奥歯の一本をちょうどよくこすってくれそうな歯ブラシの機械があったので
わたしも試してみました。
根元がざらざらしそうな奥歯へ深く差し込み、
ブラシで細かく洗浄――していると、
なんだか角度と圧力が不安になってきます。
一応つるつるになったので反対側にも当てて磨くと、
やっぱりすごく不安になる使い心地です。
でもつるつるになることはつるつるになるし、と思いながら歯を磨き、
終わったところを舌で触れていたら、ぐらぐらと揺れていて、
そのまま触り続けたら、奥歯がぼろっともげました。
歯が取れちゃったら二度と生えてこないし、まずいんじゃないの、これぇ!?
と、あわてて歯を口から出し、指でつまんでもげたところに差し込みます。
しばらくしたら固定できたようで、ほっとしたところで目が覚めました。
起きて落ちついて考えれば、あごを乗せて奥歯を磨くマシンって
なんなんだと思いますが、夢を見てるとまったくわからないものですねえ。
嫌な夢を見ました。