シリコン型を作る際、シリコンを流したあと石膏を流し込んで固めます。
とりあえず質はどうでもいいので、安くて硬くなればいいと
いままでは適当に買ってきたものを使っていましたが、
しばらく使っていた切れました。
そこでまた、適当に買ってきました。
……が。石膏にもよしあしがあったようです。
いままで使っていたのが、
下村石膏のA級という焼石膏。
粉100gに対し、水65gを入れて練ります。
練ったあとはコーヒーに入れる、小さなカップに入った
ミルクのような色と粘度になります。
これは2時間たつと、じめっとしているもの結構しっかり固まります。
型からはずしてしばらくおいておけば、
かなり硬くなります。
新しく買ってきたのは、
東京サンホームの焼石膏 YS-1というもの。
これは、粉130gに対し、水100gを入れて練ります。
公倍数にして並べてみると、
下村の石膏は粉1300gに対して水845g。
サンホームの石膏は粉1300gに対して、水1000g
155gも水の量が違います。
サンホームの石膏は値段が高いのに、
いくら時間をかけてもじめっとして、
あまり硬くなりません。
しかもつめでこすると、水で溶いた小麦粉を固めた感じで
粉がざりりと取れてきます。
粉に対しての水分量は本当にあっているのでしょうか。
すこし力をいれただけで割れてしまい
なんの役にも立たなかったので、
安いほうの石膏を買いなおしました。
正直、がっかりです。