直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
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Flash82本目:じゃんけんじゃらけつ 改

2009年08月05日 | イラスト(他・趣味)


『日本の音景 30 じゃんけんじゃらけつ北海道 改』
09-08-03完成。
・絵 線画 :1時間
・絵 彩色 :7時間
・歌 調整 :1時間45分
・Flash調整:1時間
合計10時間45分で完成です。



北海道は札幌の一地方でじゃんけんの際に
歌われることもあったものです。
歌詞はこんな感じ。

♪じゃんけんじゃらけつ北海道
 あいこでアメリカヨーロッパ
 パリ フランス ドイツ
 どいつもこいつも じゃんけんぽん

わたしの確かな記憶は
じゃんけんじゃらけつ北海道
どまりです。
その後、後ろに続いたといわれたので
思い返してみると……
たぶん、こんな感じでした。

いちおう周りにも聞いてみましたが、
「そんな感じじゃない?」
と微妙なうなづきが返ってきました。


なおこの歌は、もともとの大元ネタは
英語の歌、『リパブリック賛歌』だと思われます。
(♪まあるい緑の~ の、淀橋カメラのCM歌の
 元になった歌です)

そのリパブリック賛歌が、昭和15年ごろに
替え歌となり、『紀元二千六百年』として
広く歌われました。

なぜ紀元二千五百年でもなく、
紀元三千年でもない、二千六百年という
微妙な年の歌が作られたのかと言えば――
たぶん、戦意高揚のためです。

参考までに『紀元二千六百年』の
一番は……

♪金鵄輝く日本の 栄えある光 身に受けて
 今こそ祝え この朝(あした)
 紀元は二千六百年
 ああ、一億の胸は鳴る

なお、ここで言う
『きんしかがやくにっぽんの』の『金鵄』とは、
金鵄勲章の元にもなった鳥です。
簡単に言えば、『神風(かみかぜ)』を
具象化し、鳥としたような概念と考えると
わかりやすいです。

そして歌詞を大雑把に訳すと、
『歴史の浅い毛唐どもめ。
こちとら2600年前から国として成り、
神風によって守護された、
由緒正しい偉大な国だってんだ、べらぼうめ。
戦争時代も聖なる天皇を中心として、
日本が中心になって
すばらしい世界をおったててやらぁ!』
といった感じです。

今の世の、今の視点で見ると……なんだか……
まあ、戦争時代なんてそんなものです。
多くは語りません。


それを適当に替え歌にしたのが、
ゴム飛び、ゴム段の歌です。

♪金鵄輝く日本の あいこでアメリカ ヨーロッパ
 パリ フランス ドイツ
 どいつもこいつもあんぽんたん
 アメリカの時計台の鐘が鳴る

いちおう語呂合わせというか、
口調ととのえのために、

『あ』いこで --『あ』メリカ
ヨーロッ『パ』 --『パ』リ
『ドイツ』 --『どいつも』こいつも

と言葉が絡んでいます。
これをじゃんけんふうに変換したものが、

♪じゃんけんじゃらけつ北海道
 あいこでアメリカヨーロッパ
 パリ フランス ドイツ
 どいつもこいつも じゃんけんぽん

となったようです。
実際にこの歌詞でもリパブリック賛歌の
メロディーに合わせて歌えるようになっています。

……が。
じゃんけん歌を口にするときは、
メロディはリパブリック賛歌ではなかったので
どこかでなにかのズレが生じたみたいですね。



※Flash内では常にボタンが表示されていますので
 適宜押して内容をご覧ください。

◆◆画像09-08-05◆◆
※↓画像クリックでフラッシュページへ飛びます(ちょこでいずでも動作します)


じゃんけんじゃらけつ北海道.mp3 へ

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