直列☆ちょこれいつ

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レビュー:どきどき魔女神判!

2010年05月03日 | レビュー系


ニンテンドーDS用のゲームです。

主役の男子が住む町、通う学校に魔女の子が
紛れ込んでいるので探すようにと天使に脅されて、
男の子はしぶしぶ命令に従いながら、
あやしい女の子を問い詰めては
タッチペンでぐりぐりしたり、
マイクではあはあしたりして、
女の子が魔女であることを暴く……というお話です。
ジャンルは一応コマンド選択式アドベンチャーの、
ラブゲームになるのでしょうか。

ゲームのタイプとしては、パソコンのアダルトゲームに
非常に近い感じです。
主役が高校生というのもよくあるパターンで、
高校内部を時間単位で移動して友好度を上げ、
行為に入ったらお触りアイコンや見るアイコン、
舐めるアイコンをクリックして、
マウスクリックやドラッグでぐりぐりする、
基本的にはそういう系統のゲームです。

パソコンゲームでは昔からあったものを、
マウスを使わずにDSのタッチパネルで
直接場所を狙っていじれるようにしただけのゲームと
言ってしまえば、ある意味それだけのゲームです。

話は一応は魔女を探す、というもので、
どうして探すことになって誰が黒幕なのかという
ちょっとした物語はあります。
でも、基本的にはそういう系統のゲーム同様に、
ないに等しいです。
ですが、基本的に軽く、ばかばかしく、
ちょっとした場所をクリックして出てくる小ネタなども
笑えたりするので気軽で楽しいです。

途中、一話ごとにタッチ操作が必要な格闘アクションが
すこしあるのですが、それはいろいろと微妙に思いました。
たとえばこちらの攻撃は、敵が動き回るために
動き回る敵にあたらないことも普通にあります。
でも、敵の攻撃はかならずこちらにあたります。
ダメージを受けないためには敵があたりまえにしている
『避ける』という概念は存在せず、
必ず防御しなくてはいけないのです。

また、そのバトルは、終わった後で
お楽しみモードに突入するので、
売りであるお楽しみモードの前にセーブして、
そこだけをやり直すことができません。
2週目を終えたあとの特典ででてくるらしいので、
わざわざそういうつくりにしているのだろうとは思いましたが、
いざ2週目をやってみると、ストーリーに変化があるわけでもなく
同じことをもう一度やるだけなのでだれてしまいました。
2週目で新キャラが登場するなどの、
大幅な変化が無いのであれば、1週目を終わった時点で
要素は全部出して欲しかったと思います。

お楽しみモードは、一番の問題に思ったのは、
DSならではの上下分割画面です。
パソコンならグラフィックがとぎれることなく
スクロールしたり、一画面でおさまったりするところを、
DSの横長画面二つでは、真ん中が切れてしまって
今ひとつ気分が出ませんでした。

それに加え、パソコンであればどこでもマウスに
反応があるものが、DSではタッチはした画面だけ。
上画面に写っている部分に反応させたいと思う場合、
下までスクロールさせなければいけないのも意外と手間で、
地味にめんどくささを感じました。

その他システム面では、
パソコンゲームではもうあたりまえだけれど、
携帯ゲーム機では標準とはいかない、文章の読み直し機能や、
登場キャラが決まった言葉だけですが
一言しゃべるなど、意外と凝った作りでした。
ただ、これもパソコンゲームでは、
1枚絵で出てくると思われるイベントシーンで、
何一つ出てこないのは物足りなく感じました。

一回目をやる分としては、気軽でばかばかしくて
結構おもしろかったです。
二週目以降ではグラフィックを集めることもなく、
おまけを増やすための隠しキャラ探しくらいしか
目新しいものはないのでだれてしまって
残念、というところでした。
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