『日本の音景 30 じゃんけんじゃらけつ北海道 改』
09-08-03完成。
・絵 線画 :1時間
・絵 彩色 :7時間
・歌 調整 :1時間45分
・Flash調整:1時間
合計10時間45分で完成です。
北海道は札幌の一地方でじゃんけんの際に
歌われることもあったものです。
歌詞はこんな感じ。
♪じゃんけんじゃらけつ北海道
あいこでアメリカヨーロッパ
パリ フランス ドイツ
どいつもこいつも じゃんけんぽん
わたしの確かな記憶は
じゃんけんじゃらけつ北海道
どまりです。
その後、後ろに続いたといわれたので
思い返してみると……
たぶん、こんな感じでした。
いちおう周りにも聞いてみましたが、
「そんな感じじゃない?」
と微妙なうなづきが返ってきました。
なおこの歌は、もともとの大元ネタは
英語の歌、『リパブリック賛歌』だと思われます。
(♪まあるい緑の~ の、淀橋カメラのCM歌の
元になった歌です)
そのリパブリック賛歌が、昭和15年ごろに
替え歌となり、『紀元二千六百年』として
広く歌われました。
なぜ紀元二千五百年でもなく、
紀元三千年でもない、二千六百年という
微妙な年の歌が作られたのかと言えば――
たぶん、戦意高揚のためです。
参考までに『紀元二千六百年』の
一番は……
♪金鵄輝く日本の 栄えある光 身に受けて
今こそ祝え この朝(あした)
紀元は二千六百年
ああ、一億の胸は鳴る
なお、ここで言う
『きんしかがやくにっぽんの』の『金鵄』とは、
金鵄勲章の元にもなった鳥です。
簡単に言えば、『神風(かみかぜ)』を
具象化し、鳥としたような概念と考えると
わかりやすいです。
そして歌詞を大雑把に訳すと、
『歴史の浅い毛唐どもめ。
こちとら2600年前から国として成り、
神風によって守護された、
由緒正しい偉大な国だってんだ、べらぼうめ。
戦争時代も聖なる天皇を中心として、
日本が中心になって
すばらしい世界をおったててやらぁ!』
といった感じです。
今の世の、今の視点で見ると……なんだか……
まあ、戦争時代なんてそんなものです。
多くは語りません。
それを適当に替え歌にしたのが、
ゴム飛び、ゴム段の歌です。
♪金鵄輝く日本の あいこでアメリカ ヨーロッパ
パリ フランス ドイツ
どいつもこいつもあんぽんたん
アメリカの時計台の鐘が鳴る
いちおう語呂合わせというか、
口調ととのえのために、
『あ』いこで --『あ』メリカ
ヨーロッ『パ』 --『パ』リ
『ドイツ』 --『どいつも』こいつも
と言葉が絡んでいます。
これをじゃんけんふうに変換したものが、
♪じゃんけんじゃらけつ北海道
あいこでアメリカヨーロッパ
パリ フランス ドイツ
どいつもこいつも じゃんけんぽん
となったようです。
実際にこの歌詞でもリパブリック賛歌の
メロディーに合わせて歌えるようになっています。
……が。
じゃんけん歌を口にするときは、
メロディはリパブリック賛歌ではなかったので
どこかでなにかのズレが生じたみたいですね。
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