わたしはわたしだからだめなのだ、ということを確認するために、
ネタ投稿やら川柳、俳句、短歌やらと、まともそうな送り先で
無料で出せるところにいろいろ出していました。
やるからには常に全力。適当に片手間にやることもなく、
割ける時間はなるべく割いて、
時に、ひとつ完成させるまでにバージョン違いを数十作って
一か月や一か月半かかることもありました。
が。掛け言葉なり状況なり、すごくがんばって、
うまく作れたと思ったものも全部だめ。
やっぱりわたしはだめで、今までの時間はまたすべて無駄で、
まったく意味がないんだと数日前にかみ締めました。
そのあと、ふと、メールが来ました。
なんでも、ひとつがひっかかったそうです。
今までは発表が近くなるとそわそわして、
発表を見て落ち込むばかりでしたが、
落選じゃない場合は、向こうから連絡が来るものだったとは。
すばらしきデジタル世界です。
発表日を待つなんて意味はなく、発表前に連絡が来ていなければ
それだけでもうだめだったのです。
すこし気になって調べてみたら、
応募を始めてから三か月半で、作って応募したのは300単位。
そのうちのひとつが受かったということは、
命中率は0.33%……でしょうか?
ヘタな鉄砲にもほどがありますが、
ここ数十年で、自分でがんばったことが
何か結果につながったことは、おそらく海腹川背のランキング入り
くらいしかなかったため、単純に嬉しいです。
わたしは評価者にはかならず見捨てられる、
というわけではなかったんですねえ。