日本の古いものは、現代まで続く結構単純な感覚で
名づけられているのかもしれない、と思います。
杉(すぎ)の木は、真っ直ぐ伸びるから、
本来は『直(すぐ)』。
これが揺らいで『直(すぎ)』と呼ばれたのかもしれません。
檜(ひのき)の木は
表皮(ひょうひ)が利用できるので、
『皮の木(ひのき)』であったのかもしれません。
白樺(しらかば)の木は、
皮が白くはがれるので、『白皮(しらかわ)』の木であったのかもしれません。
魚の名前と木の名前には何か共通するものを感じますし、
鳥の名前もそういうものなのかもしれません。