直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

レビュー:2013年秋開始アニメ

2014年01月03日 | ちょこのひとかけ


ミニレビュー:ファイ・ブレイン3

パズルが得意な男の子が、卑怯なパズルを武器に
迫ってくる悪の組織と戦っていくようなお話です。

前期も見ましたが、敵に正々堂々感がないので
見ていて楽しくありません。
「解くのに平均一時間かかるパズルを作った。
さあ、解け! ただし3秒でな!
3秒過ぎたら足元の爆弾が破裂してお前は死ぬ!」
みたいな理不尽系の要求を突きつけてくるのでうんざりします。

2話まで見て断念しました。

見ていて不愉快になるので、
つまらない感じのアニメでした。



・ミニレビュー:のんのんびより

『きんいろモザイク』と『みなみけ』を混ぜて
水で薄めたような雰囲気を感じました。

おそらく田舎っぽい暮らしを、変に特徴付けた女の子たちで
ゆるく送るさまを描くアニメだと思われます。

一番小さい子が、おそらくはやらせたいのだろう変な単語や、
方言でもない語尾を適当に使ってくるのがすごく神経に障ります。

全体的な雰囲気もすごく苦手で、数分で消しました。

見たくはない、つまらないアニメでした。



・ミニレビュー:京騒戯画

不思議な力のある男が、世から疎まれたので絵の中に入り、
絵の世界で偽りの家族と暮らします。

その後、その中に暮らす者たちが変化したころ、
絵の中なのに宇宙とくっついて何かしらない外の人間がやってきます。

そしてぐちゃぐちゃします。

……という感じのお話です。
どんな話なのかまったくわかりませんでした。

シリアスのようでところどころギャグっぽい雰囲気になり、
歴史的な雰囲気のようで宇宙が入ってきて、
たぶんそういうごちゃごちゃした感じを作りたかったのだとは思いますが、
見ていてまったくわけがわからずに取り残されました。

意味がわからなすぎて見ていて苦痛で、3話目途中で断念しました。

わけのわからない、つまらないアニメでした。



・ミニレビュー:ぎんぎつね

霊視能力的なものがある学生の女の子が主役です。
その神社の神の使いが準主役です。

主役の神社で事件が起こったり起こらなかったりするさまを
描いていくお話のようです。

原作はたぶん1巻だけは読みましたがほとんど覚えていません。

1話は主役の女の子にいらつきましたが、
話数を増やすごとにどうでもよくなっていきました。
話の扱いとして、主役の扱いがどうでもよくなるので
見ているほうもどうでもよい気分になっていきます。
話によっては主役が最後にちょろっと出てくるだけで、
話に一切からまないこともありました。

そのわりには、最初のほうで男の子と、小さな神の使いがやってきて
その後住み着きます。
主役の紹介や、愛着を持たせるエピソードなどを出して固める前に
別のキャラを出してきて、なにがしたいのか疑問でした。

神社の跡取りで主役が髪をオレンジ色に染めているのは
何か意味があるのか多少気になりました。

基本的に話はうっとうしくて見ていていやな気分になってくると
途中で気がつき、8話あたりで断念しました。

つまらなくはないものの、決して面白くはない、
なんとも言えないアニメだったように思います。



・ミニレビュー:ログ・ホライズン

気づいたらオンラインゲーム内にいたので、
中で愉快に生活しようとするお話のようです。

序盤はすごくありがちで、
設定などの段階で、またか と感じましたが、
話が進むとオリジナル要素が見えてきました。

現実を残したままゲーム内で町おこしなどしたいように思えましたが、
圧倒的に状況説明不足です。

自分の意思で、ゲーム内で歩くとはどういうことなのか、
本体に対しどういうことを行えばそれが可能になるのか、
何か月もゲーム内にいるとはどういうことなのか、
からだ本体は無事でいるのかということを
だれもまったく考えていないのがわざとらしかったです。

さらには、キャラ同士のやりとりもすごくわざとらしくて
見ていてつらかったです。

ヒロインのアサシンが、一匹狼がアサシンの生き様と
言っていましたが、アサシンなら発生的に見ると
アサシンギルドとか暗殺者集団が元になっていて、
徒党を組むものではないかと疑問を持ちました。

内容は途中まで見られましたが、
ゲームから離れて自分たちで材料から作ろうとすれば
なんでも作れるようになる、という感じになったところで
なんだかばかばかしくなってやめてしまいました。

全体としては面白いとも面白くないとも言えない、
なんとも言えないアニメだったように思います。



・ミニレビュー:機巧少女は傷つかない

生きているような機械人形の少女をあやつる男の子が、
復讐あたりのためにそういう学園に入り、
戦ったりなにかしたりする話のようです。

魔法使いが使い魔やパートナーと一緒に
学校で戦うような話の、舞台を変えただけのような
お話になるように思えました。

ありきたりでつまらなそうな感じに思えました。
セリフも行動もわざとらしいです。

大体の流れは、事件→さむざむしいやり取り→無駄なお色気→
→かっこよくしたいシーン→寒々しいやり取り

という感じの繰り返しです。
9話で断念しました。

見ていて疲れる、つまらない感じのアニメでした。



・ミニレビュー:夜桜四重奏~ハナノウタ~

この世とあの世の境が弱い街で、街を守る市長の女の子と、
結界を管理する一族の男の子が
事件に巻き込まれて解決するようなお話です。

原作は多少読みましたがあまり覚えていません。

いきなり話がはじまったので、2期なのかと思ったら
1期だったようです。
ゲームの『デビルサバイバー』などのキャラデザインの人が
描いている漫画が原作ですが、絵が結構違うのが残念でした。

シナリオは、あの世から来た悪者が、
こちらの世界の秘密を知っていて
恨みを晴らそうとしているようなところで終わりました。
すごく消化不良な感じです。

アニメは、あの世からの瘴気に当てられておかしくなった人々を
主役たちが死にそうになりながら倒すと、
瘴気がぬけて次の時には仲間のようになっている
というような感じの繰り返しでした。

どうにか全話見られましたが、おもしろくはなく、
つまらないとも言い切れない、なんとも言えないアニメでした。



・ミニレビュー:ガールズ&パンツァー

主役は内気ですが、お遊びの戦車戦は強い女の子です。

前の学校で、戦車戦の大将をやっていたときに、
やられた味方を救おうとして倒されました。
それがいたたまれなくなったり責められたりして転校してきました。

転校先で戦車戦に強いことが知られると、
半ば無理やり戦車戦をやらされます。
仲間もできます。

途中で大会に参加し、大会で優勝しなければ学校がなくなると
言われたので、がんばります。
最終的には決勝戦できょうだい対決になりますが、勝ちました。


……というようなお話です。

まさか1期で終わるとは思っていませんでした。
そのせいで、全体のシナリオ構成にものたりなさを
感じるところがぼちぼちでてきたように思います。

まずは、最初の主役の性格描写。

主役は最初、内気な女の子として描かれています。
どうも今まで友達がいなかったようですが、
近寄ってくれる女の子が来たらすぐに、
「友達として!」「友達のために!」のように、
友達カテゴリに括って行動することに違和感を持ちました。

そこは、自分では友達かどうかわからず、
こちらに寄せてくれる好意のおかえしとして行動していくうちに、
向こうから友達と言ってくれてわかったり、
そのまま戦車に乗っているうちに、友情をふかめたり
していくほうが自然だったように思います。

主役のその、内気なり友達がいないなりの性格や立場も
いまひとつわかりません。
戦車戦では隊長もやっていたでしょうに、
その性格はありえるのでしょうか?

個人的には、最初から中盤過ぎ程度の性格であったほうが
自然だった気がします。


その他も、設定がこちらに知らされていなかったり、
甘かったりするところはもったいなかったです。

いきなり、素人に見つけてきた旧型戦車に乗り、
運転しろと言い出すのはさすがに無理があると思います。

また、主役は接近戦でも戦車から体を出し続けます。
そのわりには、戦車の大砲を打ち合っても、
死者が出ないようにしていると言いますが――絶対にうそです。

訓練用の模擬弾だとしても、装甲がこげたりへこんだりするレベルなのに、
あんなものが実際に生身の体にあたったら、
風穴があくどころか、普通にそれ以外の部分ももぎとられてミンチになります。

主役が体を出したままで敵から撃たれるシーンでは、
主役の頭がスイカになるシーンが頭にちらついて、
ひどくひやひやしながら画面を見ていました。
……まあ、そういう残酷シーンはなかったのでほっとしましたけど。


あとは、市街戦で家が壊されるシーン。
街なかで戦車戦なんかやって、家が壊れたらどうするんだろうと
思っていましたが、実際に壊れたところでは街の人が喜びました。
壊されたら、家の修理代金がもらえるらしいです。

そういう、設定がとにかくこちらには示されません。
戦車戦の大会があっても、ルールすらわかりません。
それが盛り上がりに欠けさせました。

通常、この手の話だと、主役か準主役かの位置に、
なにも知らない子が配置されます。

その子が強い子に聞いていくことで設定があきらかになり、
同じく何も知らない立場の視聴者も一緒に知っていくという
構成になるものです。
でも、このアニメではその位置にいる子がいなかったのが残念です。

見ている限り、戦車戦はかなりの数戦車が使えて、
その戦車はどんな戦車を使ってもいいようです。
また、戦車での戦いも、大体どんなことをしてもいいように描かれています。

それならもう、対戦車地雷をしかけたり、
戦車を待ち伏せしてガソリンかけて燃やしたり、
戦車から体を出している敵兵に襲い掛かって叩きのめしたりすればいいのにと
多少いらいらしながら見ました。

どこまで許されてどこまで許されないのか、
ルールの提示は欲しかったところです。


一方で、なるほどネタや小ネタがちょこちょこ入ってくるのは面白かったです。
雪中行軍のシーンでは雪の進軍を歌ったり、
照準器のシュトリヒの話もちょっとあったり。
好きな人が作ってるんだろうなあという雰囲気が伝わってきました。

それの体現のようなのが、キャラ名は忘れましたが
オッドボール三等軍曹です。
物知りキャラで、個人的にはこのアニメで一番好きです。


人間がからむところは、オッドボール三等軍曹のところ意外
特にたいしたことはありませんが、
戦闘に入ると意外と面白くなります。

したがって、最初のほうはたいしたことありませんでしたが、
中盤あたりから面白くなってきました。
全体としては意外とおもしろく見られたアニメでした。

1期で終わってしまったのがとにかくもったいないできでした。
最初から2クールあって、2クールを使った構成ができれば、
確実にもっとおもしろくなっていたと思います。
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