今日の午後はとてもよい天気でした。
暑すぎることもなくぽかぽかと気持ちよく、
風も軽く吹いてすこしだけ温度を下げていました。
これぞというくらいの理想的な春の日です。
こうなると、ものすごくどこかに行きたくてたまらなくなりました。
どこへかわからないけれど、どこかに行きたい、
行かなきゃいけないという内側の叫び。
ずっと感じながらも何かわからなかった、
この焦燥感や義務感にも似た心のうずきですが、
この前、これにとてもよく似たものを見かけました。
それは、『渡り』の衝動です。
魚や鳥、虫が渡りをしようとする前には
こんな気分かもしれないと、ちょっと納得できました。
車があれば、こんなときにドライブに行って、
気持ちを静められるのかと、車がとても欲しくなりましたが、
ドライブ中に、「見て、すごい景色!」「無理!」
なんてやりとりしている話を見たら、
車を持っていてもすべて解消できるわけでは
ないかもしれないと思えて、すこし考えてしまいました。
わたしは基本的に移動は自転車なので、
自転車でちょっと遠くに行っても、
途中、あたりを見つつ、適当にとまって写真を取りつつ進みます。
でも車を運転していたら、意外と周りは見られず、
適当に止めて写真を撮るようなこともできないのかもしれません。
……できるのかもしれませんが、よくわかりません。
助手席に座って、知らない景色が流れていくのを眺めているのは
すごく好きなのですけれど。
家に車があって、運転できているような環境だったら
また違ったのかもしれません。
適当に道の駅めぐりやダムめぐりなんかもあこがれますが、
車両費に高速代金も高いですしねえ。
そんなお金を払っても何一つダメージを受けないくらいの
収入さえあれば、買ってしまってもいいと思いました。
やはり問題はお金です。