直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

楽譜が読めない

2016年02月20日 | ちょこのひとかけ


ごく通常の知能があるのに、文字を読むことだけに
困難がある人というのがいるそうです。

その内容を読んでいたら、文字がわからないので
いったんそれを読んでもらわなければだめだった
というような話があって、すこし思い至るところがありました。

わたしは楽譜を見て一応ピアノも弾けて、
耳で聞いたものを指に当てられもしますが、
初見の楽譜を見て弾くことはできません。

なぜかと言えば、楽譜を見て音階は理解できますが、
音の長さが理解できないからです。

もちろん音符を見て、四分音符も八分音符もわかります。
八分が四分の半分だというのもわかります。
たとえばレッスンで、「じゃあ四分音符の音を出して」
と言われたら、四分音符の分だけ音は出せます。
「じゃあ八分音符の音を出して」
と言われたら、もちろん先の四分音符に比べての
八分音符の音を出せます。

でも、「じゃあ楽譜を見て、この曲を弾いてみよう」
と音符が多数つらなったものを見せられたら、わたしは弾けません。
どの音をどれだけの時間出して、別の音をどれだけの時間出せばいいのか、
楽譜を見ただけではまったくわからないからです。

ではどうやって弾くのかと言えば、
いったん別の人が弾いてるのを聞かせてもらい、
それを覚えたのちに、楽譜のその場所とつき合わせて長さ情報を出して
弾いています。

そんな弾き方なので、楽譜を見ても
半分うろ覚えで弾いていたのではないかとふと思いました。
そしてそれは、文字が読みにくいという人と
同じことをやっているのではないかとも思いました。

そして、それを思うと、人の顔がわからなくなることや
弱色盲と似ているかもしれないともぼんやり思ったのですが
うまくまとまりません。

弱色盲の人は、単独で色が出てくると、その色がわかるそうです。
でも数種の色を混ぜられると、各色の区別がつかなくなるそうです。
わたしは、単独で音符が出てくれば、その音符のすべてがわかります。
でもたくさんの音符の中に混ぜられると、全部がわからなくなります。
わたしは、『たくさん』の人の中にいる人を見分けられません。
そこの概念がすこしひっかかります。

外で親に会っても顔がわからないかもしれません。
家の中で会うからわかるのであって、『ある場』の雰囲気上で
会えば理解できるようなそうでないような。
しゃべれば声でわかるし、たぶんにおいでもわかります。
となるとたくさんでもひとりでも顔では見分けつかない気もしますし、
もうすこし考える必要はありそうです。

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