欲もあがらないと思うのですが、
あれもだれだれがやってるゲームだから
ちょっと買ってやってみたい、というような
食料品と同じくらいの動機付けになるのでしょうか。

個人的にゲームのCMで一番いやだったのはファミリースキーで、
動画サイトでプレイ動画見たらすごくおもしろそうで
実際やってみてもおもしろかったのですが、
その後CMを見たら、すごくつまらなそうなゲームに見えました。

CMを見ていると、CMを作るためのCMというものが
多く流れている気がします。
本当にそれがCM、販売促進につながるものなのか、
製作者にはここらへんで改めて考えて欲しいものだと
なんとなく思ったのでした。
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