直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

どんぐりと油

2025年02月24日 | ちょこのひとかけ

昔、油は貴重品でした。

ふと、落ちたどんぐりを見ていたら、
これで油はとれないもの? と思いました。
胡桃なんかつぶして油とりますし、
どんぐりから良質な油が取れたら、
なにかこう……すてきな特産品になるうえ
廃棄されるのが減るのでは?

そこで調べてみたところ、
どんぐりから油はすこししか取れないのだそうです。

じゃあ、どんぐりの実は
でんぷんか何かばかりなので、
適当に実を出して粉にして、でんぷんから
どんぐりクッキーにでもするしかないのか……
と思うと、さらに思いつきました。

……なんで、どんぐりクッキーや
その他のクッキーも、わざわざ油入れるんだろ?

高カロリーが問題になる昨今。
どんぐりくらいそのまま焼いて食べれば
いいのではないでしょうか。
なぜクッキーはいちいち油を入れるのか……?

とても疑問がわいたので調べてみたところ。
でんぷん粉は、適当に水とまぜて練ると、
グルテンが発生し、もっちもち状態になるのだそうです。
(ただし、どんぐりには含まれない)

それをそのまま焼いてしまうと、
堅パン(カンパン)のようになるようです。

一方、油を入れると、
グルテンの発生を抑え、スポンジ状になるのを助け、
歯ざわりのよいさくさく感を生むのだとか。
油には、そういう意味があったんですねえ。

お米やお餅は、水分とこねると
アミロペクチンか何かが伸びて
弾力がでますが、水分量や温度で劣化すると
かたまった餅のガチガチになります。
それを防ぐには、砂糖や水を加えなければいけない、
みたいなものと たぶん同様なのでしょう。

粉によっていろいろ性質が違って。
その対処というものを、
これまでの人は見つけてきたんですねえ。







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