古代日本を調べていたところ、
和泉でなぜ『いずみ』と読むのかについてわかりました。
そもそもの『泉』を考えると、その語源は『出づ水』です。
水が出る場所、水が出てたまる場所です。
この泉に関連する場所は、名前に泉がつきます。
地名の泉は、おそらく最初は『泉』の一文字だったのでしょう。
でも、日本では西暦700年ごろに、
地名は漢字2文字のいい感じの字を使えという命令が出されました。
これに対応するには、一字『泉』なら、
語源を元に、『出水』と書いて、いづみと読めばいいだけです。
実際、そうしている地名も異常なく見つけることができます。
では、なぜ、言葉の由来どおりに『出水』とせずに、
頭にわざわざ『和』という字をつけて
『和泉』で『いずみ』と読ませるようにしたのでしょうか。
……ということ自体について調べてはいなかったのですが、
古い神道について調べていたところ、答えを見つけました。
『和泉』の元は、『出水』の『泉』ではなかったのです。
なにかといえば、神道関連名です。
神道に関連する名前なので、
拠点となったところに地名が残ったのでしょう。
だから、関連のない『山』という地名に『和』がついて
『和山(やま)』という地名が存在することもなければ、
『川』という地名に『和』がついて、
『和川(かわ)』という地名が存在することもありません。
これがわかると、『和泉』の読みがわかります。
『泉』で『いづみ』と読むので、
頭についた『和』は無声音だ、と
言う人がほとんどだろうと思いますが、そうではありません。
『泉』と『和泉』では発音が違います。
実際どう読むか、なぜそう読むと言えるかについては
多少まとめているので興味があればどうぞ。
神道や古い時代の日本語についての理解も必要となる、
すこし専門的な話になってしまいますけれど。
・古代神道が語る邪馬台国 第03巻
和泉でなぜ『いずみ』と読むのかについてわかりました。
そもそもの『泉』を考えると、その語源は『出づ水』です。
水が出る場所、水が出てたまる場所です。
この泉に関連する場所は、名前に泉がつきます。
地名の泉は、おそらく最初は『泉』の一文字だったのでしょう。
でも、日本では西暦700年ごろに、
地名は漢字2文字のいい感じの字を使えという命令が出されました。
これに対応するには、一字『泉』なら、
語源を元に、『出水』と書いて、いづみと読めばいいだけです。
実際、そうしている地名も異常なく見つけることができます。
では、なぜ、言葉の由来どおりに『出水』とせずに、
頭にわざわざ『和』という字をつけて
『和泉』で『いずみ』と読ませるようにしたのでしょうか。
……ということ自体について調べてはいなかったのですが、
古い神道について調べていたところ、答えを見つけました。
『和泉』の元は、『出水』の『泉』ではなかったのです。
なにかといえば、神道関連名です。
神道に関連する名前なので、
拠点となったところに地名が残ったのでしょう。
だから、関連のない『山』という地名に『和』がついて
『和山(やま)』という地名が存在することもなければ、
『川』という地名に『和』がついて、
『和川(かわ)』という地名が存在することもありません。
これがわかると、『和泉』の読みがわかります。
『泉』で『いづみ』と読むので、
頭についた『和』は無声音だ、と
言う人がほとんどだろうと思いますが、そうではありません。
『泉』と『和泉』では発音が違います。
実際どう読むか、なぜそう読むと言えるかについては
多少まとめているので興味があればどうぞ。
神道や古い時代の日本語についての理解も必要となる、
すこし専門的な話になってしまいますけれど。
・古代神道が語る邪馬台国 第03巻