わたしは歴史にははまったく興味がありません。
よって、歴史の常識は一切なく、年号なども知りません。
……が。中古文学や古い神道などは古文や古文書を見たり読んだりしています。
というところで、まったく興味のない歴史の既存研究などは
一切無視をして、古事記や日本書紀などを、
竹取物語などを解読するように文章として読んでいたのですが。
そこで、ふと目にした天孫降臨の地がわかったのは先日のとおり。
場所がわかるならば、天孫降臨の文章も読めるのではないかと思い、
読んでみると、それが西暦で言えば何年くらいかというのがわかりました。
ただ、西暦何年かずばりというのではなく、
5年や10年の幅がある、『西暦何年ごろか』というレベルですけど。
なぜその西暦がわかるのかといえば、古い神道の研究です。
天孫降臨に関係する文章の中に、
古い神道の文章とほぼ一致する内容を見つけました。
古い神道の文章では、そのできごとが西暦何年ごろかというのが
示されているので、それと同じ内容の天孫降臨が
何年ごろかというのは一緒にわかってしまうのです。
それがわかったので、ほかの人は天孫降臨を
西暦で何年と考えているのかと見てみたら、
なんだかものすごく古くとらえているものばかりでした。
そのよくわからない古さを基準点として、
つじつまが合うように天皇の長さを計算しているせいで、
変なことになっているようです。
神社や神様に関連する文章をよく読めばわかることですが、
天孫降臨はそんなに古くはありません。
いわゆる西暦の、0年よりも後の話です。
神道や神様、歴史に興味がある人に考えてもらえるなら
詳しい研究内容などもだしたいものですが
どんな学会に論文だそうと、通らないのが残念です。