暗号についての話をすこし目にしたら、素数について述べていました。
たとえば、ある数字を二乗した数字を出すのは簡単ですが、
その出た数字だけを見て、元の平方根を求めることは難しいそうです。
……でも、本当にそうでしょうか?
計算後の数字を割っていって平方根を出すのは難しいでしょうが、
計算後の数字の桁数から、元の数字のあたりをつけることくらい
簡単にできるではないでしょうか。
そして近似値を見つけたら、そこの間だけを総当り計算すれば
元の数字は見つけられるはずです。
というところで適当に書いた数字を計算して、
平方根の近似値を出せるかやってみたところ、
手動でも出せることはわかりました。
あれ? これってすごいことなんじゃない?
現代の暗号を解読できるんじゃない?
と喜び勇んで改めて暗号について検索してみると、
そういう話ではないとわかりました。
暗号では、平方根を求める話などは関係ありませんでした。
問題は、同じ数字同士をかけあわせるのではなく、
違う数字、それも違う素数同士をかけあわせるということでした。
その数字を分解して、二つの素数を見つけ出せるかというようです。
……うん、むりむり。
よく考えるほどよくわからなくなる話でした。
暗号化なんて、すごいことを考える人がいたものです。
でも、素数の話は結構おもしろかったです。
いまの数学では素数を求めることはできないのだとか。
そして、数学者が求めているのは、
素数を求めるきれいな数式だとか。
たとえば、欲しい素数をx、謎の計算を■として、
5番目の素数を求める式なら
5■=x
となるようなもののようです。
ひとつの素数から次の素数までの間は等比でもなく、
今の数学では意味がないならびにみえるのだそうです。
でもその点をつなげて意味を出せる数式が見つかれば、
それはとてつもない宇宙の神秘を
垣間見ることになるかもしれないのだとか。
暗号のことはよくわかりませんが、素数の点と点をつなぐのに
どんな法則が隠れているのかと考えると、なんだかわくわくします。